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仙台市立川平小学校、科学・工作クラブへの出前講義「キャベツとブロッコリー--両方の遺伝子を持つ植物は??? --」(10/21)

2009.10.21

 9/1の仙台市立川平小学校での出前講義「「花の不思議な世界」--りんごの花からリンゴができるまで??--」が、児童の皆さん、先生方に好評だったこともあり、今回は「科学・工作クラブ」で、「環境問題・低炭素社会」という問題を解決する重要な因子である「植物」の多様性、ということで、キャベツとブロッコリーを取り上げました。

 キャベツとブロッコリーは、いずれもラテン名で、「Brassica oleracea」に分類される植物というのか、農作物で子供たちにもおなじみの野菜であり、この両者を交配して、雑種を採ることができます。前回の講義をしたあと、子供さんの1人が、「アサガオ」と「ヘチマ」を交配しようとしたとか。アサガオはヒルガオ科、ヘチマはウリ科。科が違うので、雑種を採ることが不可能です。そこで、子供さんたちの興味である、「雑種」を作るということには、キャベツとブロッコリーが、よいだろうと判断して、講義をすることにしました。

 キャベツとブロッコリーの育ち方を講義したあと、キャベツとブロッコリーの苗を観察したり、食味が同じか、違うのか、体験してもらいました。最後には、畑に植えてある「キャベツとブロッコリー」の小さな双葉になった苗に水やり、栽培管理を説明して、終わりとしました。

 12月には、「雑種」がどのようなものになるのか、まず、想像してもらい、来春に、実際に交配をして、雑種を作ってもらおうと思っています。子供さんたちと楽しんで、新しい植物を作ってみます。


 わたなべしるす

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