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愛媛県立今治南高校での特別実験と講義「トマトの交配実験、高等植物における生殖・受粉反応--自家不和合性・受精・品種改良--、進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性--花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構--」(10/26)

2009.10.26

 10:00-17:00という長丁場で、交配実験、講義を行いました。今治では2校目になります。今治南は、普通科と園芸クリエイト科という構成で、園芸クリエイト科では、実験と講義、普通科では、講義となりました。

 昔は、たぶん農業科といわれていたのかもしれませんが、今は、園芸クリエイト科といわれ、農作業の基礎から、花きの飾り付け等幅広く行われており、そうした生徒さんたちに、温室のトマトを使って、花の解剖・観察、おしべの数を制限したときに、トマトがきちんと結実するかということを、実験してもらいました。さらに、講義では、果樹園芸で学習済みである「自家不和合性」をアブラナでその分子機構まで概説し、最後には、F1育種の重要性を講義しました。いつも思うのは、とても作物が管理されており、こうしたところできちんと管理された植物で、形質評価をしたいものだと。。。

 夕方にかけては、普通科で、「自家不和合性」の現象をダーウィン生誕200年の意味から始め、自家不和合性の遺伝学的意義、分子機構、多様性などについて講義しました。ぜひ、園芸クリエート科の生徒さんたちと、将来共同究をしてほしいものだと思いつつ、質問を受けたりしたのでした。


わたなべしるす

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