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お知らせ

石川県立小松高校でのSSH特別講義「博士になるとは?研究者とは?---いろいろな出会いがあり、決断があり、そして。。。---」とダイコンコンソーシアム研究指導(10/30)

2009.10.31

 ダイコンコンソーシアム研究指導と講義を行うということで、小松高校へ伺いました。北陸地方の高校で、出前講義を行うのは初めての機会でした。SSHプログラムを今日か融合的に行うことの表れでしょうか、SSHプログラム推進室のようなものがあり、大学での21-COE, G-COEを思い出し、よいシステムだなと。。

 講義は、1, 2年生を対象にして、500人近い規模で、「キャリア教育」を行いました。とてもまじめな生徒さんで、それなりに笑いをとれそうなことも話をしたのですが、とてもまじめに聞いて頂き、すがすがしさを感じました。1年生はこれから、文理選択だそうです。2年生は、本格的に希望校、学部を決める頃でしょうか。何かのお役に立てればと思いますし、生徒さんからのコメントが来るのを楽しみにしております。ここで教えた生徒さんとまたどこかで会えるのを楽しみにしています。

 そういえば、寺岸先生が教えているクラスでは教室に「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉を掲示しているのだそうです。とても感動しました。この言葉を大切にして、がんばってください。

 SSHで2つの研究を見せて頂きました。11/3に発表会があるとかで、発表練習も見せて頂きました。ダイコンコンソーシアムの方では、室内で栽培したときの成長に対して、光の量、質がどのように影響しているのか、また、室外では土質により、生育がどのようになるのかを調査しておりました。なにより、小さな畑を作られ、元気に育っているダイコンを見たとき、きちんと管理している先生と生徒さんの熱心さを感じました。もう1つの研究は、「レインボーフラワー」というもので、何でもオランダの会社で開発した7色のバラらしく、維管束を通して色素を吸わせて、花弁の色を変えるのだそうです。方法が企業秘密ということから、生徒さんたちは、色素の種類、花の種類などを変え、どうやれば、7色に変化する花弁を作ることができるのか、とても工夫して、「キク」を使って成功していたのを見て、感動しました。さらに、この取り組みをしているのが、異なる部活動をしている生徒さんたちのコンソーシアムとして、行っていたことです。時間が足りないのを、それぞれの部活で身につけた工夫すべきポイントを出し合って、研究推進していたのは、まさに、領域融合のモデルのように関しました。さらなる発展を楽しみにしています。

最後になりましたが、寺岸先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。


わたなべしるす

追伸 関連記事が、ダイコンコンソーシアムHP, 小松高校HPにあります。
あわせてご覧ください。

http://daikon-c.com/activity/2009/11/05150735.php
http://www.ishikawa-c.ed.jp/~komafh/rireki/daigakukyouju_shuuchoukouza.pdf

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