東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.09.13

科学者の卵 総括4 「Greetings, eggs!」

Greetings, eggs!

I am Kazushi Tsuji, fifth year at Sendai Seiryo Secondary School.

と、いうわけでみなさん一ヶ月空いての科学者の卵、お疲れ様でした。

 

 

 

さてさて、今回の科学者の卵では待ちに待った英語交流サロンが始まりました。

英語交流サロンでは、卵6人、留学生2人のグループになって互いに自己紹介をし、自分たちの研究や夢についてコミュニケーションをとり、昼食も一緒に食べました。

待ちに待ってはいたのですが、今回の英語交流サロンは失敗してしまったな、というのが私個人の感想です。自分の言いたいことがいえない、色々と質問したり話してみたいけど話せない。単純に英語コミュニケーション力がない、というのも原因の1つだと強く実感していますが、それ以上に考えすぎずに話を続けたり、聞き取れなかった時には聞き直したりなどといった積極性が足りないことが1番の原因だと自己分析しました。何より同じような反省を中学3年生のころAPUで留学生の方と交流した際にもしていたのが自分のダメなところだと感じます。

私の学校は英語に力を入れていることもあり、学校行事、または普段の学校生活の中で英語を利用する機会が多いです。そのような意味では自分は恵まれているはずなのですが、積極性がないためにそのような機会を無駄にしてしまっているのかもしれません。

11月には、私はニュージーランドにホームステイに行きます。そうでなくても、英語でのコミュニケーションは今後の私にとって不可欠なものであります。

英語コミュニケーション力の問題は何度も失敗して反省し改善していくとして、積極性については今すぐに改善しなければ、と思いました。積極的に英語を使っていかなければ英語で失敗することすらできませんから。

来月の英語交流サロンでリベンジします。

 

 

 

英語交流サロンの次にはまず、徳山豪先生の「理論計算機科学への招待~数学を用いた最適化と高速化~」の講義がありました。

メモリのない定規とコンパスだけで正方形の面積を23倍にしていく方法の実演が興味深かったです。大昔の計算は幾何学で行われた、という意味が実感できました。

IMG_2111.JPG

正方形の面積を23倍にしていく方法。

 

また、数学が世の中でどのように活用されているのか、暗号解析のための数学、情報活用のための数学など、様々な場面での数学の応用についての話をしていただきました。

私たち高校生は数学を毎日学んでいますが、実際に使うのはずっと先のこと。それ故に数学を学んでいてこれが将来どのように応用できるのか想像できず、学ぶ意義を疑うことがあるのも事実だと私も思います。しかし、今回の講義を受けて、なんとなくではありますが将来、自分が数学をどのように使うかを想像でき、数学を学ぶ意義がわかりました。

特に、「ビックデータ」に関しては、私が取り扱うであろう分野の一つになると思うので今後も注目していきます。

 

 

 

最後の講義は渡辺正夫先生の「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構」でした。

この講義後のレポートに、自家不和合性を有する植物の生殖における利点問題点、また、自家不和合性のない植物の利点問題点を書きなさい、という課題があったのですが、満足いくものを書けなかったので、少しだけこのブログで復習します。

 

 

まず、自家不和合性を有する植物の利点は遺伝的多様性を効率的に維持できるところだと思います。例えばミツバチの行動範囲に2つの同種の同じ日に咲いた植物があるとします。それが雌雄異熟で遺伝的多様性を維持しているものだったら、受精は不可能です。しかし自家不和合性ならそれが可能です。同じ日に咲いたという仮定が多少理論的ではありませんが、この仮定からわかるように、雌雄異熟は受精の確率を上げるために、自家不和合性より多くの種が必要でしょう。その点、自家不和合性は遺伝的多様性を効率的に維持できると思います。

また、自家不和合性の問題点は、受精だけに着目したら自家和合性と比べ効率的でないところです。自家和合性を有する植物は自分の他に植物がいなくても受精が可能です。しかし、自家不和合性の場合は少なくとも自分の他にもう1つの植物がないと受精できないので、受精確率を高めるために自家和合性と比べ種が行き着く場所を密集させる仕組みが必要になります。(人間の介入でその問題はなくなりますが。)その点、自家不和合性は自家和合性と比べ効率的ではないでしょう。

 

 

 

話は逸れますが、レポートの別の課題に遺伝的多様性の例を挙げなさいという課題があり、私は食虫植物などを例に挙げました。課題内容に身近に見られるものと書いてあることを思い出し、失敗したと後悔していたのですが、ある身近なものに食虫植物の遺伝的多様性が現れていました。

それは、キウイフルーツです。もちろんキウイフルーツは食虫植物ではありません。が、系統図を辿るとキウイフルーツは、食虫植物と比較的近い位置にあるのです。

IMG_2113.PNG

キウイフルーツはツツジ目マタタビ科で、ロリデュラ科、サラセニア科は食虫植物です。

似ても似つかないキウイと食虫植物、そんな2種類の植物から遺伝的多様性を感じることができました。

IMG_8984.JPG

去年私が筑波実験植物園に行った時に見た食虫植物。

 

 

 

さて、レポートの復習はここまでとします。

講義後にテオシントのヒーローが今のトウモロコシなのですか、と質問したのですが、それはヒーローとは関係ない品種改良の結果だと仰っていました。その質問を受けて、今日に至るまでの作物の品種改良の話などもしていただき、ためになりました。

そのほかにも、下等植物には自家不和合性のようなシステムがないのか疑問に思いました。(が、質問するのを忘れてしまいました...。)

渡辺先生には自家不和合性などの話以外にも「研究」に関する話もしていただきました。その中でも「サイエンスとは、論文そのものがゴールではない。」という言葉、その言葉の中の「サイエンス」と「論文」は様々な物事に入れ替えられるという話が印象に残りました。

私はいま、学校で研究論文という活動を行なっているのですが、その論文の内容は論文完成の「先」を見据えて決めました。渡辺先生の講義を受け、研究論文の完成だけで満足しない、何事においても「先」を見よう、と改めて思いました。

 

 

 

さてさて、次の科学者の卵は1014日、

①英語交流サロン

②堀井明先生の講義「がんを知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~」

③川添良幸先生の講義「自然を正しく理解する?-やってみても分からない-

です。

今回の英語交流サロンの時の留学生の1人が脳のがんについて研究していたということもあり、がんについての講義、楽しみです。次回も予習して臨みます。

 

 

 

英語交流サロンで積極性がないと反省しましたが、講義の際にも疑問がすぐに浮かばなかったりレポートに精一杯になってしまったりしていて積極性が足りなかったな、と帰りのけやき並木で考えていました。

次回以降の科学者の卵では、もっともっとクリティカルシンキングしていき、積極的に講義を受けていきたいです。

 

 

 

なんだかはじめに "greetings eggs!"と元気に言っていたとは思えない締めになってしまいましたが、また来月、青葉山で。

 

 

 

それでは。

 

 

 

参考:

陸上植物の進化(http://www.nibb.ac.jp/evodevo/tree/13_14_02_Ericales.html)

 

 

 

前回→ニュートリノ研究に夢をのせて 総括 次回→公開サイエンス講座 総括

投稿者:仙台市立仙台青陵中等教育学校

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