自分の研究に時間を使いすぎたためか長い期間ブログに手を付けることができませんでした...。反省しております...。青森県立八戸高等学校一年の二階堂有希乃です。
昨年の夏になってしまいますが、第三回の講義について書いていきたいと思います。残りの冬休みでどうにか1月分まで書き上げたいと思います。え?実力テスト?そんなもの知らないです。
第三回目の内容は「量子アニーリングと未来の情報科学」、「DNAと遺伝子組換え植物」でしたね!
量子消しゴムや、シュレディンガーの猫等で量子については多少なじみがありましたが、量子コンピュータについて学ぶのは初めてでした。先入観としては、きっと複雑な式で難しいプログラムが必要なんだろうな...と思っていました。そのため、二次関数が根底にあると聞いたときはかなり驚きました。「理解できる数学が入ってる!」そこにトンネル効果というまたなじみ深い単語につながり、量子コンピュータの研究に希望が持てました。研究に希望が持てたというのも、八戸高校では東北大講座というものを開催しており、希望者は大関先生の研究室の方々にサポートされながら量子コンピュータを用いた研究を行えます。私もそれに参加しており、ちょうど卵の日程と研究室訪問の日が重なっていました。私は一年生のため、今回の研究室訪問から研究スタートで、卵の翌日から研究開始でした...。
とまぁ、これは後程。さて、分野がつながるということはよく聞きますが、今回の講義の中でも超電導が出てきました。なぜかこの講義の前から超電導に関することばかり耳に入ってきました。そのせいか、超電導と出てきたときは反応してしまいました。関連するものがかなり多く、ここでも使うのかと思った記憶があります。ささやかに出てきた程度ですが、かなり衝撃を受けました。量子コンピュータの仕組みについて学んだあと、計算手法へと話題が移りました。具体的数式プログラム方法と題された部分は先生の説明もわかりやすく、「わかる!!」と思ったのですが、レポートでは自分のやりたいことの指揮を立てることができず惨敗しました...。かなり悔しい...。しっかり勉強して研究したかったため、現在学校の図書室においてあった量子計算理論を読んでいます。着実に使えるようになってきているような気がします...。気がするだけじゃないといいな。
そして、東北大講座の研究についても軽く紹介させていただきます。私たちのグループでは「学食の幸福度の最適化」というテーマで研究を行っています。学食で何を購入するか、その待ち時間などを組み入れたものです。幸福度というのは、その人が食べたいものを食べられたのか、という部分で幸福度と定義し、幸福度の値はランダムで入力しています。面白いことに、パラメータが弱かったために、「食べない」と選択する人が研究中出てきました。確かに、最適解...。かなり強くすることで解決しました!大関先生には大変お世話になりました...。ありがとうございました!!今後は、「一緒に誰かと食べること」「今まで何を食べたか考慮し、その時の自分に合ったメニュー、待ち時間、食べたいものを考慮する」「価格」といった面も組み入れたいと考えています。こんなのはどう?というアイデア等ありましたら教えていただけると嬉しいです。
量子コンピュータについては、日経サイエンスの特集やクラウドサービス程度しか知りませんでした。あ、量子コンピューターチップをご覧になったことはありますか?とても美しいですよ!あ、グーグルのチップです。ぜひご覧ください!!こんなにきれいなものが、あのえぐい計算をしているのかと思うと、それに比べて自分は何もない...と思ってしまいます。研究でより秀でることができるよう努めてまいります。余談ですが、大関先生の名刺、非常にかっこいいんです。うちの先生が感動してました。
投稿者:青森県立八戸高等学校