東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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令和元年度 活動ブログ

令和元年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2020.01.09

着実に成長中(Ⅲ)

こんにちは。青森県立八戸高等学校第一学年の二階堂有希乃です。まさか一回の講義で記事を3つもあげることになるとは...。自分でも驚きです。脱線しやすくて...。一人でふらっと気になったところに行ってしまうので、修学旅行中は班員にがっしりつかまれて自主見した思い出があります。今回はさすがに脱線要素少ないので大丈夫かと思います!安心してお読みください。

時系列に沿っていくと、まずはサイエンスカフェですね。

サイエンスカフェ自体は知っていましたが、私の地元ではないので参加は初めてでした。今回は倫理がテーマで特に「生命倫理」が印象深いです。生命倫理といえば中国の研究者がエイズの耐性を持たせた双子をゲノム編集で生み出した、というニュースが思い出されます。講義の中でも取り上げられましたね。ちなみにCRISPRとゲノム編集でよく見かけますが、「clustered regularly interspaced short palindromic repeats / CRISPR associated proteins」というものの略称のようです。https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2015.870686/data/index.htmlCRISPR-Cas9についてはこちらからどうぞー。関係ないことを言うとHNHドメインがNHKドメインに見えてしまった(´・ω・`) 賀建奎氏はかなり批判を浴びていましたが、昨年末に懲役3年、罰金約4700万円、生殖技術の研究関与禁止という罰に処せられたことは記憶に新しいです。てっきり双子だけだと思っていたら、双子を「含めた」3人を出産させていたようで...。3人の健康状態は明かされていないようです。


 ルルとナナが生まれたのが2018年ということにまず驚いています。2018年ってもう2年前か。もうそんなに経ったんですね...、はや...。このニュースを知ったのは朝食をとっていた時だったんですが、かなりの衝撃にテレビの前まで行って座りこみました。口を開けてしまっていた気もします。その時の私の頭の中には「倫理的にまずいのでは」「エイズ耐性はいいのかも...?」とことが浮かんでいました。しかし、エイズは長年研究されていたため、危険を冒してまでこのようなことをする意味はなかったようなのです。あげられるリスクには「短命」があります。当時の自分は「エイズ耐性があるなら人よりちょっと生きやすいのかな」なんて思うくらいのバカでした。さすがにその考えは変わりましたが、「とりあえずダメ」と小学生並になっていました。高校生になり、実刑判決が研究者に下ったということで、しっかり理解しておこうと今に至ります。


なぜ短命になるのか。エイズウイルスが免疫細胞に感染時、結びつく受容体CCR5を編集したからのよう...。このCCR5たしかにHIVを予防することはできますが、これを編集することでインフルエンザ等の一般疾患で死亡する確率が高くなるとのことです。



このCCR5遺伝子に、Δ(デルタ)32と呼ばれる型がある。正常な遺伝子と比べて塩基が32対欠けており、基本的に壊れている。そのため、この遺伝子型の人はエイズウイルスに感染しないと考えられている。だが、エイズの治療は既に長いこと研究され、成果をあげている。したがって、多くの専門家は賀氏の措置が医学的に必要ないと指摘していた。しかも、CCR5-Δ32型は他の病原体に感染しやすく、別のリスクを生み出すという。例えば、2015年の研究では、CCR5-Δ32を持っている人は、インフルエンザで死亡する確率が4倍近く高まることが示された。(参考記事:「エボラにもエイズにもインフルエンザにも効く薬」)(NATIONAL GEOGRAPHICの記事https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/060500332/?P=2より引用)



エイズ耐性をもたせた意味がないように感じました。 免疫疾患になるエイズを予防→病気にかかりづらい ならまだ分かりますが、 免疫疾患になるエイズを予防→でもほかの病気にはかかりやすくなる、死亡率も上がる  本末転倒のような気がします。医療は人を治癒するものであるから害する方向にもっていくことは言語道断許されないことではないかと思っています。第一人者になりたかったのかもしれませんが、安全性が立証される前に行うことや、ヒトの遺伝子をいじるという点で見ても、これはメディアに称される「愚行」で合っているのかも...と思います。デザイナーベビーをWHOでまとめようとしている、とありましたがやはり科学技術の進歩は規制などが完成するよりも先に行ってしまいます。規制ができる前までの穴をつくものも多く出るでしょう。多くの人が倫理を学び、踏まえるべきだ。という意見が今回のサイエンスカフェで多く聞こえました。この意見を裏付けるように、今回の裁判で賀建奎氏は倫理違反と知りながら行った旨を述べています。やはり知っているだけで終わるのはダメなのです。犯行動機を判決では「名声や利益を図るため」としています。倫理<名声・利益によって起越してしまった行動。これは科学者だけに通じるものではないでしょう。企業でも起こりうることです。研究者はおそらく誰しもが最初は興味のあることを突き詰めようとして研究するはずです。少なくとも私は面白そうなことをひたすらに研究することが好きだから自然科学部に所属しています。まぁ、賞が取れないとき悔しさは感じますが...。自分がすごくきれいだなーって思ってた先輩の研究が最優秀賞じゃなかったときとかはほんと発狂レベルですよ。自分の好きな研究が評価されない時は自分が受賞しない時よりもかなり堪えます。あぁ、論点がずれました笑 「倫理を学ぶべきだ」「倫理を踏まえるべきだ」とはいくらでも言えます。では意識をしていて踏まえることができるか?となりますね。「ーーするように意識をしたい」こんなものは小学生だっていえます。ちなみに私は小学校からずっと何かの感想文書くときはこれで締めています...。「意識をしたい」「踏まえたい」あぁ、そうですか。これで終わりです。具体例は?とか聞かれた日にはどうなるんでしょうね。これらの言葉はいくら本心であっても、だいたいその場しのぎのようなもののはずです。私は、倫理を学ぶよりも、もっと深いところまで自分で考えることが大事だと思います。今回の講義では知識を享受するだけではなく自分たちで活発に考えました。しかし、自分たちの考えはまだ本質までいっていないように感じます。表面の概要をどうにか掬い取っただけ。哲学的な思考で倫理を掘り下げていけば、自分の中にも色濃く刻まれるのではないでしょうか。ただし、このやり方が最も適切だという保証はどこにもありません。人間の思考を理解して制御することは本当に難しい...。私が挙げたものはあくまで一例です。読書感想文などを書くとき、一通り読み終えて自分の意見を文章に書きだしていくと、自分でこんなこと緒を思っていたのかと驚くような考えが文章に現れたり、自分で思いもよらないところにたどり着いたりします。頭の中で考えるだけではなく、自分で実際に文章に起こし、意見文のような形式にするとより深く物事を捉えられると思います。一度ぜひやってみてください。書いていて面白くなってきますよ。


「化学反応の場を探る~アテリアルデザインと新物質~」は(Ⅰ)(Ⅱ)のほうで書いたためとばして、「パネルディスカッション」に行きたいところですが、まさかこんなにサイエンスカフェで書いてしまうとは...。安心してお読みください、はフラグだったんですね。パネルディスカッションは(Ⅳ)に回します。今回はここで切ります!お読みいただきありがとうございました。


投稿者:青森県立八戸高等学校

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