他の受講生の皆さんがまとめに相応しいことはたくさん書いてくださっているので、私は大まかに振り返るだけにとどめようと思います。全講義を受け終えての第一の感想は「何とかやりきったな」といったところでしょうか。私は突出して得意なものはなく、強いて言うなら植物の進化論が好きかなぁ程度の学生でした。なぜ応募したかは1つ目のブログにあるので割愛しますが、ありがたいことに受講生として選出していただき、貴重な経験をさせていただきました。講義の内容にも他の受講生にもついていくのがやっとで、毎回毎回ヒーヒー言いながら参加していました。でも参加して良かったと思います。確かにつらく感じたこともたくさんあったけど、確実に知識や科学的な視点が増えました。そして、直接会うことは出来なかったけど、科学が大好きな仲間たちがたくさんいることが分かりました。彼らと切磋琢磨しあえる大学生となって再会したいなぁと思っています。過去に戻ってもう一度全講義を受けたい気持ちもありますが、今のところそれは叶いそうにないので、大学に入学してからの楽しみにしたいと思います。これ以上語るとキリがなくなりそうなのでこの辺で。
約半年という短い間でしたが、先生方、事務局の方々、そして他の受講生の皆さん、本当にありがとうございました。いつか皆さんとお会いできることを信じて精進していきたいと思います。そして、このような拙いブログを読んでくださりありがとうございました。タイトルの統一感のなさは相変わらずですが、ブログの内容は少しは成長した‥‥と信じておきます。
では、また。
]]>
さて、僕はこの半年間、このブログで様々なことを書いてきました。それが僕がこの講座に参加して学んだすべてのことなので、あえて今回は長々と感想を書き連ねないことにします。ぜひ前回までのブログをご覧ください。ただ、
"ありがとう"
とだけ書き記すことにします。それでは皆さん、さようなら。
]]>約半年間お世話になった科学者の卵養成講座も、とうとう閉講式を迎えてしまいました。あっという間ではありましたが、とても濃い日々でした。では、最終講座の感想を書かせていただきたいと思います。
今回の講座では、みなさんの研究の口頭発表をお聞きすることができました。とても専門的な研究が多く、「同じ高校生という立場でも、こんなに高度な研究をしている人がいるのか」と聞いているうちに圧倒されてしまいました。1位を獲得された「空席情報配信システムの制作」の皆様、受賞おめでとうございます。新型コロナウイルスの流行下において、混雑を避けなければならないという状況をすぐさま研究テーマに結びつけ、取り組んでいた点が素晴らしいと感じました。また、それを機械を用いて実現させるだけの実力があることや、何度も試行錯誤を重ねて微調整を繰り返し、完成に近づけていく姿勢も見習うべきだと思いました。他の研究からも、アプローチや試行錯誤の過程・科学の知識など、多くのことを学ぶことができました。発表を行ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
発表会の後は、久利美和先生に、「災害情報を活用しよう -災害の教訓を生かす-」と題し、防災に関する講義を行っていただきました。先生が開催された「縦波・横波 よーい、ドン!」などの講座や、現在の防災教育の課題などを教えていただきました。先生がおっしゃっていた「自分で考える」「応用できる」防災を、災害時に自ら実践できるかと考えると、たとえば机の下の潜るなどの「分かりやすさ」に頼るあまり、本当に大切な命を守る判断を怠っていたかもしれないことに気づき、背中がぞっとしました。最近大きな地震が続いていることもあり、何が危険で自分の身をどんな環境から守ればよいのか考えるべきだと思い至りました。東日本大震災から10年の節目を迎えた今月、あの日のことを振り返ると共に、防災・減災について再考することができる貴重な講義でした。
次に、今年度の講座全般について書かせていただきます。最初に立てた三つの目標を振り返りたいと思います。
①科学的思考力を高める。
この講座を通して理系全学部の講義を受けることができ、これまで知らなかった様々なフィールドを自分の中に作ることができました。特に、知識を得るだけでなく、分野横断的に考えることの大切さを感じることができたのが大きな収穫でした。この考え方は、高校で学習するだけでは得ることができなかった視点だと思います。また、自分が学校で習っている授業が、受験だけでなく将来のためにどれだけ大切か実感しながら受講することができ、毎日の学習に身が入るようになりました。今後も、自分の関心が高い分野だけでなく、様々な領域を学ぶことで、思考の幅を広げていきたいと思います。
②論理的で分かりやすい文章を書けるようにする。
未熟な文章ながら、当初目標としていた、「毎回ブログを書く」ことは達成することができました。私は文章を書くことがとても苦手で、ブログやレポートに多くの時間がかかってしまいましたが、苦手なりに少しは成長できたと思います。渡辺先生をはじめ、先生方から、理系であっても文章を長く論理的に書ける力が大切だということを教えていただき、トレーニングを積めたのは、とても良い経験となりました。今後も訓練を続けていきたいと思います。
③進路を絞り込む。
受講する前は、進路を一つに絞り込むことにとらわれ焦りが生じており、この目標を設定していました。しかし、この講座で「柔軟性」をもって進路と向き合うことが大切だと教えていただきました。いち早く絞り込むことよりも、いろいろなことを学んだり、関心領域を広げたりすることが大切だと考えるようになりました。目標や夢を実現するための道筋はいくつもあるので、近い将来の大学受験に意識を向け過ぎず、最終的に自分が達成したいことは何かを考え、大局観をもって進んでいくことを心がけたいと思います。
「科学者の卵養成講座」は、私にとってかけがえのない、宝物のような体験となりました。先生方、事務局の皆様、関わってくださった先輩方、受講生の皆様に心からお礼申し上げます。この講座をに参加させていただいたことを、本当にありがたく思います。この半年間で学んだすべてを自分の糧として、科学者の視点をもって今後も努力を重ねていきたいです。本当にありがとうございました。
2021年3月27日
]]>今更ですが、私の学校の校名はよく早口言葉だと言われています。ぜひ5回ほど読み上げてみてください(笑)
模試で校名を書くときは、「埼玉県立伊奈学園総合高校」でよいと言われるのですが、それでも指定の枠に収めるのが精一杯です。
9月に始まった科学者の卵養成講座ですが、3月13日にとうとう最終回を迎えました。毎講義後にブログを書くことを目標にしてきたのですが、何と今回が3回目の投稿となります。(9講義中です...汗) 毎回投稿されてる方々には頭が下がります。私は毎回ブログの内容に沿ってタイトルを変えてきたのですが、1回目の投稿の「卵、どこで孵化する!?」、2回目の「たまご友達になりませんか?」に続いて今回は「孵化場所探してます」ということで、卵を今の私、ひよこを今に自分が目標とする私に擬えてつけたのですが...。1回目の投稿と似ていますね......。私は無事にひよこになれるのでしょうか!?
さて、今回はこの半年間の振り返りをしようと思います。
研究発表会はオンライン上での開催となってしまいましたが、研究者の熱意が存分に伝わり、今後の自身の研究について考え直すきっかけになりました。研究の内容ももちろん素晴らしいのですが、3分(?)という短い時間にそれをまとめる力と、質問された時に臨機応変に返答する力に秀でていて、「科学者」という言葉がとても似合っているなと考えてしまいました。「似合っているな」と、どこか他人事なのは、この養成講座を通して、自分の将来の夢をもう一度考え直すようになったからです。講義を重ねれば重ねるほど、科学への意欲や関心は高まっていきました。しかし一方で、それに付随する社会背景や生命倫理、環境問題にも興味を持ちました。つまり、自分の将来の像を科学者に決めつけて良いかと考えるようになったのです。「科学者の卵を養成する講座なのに、科学者にならないのか」と思われるかもしれません。私自身科学は好きですし、将来「たまご」で学んだことを活かせるような職につきたいと考えています。しかしそれが科学者でなくてはならないのかと考えると、必ずしもそうである必要はないと個人的に思います。科学者になりたいという思いの根底にあるのは、「人の役に立ちたい」というものが多いと思うのですが、人の役に立つ方法は無限にあると思います。色々な方法で社会に貢献している先生方の講義を通して、そう考えるようになりました。このように、たまごを通して、私の人生観は大きく変わったと感じています。「たまご」が始まった頃はバイオテクノロジーに興味を持っていたのですが、年間の講義を通して、どの分野も魅力的であることに気づき、今はたくさんの選択肢の中から、専攻するものを絞っている途中です。レポートでは、講義の理解度が測られる問いだけではなく、アイデアを出すといった問題もありました。アイデアを思いつくたびに、これはすでに開発されているのではないか、私の考えた方法だと理論的に無理があるのではないかなどと、レポートの提出ギリギリまで悩んだものです。今考えれば、この作業を通して、アイデアは思いつくものだという考えから、経験や知識があってこそのアイデアだという考えにシフトしていきました。最先端の講義から、色々なことを吸収できた、濃い半年間だったと思います。
そして、科学者の卵養成講座への申し込みを考えている方々へ。今年に引き続き、オンラインでの開催になるかもしれませんが、迫力のある講義に変わりはないですし、必要に応じて調べることもできるので、知識不足が不安な私でもついていくことができました。それだけにとどまらず、レポートの書き方やメールの書き方、タイピングなど高校ではなかなか学ぶ機会が少ないけれど、社会では重要になるスキルを身につけられました。もし申し込んでいなかったら、絶対後悔していたと思います!私が「たまご」に気づいたのは申し込み締め切り3日前で、申し込んだのは当日です。そうならないよう、ぜひじっくり考えて決断してください。実際、大変なこともあったので、一概に申し込むべきだとは言い切れませんが、私は参加して本当に良かったと思っています!
長くなってしまった上、上手くまとまりませんが、私なりに時間をかけて、拙いタイピングで書き上げました。読んでくださった方々、ありがとうございました。振り返りのようで、誰かに語りかけているようで...。そして、メンターの方々、先生、事務局の方々、受講生、留学生のみなさんを始めとする「たまご」に関わった全ての方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
最後に、私の好きな卵料理は卵焼きと目玉焼きです。卵焼きは母が甘めに作ったもの、目玉焼きは、トーストの上にうっすらピンク色になった卵を載せたものしか勝ちません。
これを読んで、「急にどうした!?」と思った方、ぜひ私の前のブログをいくつか読んでみてください!この謎が解けますし、素敵なブログが読めますよ!
では!!
]]>第9回は研究発表会でした。受講生の皆さんが行っている研究の発表を聞き、私自身も学校の授業で行っているバイオトイレについての研究発表をしました。バイオトイレに興味を持ってもらいたい、日本では水洗トイレを使えることが当たり前になっているけれど世界的に見ればそれは当たり前のことではなくとてもありがたいことだと知ってもらいたい!と意気込んで研究発表に臨みました。が...!「私何やってるんだろう...」と思ってしまうほど他の受講生のみなさんはハイレベルな研究・考察をされていました。また、研究テーマからよく考えられているなあと思いました。山形東高校さんの「空席情報配信システムの制作」はコロナ禍の今、そしてコロナの影響を受け続けているであろう未来の社会での問題解決のためにぴったりのテーマですよね。(私は先輩方の研究を引き継ぎました。)今まで研究を発表する場があったとしてもほとんど二華高生しかいない発表会だったので、他の受講生の方の研究について聞き、質問し合えたのはとても大きな刺激になりました。素晴らしい研究発表をしてくださって、質問をしてくださってありがとうございました。質問が全く来なかったらどうしようかと思っていました。次々と質問してくださったので本当に良かったです、少しでもバイオトイレに興味を持ってくださる方がいたらとても嬉しいです。来年度もバイオトイレについての研究を期間は短いですが続けるので、みなさんがしてくださった質問を参考にしながら頑張りたいと思います。そして、このような機会をくださって本当に本当にありがとうございました。
次に科学者の卵養成講座全体についての振り返りをしたいと思います。私は科学者の卵養成講座に参加する前から認知症の研究(またはがんの研究)がしたいと思っていて、今もその気持ちは変わっておらずむしろ強くなりました。参加前と後で1番大きく変わったことは何かというと、視野を広げることとは何なのか、気づいたということです。(先日提出のレポートでは書きたいことが色々あったので、視野を広げることについてはほとんど触れることなく書き終わってしまいました...)科学者の卵養成講座への参加理由に「将来する研究のために視野を広げたい」というのが私にはありました。視野を広げるのは必要だろうな、というくらいには思っていたのです。しかし、参加する前は視野を広げることとは何なのか分かっていなかったなと思います。今もまだ完全には分かっていないかもしれませんが。例えば、「なぜヘアアイロンで髪をまっすぐにしたり、カールさせたりできるのか」というお題があったとします。私は生物が好きですし、高校生物までですが少し生物の知識もあります。だから、「髪を構成しているケラチン内の水素結合が切れたりつながったりしているからじゃないか」という考察ができます。しかし私は物理が苦手ですし、今まで関心を持とうともしませんでした。だから今までの私だと「ヘアアイロンによって髪に圧力が加わって、髪内部の隙間がなくなってまっすぐになりやすいんじゃないか」とか「ヘアアイロンの熱によって髪の油分が溶かされてそれが再度固まって変形するんじゃないか」という考察はできません。一言でいうと、「その分野について知識と強い関心があって、その知識を使って新しいことを考えたり考察したりできるようにすること」が、視野を広げることなのではないかと思います。少し極端な例かもしれませんが、知識・関心がない分野を使った考察はなかなかできないのです。講義が終わったあとの質問タイムでこのことを強く感じました。私はなるべくいい質問をしようと思って精一杯考えたつもりでした。でも他の方の質問に耳を傾けると、私が全く知らない分野・様々な方面から考えた結果出てきた質問で、自分の視野の狭さを痛感しました。私はブログは全く書いていませんでしたが、講義・質問内容・衝撃を受けたことやなんとなくの思いつきについてメモしたことをまとめる作業を、講座が終わったあとにしていました。その度に新しい考え方に出会うことができたし、苦手な物理にも興味をもつことができるようになりました。今では大学に入ったあとに一般教養で物理を学ぶのが楽しみなくらいです。受験勉強中も、大学に入ってからも、大学を卒業してからも、死ぬまで視野を広げ続けたいと思います。今回は「視野」という視点から振り返ってみました。他の視点から見ればまた違う振り返りが出てくるのですが、長くなりすぎるので今回はここまでにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、長くてまとまっていない文章かもしれませんが、我慢強く付き合ってくださってありがとうございます。
前の投稿者の方が好きな卵料理で締めくくっていたので、私もそうしてみます。私の好きな卵料理は、祖父の友人が作ってくれるだし巻き卵です。ネギが入っていて、甘さとしょっぱさのバランスが素晴らしいです。とても優しい味がします。
また投稿したいと思います。(もう第9回の講座が終わっているのに...)一旦さようなら。
]]>毎月の特別講義や全国の受講生やメンターの方々、留学生の方々との交流で自分の成長を感じ取ることができました。それが無くなってしまいとてもとても悲しいです。自分の成長を一番感じられたのは、レポート提出です。今年度は新型コロナウィルスの影響でレポート提出の期限が長かったそうですが、最初の頃の私はそれでも期限ぎりぎりだったのを覚えています。今だから書けますが、オンラインでなかったらほぼ白紙に近い状態で提出したのでは...?というぐらいでしたよw
さて、今回は研究発表会と「災害情報を活用しようー災害の教訓を生かすー」と題して、久利先生にご講義頂きました。受講生の皆様の研究はどれも素晴らしいものばかりで、物凄い刺激になりました。難しすぎる内容で、終始「???」となるものもありましたが、何とか理解できました。同年代の方々がこんなに活動していることを実感できる貴重な機会となりました。
東日本大震災が発生してから10年が経過しました。当時、私は小学一年生で、ちょうど下校の準備をしていた時に地震が発生しました。皆で校庭の中心に避難し、ただじっとしていることしかできなかったことを思い出します。後で、ニュースで津波の映像を見、言葉を失いました。今でも節目節目で流れる津波の映像を見ると、涙が出てきそうになります。最近もたびたび大きな地震がありましたよね。災害はいつどこで起こるかわからないからこそ、日頃から備えておく必要があります。
科学者の卵養成講座事務局をはじめ、ご講義頂きました先生方、メンターの方々、留学生の方々に感謝申し上げます。
皆様のおかげで自分の殻が一皮剝けたのではないかと思っております。この講座がなければ、今年度の私はのんびりとした一年を過ごしていたに違いありません。本当にこの講座に参加できて幸せです!!
最後に、私の好きな「オードリーヘップバーン」の言葉を添えて終わりたいと思います。
Nothing is impossible , the word itself says "I'm possible ! "
(不可能はことなどないわ。impossible(不可能)という言葉に I'm possible(私にはできる)と書いてあるのだから。)
読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。また、どこかでお会いしましょう(@^^)/~~~
]]>この講座をとおして私が成長できたことは視野が広がったということです。講座参加前の私は自分の興味があることにしか目がなく、他の分野について知る機会はほとんどありませんでした。ですが科学者の卵をとおして様々な分野の講義を受けることで実はただの食わず嫌いだったことに気づかされたのです。特に生物関係の講義は私が生物基礎までしか習っていないにも関わらず興味深いお話が多いと思いました。自分は医工学(私、医工学の道に進みたいんですよ)しかやらねえと1本の道を究めようとしていたのですがそれはまだ時期尚早。なんせ私はまだ卵なのですから、なんの卵かもわかりませんし野生の卵なのか食用の卵なのかもわかりません。自分になにか変化が起こった時、すなわち孵化するとか割られてボウルの中に入れられるとか私が何者ならぬ何卵なのか分かったとき、欲窮其卵。今はいろんなことに興味を持ったほうがいいです。
こんなに短い総括で大丈夫かと自分でも不安になっていますがおそらくある一定の人の頭の中には「大丈夫だ、問題ない。」というかっこいいセリフが浮かぶと思うので大丈夫だということにします。自分にとって大きな成果は確実に得ています。次年度の科学者の卵に参加しようとしている新1・2年生はおそらく活動ブログの最近更新された分くらいは見ると思います。私のブログもみられると仮定してこのサイトに来た新1・2年生に伝えたいことは絶対応募したほうがいいということです。参加して後悔することは絶対にありません。科学の道に進もうとしているあなたにとって重要な1ピースになります。
私の好きな卵料理はかに玉ということで締めさせていただきます。ありがとうございました。
※筆者はいたって真面目に執筆しておりわかりやすい文章を意識しました。
]]>さて、先日、科学者の卵養成講座最終回が終わってしまいました...
もう半年経ったんですね。今思い返せば、今年はバタバタの年でした。それでもなんとかこうやって卵の講義を受けることができたこと、本当に感謝しています。今回のブログでは、卵を通して、私が成長したことを書ければと思います。
卵の醍醐味、といえば「レポートの作成」です。毎回これには苦戦しました。初めは、こんな勝手なアイデアが実現可能なのか、先生方から常識を知らない人だと思われてしまうのではないかと、「知らないこと」に対して恐怖心を抱いてしまっていました。しかし、ここで知らないと逃げてしまっては、きっと自分が損する。ただ黙っていていては、ここに来た意味がないと思うようになったんですね。そこから積極的に質問をしたり、提出するレポートでもきちんと調べたデータを分析し、根拠を持ちながら、実現可能なのかまで視野に入れ、課題に対する答えを導くことができました。時には、知らない化学の知識が必要であったりしました。でも、わからないという状況が、知りたい、学びたい、という原動力となったのだと思います。さらに、卵を受講したことによって、科学が好き、という気持ちが強くなりました!また、進路を考える良い機会にもなりました。
このブログをみてくださっている方の中に来年度の科学者の卵に挑戦するかどうか、悩んでいる方も少なからずいらっしゃると思います。私もその1人でした。部活、勉強との両立は可能なのか、講義についていけるのか、本当に不安でした。でもこれだけは言えます。絶対チャレンジしてみるべきです!!!確かに受講日がテスト期間に被ることは珍しくありません。でもそれ以上に得るものがあります。学校では絶対聞けないような、東北大という最先端の場で世界に誇る研究をされている先生方のお話を聞けるだけでなく、留学生との交流や、グループ活動によって国際的な英語力を養うことができる上、主体性、コミュニケーション力、科学的にものを見る力を磨くことができたと思います。そして、何より同じ科学好きの仲間と出会えたことは私にとってのかけがえのない財産でした。今年度は直接会うことができませんでしたが、せっかく築けた繋がりを大事にしたいです。
長くなりましたが、この科学者の卵養成講座、本当に楽しかったです!
科学者の卵養成講座を開催するにあたり、支えてくださったたくさんの方々にお礼申し上げます。
みなさん、またどこかで会いましょう!!!
]]>
今日で最後のブログとなります。今までお読みくださりありがとうございました。科学者の卵養成講座に参加することが出来とても楽しかったです。
今年はコロナ禍ということもあり例年より短い期間ではありましたが、科学者の卵養成講座に参加できたことで学べたことはとても多いと感じています。レポートの書き方、Zoomの使い方、先生方がお話してくださる専門的な分野のお話、そこで出てくる知らない言葉の数々。そんな言葉を調べていくうちにまた知らない言葉に出会いさらに学びが深まっていくことも多くありました。
ブログの書き方もその一つです。今まで冬休みの課題などでしか長い文章を書いたことがなかったので、講義ごと毎回ブログを書くことを目標にしてきました。まず投稿ページの使い方が分からないところから始まり、保存し忘れたことで何度か今まで書いていた文章がすっかり消えてしまったこともありましたし、部活動やテストがあったりしてブログ更新が次の授業前のぎりぎりになってしまったこともありました。その中で目標を達成することが出来、とてもよかったと感じています。
コロナ禍で実際に皆さんとあってお話しすることが出来ず寂しい気持ちもありましたが、どこかで会えた時に、同じ講義を聞いていたと盛り上がれることを楽しみにしています。
今回の研究発表会では知的好奇心が刺激されるものばかりでとても楽しかったです。特に面白いと思ったのがB-1の秋田高等学校の突然変異を抑制する薬の探索です。難しい話だとは感じましたが、この研究が進めば救われていく命もたくさんあるのではないかと感じました。そしてA-2山形東高等学校の皆さんおめでとうございます。コロナ対策で席数が減ってしまい空席がないことが多く、困ることがよくありました。今回の研究を発展させて今後のコロナ対策などに役立てていただきたいと思いました。また、皆さんの発表を聞いて私が学校でやっている研究はまだまだ、薄っぺらいなと感じました。
繰り返しになってしまいますが、科学者の卵養成講座に参加させていただきたくさんのことを学ばせていただきました。ありがとうございました。今回学んだ多くのことをこれからの生活にいかして過ごしていきたいと思います。素晴らしい体験をありがとうございました。
]]>
今日は科学者の卵養成講座の最終回で、研究成果発表会がありました。
色々な分野の研究を聞くことができ、私の視野が広がりました。また、私と同じ高校生が素晴らしい発表をされていて刺激をもらい、自分も頑張ろうと思うことができました。今回の発表会で初めて知ることがいくつもあり、新しい学びを得ることができました。発表してくださった皆さん、ありがとうございました。
科学者の卵養成講座を通して、私の科学に対するアンテナが広がりました。外を歩いている時、今までだったら気づかなかったであろう小さな植物に気づき、その植物の名前を調べたり、普段自分が当たり前のように使っている物の仕組みがどうなっているのか考えたりすることがよくありました。また、今までだったら読み飛ばしていた科学の記事も自分から積極的に読むようになり、講義で出てきた言葉や研究が掲載されていたら、「これ講義でやったから分かるんだ〜」と家族に自慢気に話していました。
私の科学に対する見方が変わったのはもちろん、英語サロンやブログ、レポートなどを通して、表現力や要約力など様々な力をつけることができたと思います。
新型コロナウイルスが拡大している中、このような素晴らしい機会を与えてくださった東北大学の先生方に心から感謝します。
本当にありがとうございました。
]]>
始めにたまごの方々の研究発表がありました。わからないものがちょくちょくあったので、調べながら発表会に参加させていただきました(汗)私が強く感じたことは、こういった研究であっても、日常生活の中でも、さまざまな方向から物事を見ることはとても大切だということです。前回の英語サロンでも実感したことですが、人によって見る「目」が異なるのです。だから自分の視点を増やすためには、人の意見に耳を傾けることがポイントになってくるのではないでしょうか?そのためには、自分の同じ、または似通ったものだけに触れることよりも、むしろ自分とは反対の立場にあるものを見ることの方が大切になってくるのだと感じました。始めのうちはイライラすると思います。私も実際そう感じることが多かったので...でも、そう考える経緯や理由を知るのって、とても楽しいと思います!それに、最後に伊藤先生がおっしゃっていたように「固定観念に囚われない」ことも大切なのだと。私たちの身の回りには、〇〇は〇〇だ、△△は△△だ、というように、もうすでに決められているもので溢れていると思います。別にそれを否定するわけではないのですが、それを別の目で見てみると、〇〇は××ではなくて、××は△△の反対だから、〇〇は△△でもあるのではないだろうか、みたいな感じで(あくまで私のイメージですが)。言い方を変えると、私たちは知らずのうちに常識に囚われていて、そこから抜け出すためにさまざまな意見に触れるべきだと考えました。余談ですが、今回に限って、ZOOMが落ちることが多々ありました(泣)私何かした...?と不安になるくらいブチブチ通信が切れました。家のWi-Fiのせいなのでしょうか?今度相談してみます。
さて、10年と2日前に起こった東日本大震災。私は確か保育園の年長だったでしょうか?その時は先生が非難の指示を出してくれたから幸いでした。でも今日の講義を通して、もし今地震が起こったらどうするか、という問いに答えることができませんでした。確かに学校では定期的に避難訓練もしているし、防災マップを見たこともあります。でも私はそれらを目にしただけ、つまり身になっていないのです。避難訓練といえど、あくまで訓練です。軽い気持ちで臨んでいるわけではありませんが、やはり無意識のうちに「訓練」という言葉に少しは甘えてしまっているのではないでしょうか。だから、手に汗を握ることもないし、緊張で足がもつれたり腰が抜けてしまったりすることもありません。しかし私たちは機械ではないのですから、それは仕方のないことです。だから私たちは100%ではなくてもいいから、その時の最善を尽くすべきなのだと考えました。
また、私の通うウルスラでは、11日に Memorial prayer が行われました。震災から10年、被災地はどのような道を歩んできたのか、私たちは何をすべきなのか、とても深く考えさせられました。私たちがいちばんしてはいけないことは、そのこと自体を「忘れる」ことだと思います。広大な自然を人間の力で完全に制御することは難しいことでしょう。だからこそ私たちは、このことを受け継いでいくべきなのだと感じました。また、命は平等である、この言葉はよく耳にすると思います。でも私は、命は平等であり、不平等でもあると感じました。
あっという間に過ぎた1年でしたが、科学者の卵養成講座に参加することができてとても嬉しかったです。はじめは緊張して、講義を理解するのにも時間がかかってしまっていましたが、段々と講義を「楽しむ」ことができるようになってきました。活動ブログでアウトプットをすることで、学んだことや自分の考えたことを整理すると同時に、...めっちゃタイピングが速くなりました(笑)中学生の頃までは、授業でたまに触るぐらいだったのに...やっぱり「慣れ」の力ってすごいですね。まちかどサイエンスへのお陰で、前よりも広く「?」を感じることができて、科学は身近に存在するのだと実感することができました。ポートフォリオでは講義の質問はもちろんのこと、メンターさんにたくさんご迷惑をおかけしました。先生方、自分で聞きたいことをまとめていないまま質問したせいで、毎回質問が無駄に長くなってしまってすみませんでした。メンターさん、勉強を始めとして私の進路についての相談にまでも乗ってくれてありがとうございました。私も3年後にはメンターさんのような立派なひよこになりたいです。
この講座と高校生活1年を通して私が感じたことは「比べるのは他人と自分ではなく、過去の自分と今の自分である」ということです。何に関しても、自分が他人よりも優れているということはないと思います。でも私はそうするべきだと思っているだけで、実際にそう考えることはまだできていません。やっぱり周りの目気になってしまいます。ここでたまごの講座を思い出してみると、他人を気にしていると変われない、勇気は一瞬、後悔は一生という言葉が頭に浮かびました。少しずつでもいいから、私は周りの目を気にしないひよこになりたいです。最後に事務局の皆様、レポートの締め切りが毎回ギリギリになってしまい、ご迷惑をおかけしました。本当にあっという間の一年間でしたが、とても充実したものにすることができたと思います。科学者の卵養成講座には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
]]>