東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

セッケンのあわ

2019.10.05自宅

群馬県立中央中等教育学校

栁澤日和梨

セッケンのあわ

洗顔用のセッケンは、あわをたくさんたてて洗うとよいといわれています。
化学の学習も兼ねて、調べてみました。

セッケンは、水に馴染みやすいカルボン酸イオンの部分(親水基)と、水に馴染みにくい(油に馴染みやすい)炭化水素部分(疎水基または親油基)からできています。
セッケンを水に溶かしてセッケン水をつくると、セッケン水の表面で、セッケンの疎水基側は空気中に、親水基側は水中にむけて、空気と水の界面に並びます。
次はセッケン水を溶かした水をふってみます。たくさんあわができて消えません。これは、セッケンに含まれる海面活性剤という成分が、水の表面張力を弱める働きがあるからです。
海面活性剤には、あわの表面にくっついてあわの膜を強くする働きもあるので、あわが長持ちします。
あわの中に空気を入れると、よくあわ立ちます。
セッケンは、疎水基を内側に、親水基を外側に向けて油を取り囲みます。油が表面から剥がれて水中に分散されるのです。

またあわは、摩擦を防ぐ働きもあります。
そのため、洗顔用のセッケンは特にあわをしっかりと立てることで、肌にも優しくなることが分かりました。
群馬県立中央中等教育学校 栁澤日和梨