東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

金平糖

2019.10.12群馬県

群馬県立中央中等教育学校

栁澤日和梨

金平糖

京都のお土産でいただいた金平糖です。
よく観察してみると、一つ一つの形が違います。
材料はグラニュー糖(砂糖)のみのシンプルなお菓子です。
職人さんが気温や天候によって、蜜の濃度や釜の角度や温度、釜で転がす金平糖の音などを変えながら、五感を使ってつくるそうです。

金平糖のとがった部分をイガといいます。
金平糖のイガがどうしてできるか、ずっと疑問に思っていました。
簡単に説明すれば、核となる「イラ粉」というものが釜の上から下へ転がっていく時、鉄板に触れた部分の蜜が乾いて少し固いところができるそうです。
そこがわずかに出っ張るため他の場所よりも蜜がつきやすくなり、突起部分が段々と大きくなってイガになります。釜が傾斜し回転しているので金平糖が転がり落ちていくことでイガが一か所ではなく何か所もできるといわれています。
(参考:緑寿庵清水ホームページ)

今まで、砂糖に他の物質を加えてつくったお菓子についていくつか投稿しました。しかし金平糖は純粋に砂糖だけで形を変えてつくられたお菓子です。砂糖は秘めた力を持っていることがわかりました。
このメカニズムについてはまだ完全には解明されていないようです。現在は職人さんの経験を頼りにつくられていますが、科学的に解明できるとおもしろいなと思います。
群馬県立中央中等教育学校 栁澤日和梨