
2021.12.30パン
栃木県立宇都宮女子高等学校平山陽菜
なぜグルテンが体に悪いのか?
ときどき「グルテンフリー」という言葉を耳にしますが、なぜグルテンフリーにする必要があるのでしょうか。
そもそもグルテンとは、小麦粉に含まれる「グルテニン」と「グリアジン」という2つのタンパク質が絡みあってできる成分です。グルテンは食品に粘り気と弾力を与える効果があります。
グルテンは食品を美味しくする一方、その粘り気のせいで消化しにくく、腸の粘膜に張りついて腸内環境から健康に悪影響を及ぼします。
悪影響の一例がセリアック病です。これは身体がグルテンを異物と認識し、腸内を攻撃する病気です。これにより腸は炎症を起こし栄養の吸収が阻害され、腹痛や疲労、関節の痛みを引き起こします。このような病気は小麦を主食とする欧米に多い傾向があります。
日本でもパンを朝食とする風潮があるので、グルテンの摂りすぎには注意ですね⚠︎