東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

播種(経:富樫泰杜)

2015年10月11日 (日)

 こんばんわ。経済学部1年の富樫です。始めに謝罪を。前回の記事はスマートフォンから投稿したのですが、なぜか改行に失敗し、見にくい記事になってしまいました。すみません。今回からはパソコンで記事を作成します。

 さて、わたしは昨日一日を利用して、図書館で参考文献を探したり、過去の展開ゼミ・基礎ゼミの記事を読んで参考になりそうな部分をビックアップしたりしていました。ある程度情報は収集できたので、いよいよ今日、他の方々より少し遅い播種を行いました。


・ホウレンソウ

20151011211044-46bd29aa836d9cc9fda82d8dc3b95d9c5a381afa.jpg(2015年10月11日 17時36分 自宅にて撮影)※昨年度の記事に「写真に生活感を出してはいけない」という記述があったので、なるべく対象物だけ写すようにしています。

 まずはホウレンソウについて。今回ホウレンソウの種子を81粒いただきました。さすがに全部発芽させても鉢に植えられないので、無作為に10粒を選んで発芽させることにしました。できることなら、金曜日の山田さんの記事のように、「水に入れて、沈んだ種子はいい種子」のような種子の判別方法を用いたかったところですが、わたしが調べた限りではそういった手法は見当たらなかったので、やむなく無作為での選択となりました。昔テレビで、コメでも同じことをしていた映像を見た記憶があるので、もしかしたら色々な植物に応用の利く手法なのかな、と思いつつ。

 播種は以下の手順で行いました。

  • なるべく等間隔で種子を並べる。
  • 種子が完全に水没しない程度に、静かに水道水を入れる。

 その後の様子ですが、この記事を書いている20時10分現在にみたところ、全体的に1mmほど種子が膨張していました。水を吸ったためと思われます。また、種子の色が薄くなり、種子の周囲の濾紙がまるでペーパークロマトグラフィでもしたかのようにぼんやりと茶色に染まっていました。これが渡辺先生のおっしゃっていた農薬なのでしょうか。

20151011230236-db62ea07e778724ff4b4785514b2a0ca266a85e2.jpg(2015年10月11日 22時42分 自宅にて撮影 左が乾燥した種子、右が膨張した種子。元の大きさはほぼ同じでした。)

 今後は、根が出始めたら土に移植をする予定です。種子の袋によると、発芽適温は15~20℃、発芽日数は5~8日とのことでした。今日の天気は曇り時々雨の少し寒い一日でしたが、温度計によると室温は20℃前後だったので、温度は心配ないかなと考えています。夜間がどうなるかは気がかりですが......。水を過不足なく与え、発芽までもっていきたいと思います。


・トウミョウ

20151011215404-9552cf59584a8f79dcb97e147141fb69ced8fb25.jpg(2015年10月11日 17時00分 自宅にて撮影)

 次はトウミョウについて。トウミョウの種子は14粒頂きました。とりあえず今回は、無作為に選んだ半分の7粒を発芽させます。トウミョウは比較的早く収穫できるので、余裕があれば反省点を活かして、残ったもう半分の種子で再チャレンジ、としたいところです。市販されているトウミョウみたいに高密度で育てることも考えましたが、手違いで全滅する可能性を考慮して、半分ずつとしました。

 播種は以下の手順で行いました。

  • キッチンペーパー(228mm×220mm)の半分を切り取り、それを18等分してコップの底に敷く。
  • 種子同士が近づきすぎないように並べる。
  • 種子が完全に水没しない程度に、静かに水道水を入れる。

 その後の様子ですが、10時35分現在で、やはり種子は膨張していました。こちらはホウレンソウのように、キッチンペーパーに色がついている現象は確認できませんでした。渡辺先生がおっしゃったように、生食するトウミョウの種子には薬品は塗布されていないということでしょう。

 それと、この記事を書きながらこれまで投稿された今年の展開ゼミの記事を読んでいたところ、金曜日の笹島さんの記事に"豆苗の種も一昼夜水に浸して十分水を吸わせる"という記述がありましたので、膨張を確認した後に、種子から10mm上まで水を追加しました。

20151011230059-6610b4ac9ba9ffcc8a8f4178ae5cfb6647d1bdfa.jpg(2015年10月11日 22時44分 自宅にて撮影 上は乾燥した種子、下は膨張した種子。元の大きさはほぼ同じでした。)

 こちらは種子の袋に発芽条件がなかったので、さしあたりホウレンソウに合わせて様子を見ようと思います。


  

 2種の種子の置き場所ですが、発芽までは自室の窓際に置くことにしました。発芽要件の一つである日光が一番受けやすいからです。目が出る日が待ち遠しいです。

 最後に、他の履修者の記事を見て思ったことを。皆さん本当にさまざまな工夫をされてるなあと驚きました。栽培では種子を水に沈めて、浮いた種子と沈んだ種子を比較して育成したり、自分で土と鉢を買ってより良い生育環境を追及したり。記事も色や文字の大きさを調節して見やすくしたり、履修者自身が記事の位置づけをしたり。見ていてなるほどなと思ったり、2度目の豆苗栽培から自分も導入してみたいと思ったりしたところがたくさんありました。自分も、他の方の記事を参考にして記事をより良いものにしつつ、自分で考えて工夫して、逆に他の履修者にも影響を与えて切磋琢磨していければと思います。

 それでは、今日はこの辺で。

2015年10月11日 23時27分 曇り 室温23.3℃

富樫泰杜

コメント

経済学部・富樫さんへ

遺伝の渡辺でございます。細かく観察、しっかりとした記事、niceですね。皆さん、投稿に何を使うか、たぶん、パソコンを使った方が、細かなことができて便利と言うことに気がつき始めているのではないでしょうか。是非、使える方は、その方がよいと思います。是非、トライしてみて下さい。

ホウレンソウの最初に書かれているように、背景は、できれば、単色で、緑の反対色、何になるでしょうか。ぱっとわかりませんが、植物が生える単色にするのがよいと思います。もちろん、壁を使うというのも1つの手段ですね。ないときは。播種の時に等間隔という発想、とてもよくできています。経済学部にしておくのは持ったないくらい。

豆苗は、写真の大きさもよい大きさですね。わかりやすいです。この感覚を続けて下さい。

最後の他の受講生の記事を読んでのコメントがよいですね。他の受講生の記事でよいところは取り入れて、さらにversion up下記事の投稿を楽しみにしていますので。

わたなべしるす

旧展開ゼミ