東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

野菜様子に御用心(農:桂哲平)

2016年12月13日 (火)

冒頭の写真は、9日から始まった光のページェントの写真です。木にしか電飾をしていないのにも関わらず、これだけの迫力を感じ驚きました。またこれが、募金により実施されていることにも驚きです。一週分空いてしまいましたが、報告を実施したいと思います。


Katsura-1213-01.JPGミズナ
 3日と4日に用事でほぼ2日家を空け、家から帰ってみると完全に屈性により曲がってしまったミズナの姿が。ここなら室内でも日が当たるであろうと、11月の地震の後、室内のある場所で育てていたのですが、完全に日が当たっていたようではなかったのです。しかし、振り返ってみるとその予兆は、前回の記事のミズナの写真にも出ていたのでした。そこで気づいていたら、とまだ自分の観察力のなさをまた自覚してしまいました。この曲がったのを戻すべきなのか、戻すとしたらどうすればよいのかを、ネットで探したところこのような記事がありました。これは観葉植物について書かれた記事ですが、根本的には一緒であると考えています。よって、鉢全体に光が当たるように場所を変えて、一週間育ててみると、Katsura-1213-02.JPG上の写真のように、また、真上に向かって育っています。しかし、茎を見ると、一度曲がってしまったことが明らかに。今後は気を付けて観察を続けていきます。

 また、前回の記事の、オガタさんのコメントに土についての話題に上がったので、土について記述しようと思います。ダイソーで培養土であった「野菜の土」を購入し、これで土寄せを行いました。培養土とは、肥料入りの土のことであり、このため追肥のタイミングを完全に見失ってしまいました。また、この土は水の吸収が遅く、水やりが難しくなってしまっています。ネーミングにつられて購入するのではなく、調べてから購入すべきであったと反省しました。しばらくは、追肥を見送りたいと思います。


アイスプラント
 あまりにも変化がないのはおかしいため、水耕栽培1回目と同じく枯れているのではないかと考え、7日に掘り起こしてみると・・・Katsura-1213-03.JPG
悪い予感は的中し、枯れていました。いつから枯れていたのでしょうか。サボテンと同じ多肉植物ということもあり、枯れていることが今回掘り起こしてみるまで全く分からず、観察眼の不足を感じました。アイスプラントの観察は水耕栽培に賭けてみようと思います。


アイスプラント(水耕栽培)20161213223637-be59e2a7f7bc3c5647f93ed0c4c719ddcef036d3.JPG
 こちらも前回の記事とは、あまり変化は見られませんが、茎を見る限りは、しっかり育っているようです。前回のコメントにあった通り、生長の遅い植物でもあるので、水の管理もしながら見守ってきたいと思います。


今回タイトルに挙げたように、植物は順調に育っていると思っても、実際は違うということはよくあることだと思います。様子を気に掛けながら、自分の観察眼を育ててゆきたいと思います。

コメント

桂さんこんにちは。

 仙台光のページェントも、例年以下のショボさで申し訳ありません。木のやつよりも勾当台公園の明かりの方が見栄えがするくらいです。神戸のルミナリエは見たことありますでしょうか。壁絵のようなもので雰囲気全然違います。滅茶苦茶混んでますが。

 さて、植物が光不足なのは、仕方ないですね。鉢を移動すれば真っすぐにはなると思いますが、光の多い場所に移動できたのでしょうか。単に鉢を回すだけではかえって解決にはなりませんので心配です。土は、水の染み込みにくい素材のものもありますね。完全乾燥すると染み込みにくいものです。追肥はまだ考えなくてもよいと思います。

 アイスプラントは残念ですね。水耕栽培、いけるところまで行ってください。最終発表までは持たせましょう。枯れそうになれば、枯れきる前に食べて下さい。せめて育てた甲斐があるように。

また報告お待ちします。ラボスタッフ・オガタ