東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

鉢、たねなどをもらいました。(工:木村陽来)

2020年10月 9日 (金)

こんばんは、工学部一年の木村陽来です。
渡辺先生の研究室に行って、鉢、種、土をもらってきました。
栽培生活を始めていきたいと思います。

今回の記事の構成
(1):資材の紹介
(2):たね蒔き
(3):総括
(4):その他

(1):資材の紹介
早速頂いた資材の紹介に移っていきたいと思います。

1.植木鉢(小)
2.土
3.植木鉢(大)
4.カイワレ大根のたね
5.プラスチックコップ(カイワレ大根栽培用)
6.植木鉢から土が漏れないようにする格子
7.シャーレと愛姫のたね
8.肥料
9.ワタナベミックス(仙台芭蕉菜、ちりめん葉からし菜、清国野菜、赤リアスからし菜、からいね赤)のたね

なかなかの重さの荷物でした。

白菜は、素人が育ててもなかなかスーパーで売ってるみたいに葉がまとまるのは難しいみたいですが、葉をまとめることを目指します。
白菜を選んだのは、鍋の中で一番好きな具材だからです。完成品は手で収まる程度の大きさらしいのですが、
未だお目にかかったことがないので小さな白菜を見るのが今から楽しみです。

(2):種まき

3つの野菜の種まきをしていきます。

2020/10/9 6:50 気温19℃ 湿度測定忘れ

(2-1).カイワレ大根

先輩方の記事の例にならってまずは、種の観察から始めます。

直径は3mm程度で、少し明るい黄色みがかった部分と、暗い茶色の部分に分かれています。
この色別れは何を意味するのでしょうか。それとも単にそういう色をしているだけなのでしょうか。

コップに蒔いてみました。

コップの底に湿らせたティッシュペーパーを置き、そこに種をまきます。
ティッシュペーパーを平たんに均すことができず、種が密集してしまったりいくつかの種は少し下に落ちてしまいました。

救出しようとしてもティッシュペーパーの形が崩れるだけなので、とりあえず様子を見ます。

場所は、家においてあった、使われていない冷蔵庫にしました。
暗さに関してはばっちりです。温度に関しては、どうなのでしょうか。

(2-2).愛姫

こちらが愛姫のたねです。

大きさは直径2mm程度。カイワレ大根よりも小さく、色も暗いです。
このたねをろ紙を湿らせたシャーレに蒔きます。

どの程度の密度でたねを配置すればよいかわかりません。
資料には発芽適温が20℃~25℃と記載されていたのですが、冷蔵庫の中でその温度を保てる自信がなかったので、勉強机の引き出しに入れておきました。

(2-3).ワタナベミックス

こちらがワタナベミックスのたねです。

上記の通り、ワタナベミックスは仙台芭蕉菜、ちりめん葉からし菜、清国野菜、赤リアスからし菜、からいね赤の種から構成されています。
大粒なたねもあれば、小粒なたねもあり、現時点ではどれがどれだか判別できません。
全部で5種類もあるのが信じ難いです。
種は色が大きくて茶色いものが直径3mm程度、色が黒くて小さいものが直径1~2mm程度です。

シャーレは、一皿しか与えられていないので、ワタナベミックス用の別の皿を用意しなくてはいけません。
そこで、我が家の皿から一つをワタナベミックスに捧げました。
湿らせたキッチンペーパーの上に載せます。

これも愛姫と同様に、引き出しの中にしまいました。

後でワタナベミックスの皿の様子を少し見てみたところ、キッチンペーパーが渇いていました。確かによく考えてみればシャーレにも蓋がついていたし、
乾燥対策を何かしら施すのが当然です。一応サランラップをかけておきました。これでまた渇くようであれば、また考えます。

(3)総括
初めての栽培で何もわからなかったため、先輩方の記事を見ながらの種まきになりました。
それでも、人によって生育環境(家)が異なるため、手探りでインターネットや図書館で情報収集をしながら方法を模索していく部分も多くなると思います。
現時点で不安な部分は、引き出しと冷蔵庫の中の温度と、水をあげる頻度と、移植のタイミングです。
ひとまず芽が出るまでの間、頑張りたいと思います。

(4)その他
自宅付近で日当たりの良い所が少ないのが心配です。

木村

コメント

木村さんこんにちは

 さあ!

 展開ゼミスタートです。

 植物を育てるということ、正直注意事項は山ほどあるのですが、一歩一歩解決して歩んで行きましょう。思わぬことも多々生じます。こちらとしても予期せぬことが毎年あるものです。せっかくの双方向性講義なのですから、それを活かして順次修正していきましょう。

 ウェブ上で全世界発表です。閲覧数はともかく、種苗会社の方や、同時期に展開ゼミを受講している学生、また来年以降の後輩も見ますのでしっかり書いていきましょう。下手に他のサイトから無断で画像を引っ張ってこないこと(著作権法のため)と、無用なヘイトスピーチをすることは厳禁です。しかし、逆にざっくばらんに今の生活や趣味について触れることはオッケーです。過去の記事を参考にして下さい。

 そして私も必ず言うのですが、たとえ工学部であっても文章を書くのは必須です。これができなくて世の中に行ったら、かなり苦労します。文章を書くのは「慣れ」があり、書けばどんどん上手くなり、長い文章が苦でなくなります。その意味でこの展開ゼミは非常に将来の為になります! それと今の世の中、「ウェブ上で無いものは存在しない」ということです。仮に起業するのであれば、ウェブ上で定期的に更新をするのは必須の中の必須ですよ。

 さて一回目の記事が早かったのはいいことですね。

 しっかりスタートを切ったことが分かり、こちらも一安心です。一回目なのでウェブのレイアウトなどは細かく言いません。二回目以降は徐々に段落などを整え、「見せたいものを確実に伝える」ことを図って下さい。

 最初は資材紹介ですね。画像に番号をオーバーレイしているのも見やすくていいものです。他の人の記事を参考に、そういったスキルを増やしていきましょう。そしてメイン作物はミニハクサイを選択されましたか。ちょっと時期遅れの播種なので結球に至るか分からないのですが、頑張りましょう。どのみちハクサイは結球しなくとも食用になりますし、また植物栽培の基本を身に付けるには丈夫でいい作物です。

 スタートの記載、日付・時刻・温度がしっかり書いてあって良いことです。それだけは必須ですね。湿度は、まああればいいデータであり、植物が大きくなった時に水を吸い上げる蒸散量に関係します。

 カイワレのスタート、播種の密度が少なすぎる感があります。スーパーで売っているカイワレの様子を見たら、もっと密で、そのために真っすぐ上を向いているのが分かるでしょう。この密度では真っすぐになるかな、と思います。ただし食べる分には構わないわけで、そして余った種子は順次次回以降に使って下さい。そして下敷きはちょっと分厚いですね。こうなると水管理が難しくなります。種子に水が行き渡りながら、下の方で水が貯まって腐らないようにしないといけません。そして起伏があると揃いにくくなります。

 使われていない冷蔵庫が家にあるというのも驚きますが、絶対電源は入れないで下さい。もちろん、カイワレに適切な温度は20℃くらいですから。暗さはたしかにいいですね。

 ミニハクサイは少し多めにしましたか。まあ、最初は多めの方が失敗が少ないですね。根が出るのを確認したら直ちに鉢へ植えて下さい。そして写真で見るとやや水が少なく、種子に水が触れているのかどうかが分かりません。サムネイル形式で、大きい画像を引っ張ってこれることもないようです。今時点(12日)では鉢土に移しているでしょうか。あ、それと種子の着色剤が水に滲んでいます。それにはたぶん殺菌剤も一緒に付いていますから、捨てて下さい。

 逆にミックス種子は少ないかな、と思います。これは本葉5,6枚の小さいうちに収穫するものです。そしてペトリ皿で確認せずともよく(種子は小さい)、鉢土に直接播いて結構です。

 さあ、細かい注意はいろいろありますが自分でネット上で調べたり、過去記事を参考にして下さい。ただし、ネット情報というものは誤謬も多く、また「何が重要か分からない」列挙形式ばかりが多いことにも気を付けて下さい。

 ではまた、記事お待ちします。

ラボスタッフ・オガタ