東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

白菜に雪、ってイメージすごくある(10)(工:北川桜子)

2020年12月15日 (火)

おはようございます。起きたら雪が積もっていて、寒いのに外に出て、ふかふかの雪をたくさん歩いてきた北川桜子です。11時現在まだ雪が降っているので、どれくらい積もることやら。普段、どこに行くにも自転車を使う私にとって雪で自転車使えなくなるのはかなりの痛手ですが、正直そんなのどうでもいいやと思うくらいには雪がどれくらい積もるかが楽しみで仕方ないです。雪だるまつくりたい!!!

ちなみに昨日、ベランダに洗濯物干していて帰ってきて取り込んだら、一部凍ってるわ、服の中に雪入ってるわ、で自分の危機管理能力の低さに驚きました。もう外には干しません。ここのブログに書くネタができたのでいいんですけどね。

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さて、前回、「今週は毎日数値的な記録をつけながら観察をしようと思います」、などと書きましたが、ごめんなさい!!!一週間、一度も定規で葉の大きさ測ったりしませんでした!!!理由(言い訳)としては、朝出発早い+夜帰宅遅い、と植物を見られるのがどうしても真っ暗な中で、になってしまうんです。暗いと見えないし、外寒いしで、なかなか定規と携帯をもってベランダに出られず。イメージとしては、木村さんみたいに葉の大きさ測って、分析、とかできたらカッコいいなぁ、と思っていたのですが、私には難しいようです!!!自分なりのブログスタイルで最後まで頑張ることにします!!

前回ホウレンソウくんについて書いたので、今回は私の推し、白菜ちゃんについての投稿です。

1.現在の様子

毎日観察していますが、葉の成長が止まってきた気がします。今日の朝の様子。

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雪に埋もれていました。(笑)これ見て思ったんですよね、白菜に雪、ってイメージあるな、と。すぐさま「白菜に雪」で検索。出てくる出てくる白菜に雪の写真。(画質荒いけど、著作権的にこっちの方がいいですね、きっと。)私のイメージは間違えていませんでした。

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調べてみると、こういう野菜のことを「雪下野菜」というらしいです。冬の間、食料を保存するために雪の下で保存、育成される野菜のことで、種類としては白菜をはじめとして、大根、ねぎ、キャベツ、りんごなどがあるみたいです。

(以下、https://www.zyr.co.jp/syun/yukimuro.html を参考にしました)

雪の中で保存したり、育ったりすることで

・野菜が凍らないように野菜の中で、蓄えていたでんぷんを糖に、タンパク質をアミノ酸にそれぞれ分解したり、糖やアミノ酸を多く作り出し細胞内にためたり、することで、野菜の成分が変化する

・雪に覆われることで、氷点下の寒さから守られ、どんな寒波が来ても凍ることが無い

・湿度90%~100%、摂氏0℃近く、真っ暗、という冬野菜にとってベストの保存状態に置くことで、野菜たちは半休眠状態に入り、味が悪くならないまま保存される

・大根や白菜など、土から引き抜かれて保存される種類の野菜は、雪の中で眠っている間に青臭さが抜け、繊維質が少し柔らかくなる

というような沢山のメリットがあるようです。絶対高いけど食べてみたくなりました。

今回、育てている白菜は収穫してから雪に埋もれたわけではないので、特にプラスに働くことはなさそうです。

2.本格的な冬が来る前に頑張って育てましょう、というコメントありませんでしたっけ?やばい!!

雪を取り除いた現在の様子がこちら。

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今、芽が3つあって被っているので、ひとつ間引こうかしら、と思っていますが、3つとも成長具合がほぼ同じなのでどれ抜くか迷ってなかなか間引けません。中心には新芽も。写真を見る限り、間引き必要でしょうか?

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今日の朝、土に水をあげたら、なんと葉の上で水滴が凍っていました。

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葉っぱが全体的に凍っていて、キュッとしまっています。もう少し大きくしたかった~!もう成長しないかな...

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鉢の下から出てきた水も、鉢の周りについた水も凍っています。今日の朝水をあげた選択は間違えたのでしょうか...Oh my god.

いつぞかに、誰かのブログのコメントに、「白菜は本格的な冬が来る前の成長が今後の成長に関わります!」というようなものがあったような気がします(その記事を見つけられませんでした、すみません)。そうであるとするなら、現在のこの状況では結球できない!!という心配があります。別に結球しなくても味は白菜でしょうし、全然大丈夫なのですが、せっかくなら、という気持ちがあるので、祈るばかりです。

3.さいごに①

今回の記事は野菜のブログというより、そこから派生して調べたことを書いた内容になってしまいました。今回に限らず最近の私の投稿の傾向としてそれがありますが大丈夫でしょうか...この点コメント頂ければ幸いです。

4.さいごに②

全部で15回の記事の投稿、と先生がおっしゃっていた気がするのですが、あっていますでしょうか。もしそうであるなら、この投稿で10回目であること、2月の頭(ほぼ1月いっぱい)で後期が終わることと、年明けて仙台に帰ってくる日付もまだ決まってないので1月に書ける投稿が少なく見積もって2回だとすると、12月中にあと3回投稿しなくてなりません。Oh,my god.

あ、でも最終報告が1回ありますね、そうすると、12月中に2回、1月に2回と最終報告で15回行きますね。順調順調!!1月の2回目の投稿は収穫ですかね、楽しみです!

とりあえず、帰省中の水をどうあげるか、の投稿1回とカブちゃんの報告1回、は1週間空けなくてもできるので(それぞれ独立した記事だから)書こうと思います。みんな投稿ちゃんとしてるからとりあえず投稿しなくては、という焦燥感に常に駆られていますが、こういうのもいいですね、他の授業では感じられない感覚です。今年駆け抜けます!!ではまた!!!

コメント

北川さんこんにちは

 この時期にこれほどの雪とは驚きです。

 それ以上に北川さんのポジティブ思考が驚きです。雪ダルマ...... 見るだけで寒そうというか、あまり仙台人は雪ダルマを作らない気がします。かといってかまくらを作れるほどの雪にもならず、仙台人は雪を「邪魔なのでどける重い物」としか思っていないようです。

 そういえば北川さんといえば、何かの特集でたまたま見たのですが、吉祥女子は特徴あるところらしいですね。ミッション系なのでわざわざ「寺」を外してるとか、凄い芸術活動が盛んで美大進学が多いとか...... 確かに舞踊なんかのサークルもあるようです。まあ、進学先が多彩であるのがどうこうより、そういった個性派がいられる、つまり誰しも居場所があるという学校はいいものだと思います。

 私の高校(仙台二高)もクソ自由な高校で(そういう時代だったせいか)、ジブリのコクリコ坂にあるような生徒だけが占拠している校舎の部分があって好き勝手してました。当時は土足、あまりに床が汚いので10円玉を落としたら見つけられないとか、集会では教師をヤジで下がらせるとか。そういえば進路指導というものは本当に形ばかりのものであり、私の場合はたった一回、しかも5秒!だけでしたね。

 雪の時には変わり者どもがシロップとスプーンを持って外に出ては「雪を食おう」としてたものです。

 さて、話は本題の植物に行きます。ミニハクサイが雪に埋もれていまね。まあ、だからといってミニハクサイが凍えて死んでしまうことはありません。気が付いたら雪を払ってあげれば充分です。雪があると日照を遮ることと昼間の葉の温度も氷点下にしてしまいますから。

「雪下野菜」については調べられた通りです。天然の冷蔵庫として使い、野菜の保存という意味があります。昔は冬季間のビタミン補給として漬物と同様に重要だったのでしょう。それと同時に植物体内に糖やアミノ酸が増える(植物の耐寒性向上の副産物)のでとても有用ですね。

 収穫した野菜だけではなく、もちろん収穫前の植わっている状態でもそういう変化はあります。そのため北川さんのミニハクサイも今は寒くてせっせと糖を作っていることでしょう。

 ちなみにですが、最近は年中リンゴなどがスーパーに並んでいますね。これはCA貯蔵(コントロールド・アトモスフィア)という貯蔵法を使って可能にしています。それは温度や湿度、二酸化炭素濃度などを最適化するものです。こういう技術革新によって周年出荷が可能になったのです。こういう技術がなかったころは品種や栽培法で何とか出荷期間を伸ばし、リンゴなら8~11月まで可能にしていました。もちろんそれだけでも凄いことで、どれだけの努力の積み重ねがあったことやら......

 さて管理上の話に行きますが、この重なりでは間引きが一本必要な気もしますが、見ていて日照が不足していなければもう少し置いても構いません。そしてどれを取るか迷うのならどれを取っても同じということです。

 この時点の葉の枚数がこの程度だと、さすがに結球は困難かもしれませんが、確かにおっしゃる通り味はハクサイです。芽の部分をよくよく見ると葉が立っているので、結球もどきの挙動を示していることは確かですね。

 水やりの氷は気にしないで下さい。量や頻度は従来通りです。植物の蒸散が少ないため水をやり過ぎて過湿になったり、逆に思わぬ好天で一気に乾いたりしがちです。

 記事の「方向性」に関して、確かに「仮説と実験」、あるいは理系的計測とデータ処理」があった方がベターではあります。しかし別にそれだけに限ったことではありません。漫然とした観察日記ではなく、重要と思えるトピックを挙げればそれだけでも良しとします。ただしそのトピックについて、「起こり」「問題」「対処」「結果」を述べておかないと他の人への参考になりません。具体的には虫なら虫のことで、気付きや被害や対策や効果を述べればいいのです。

 ちなみにですが、たぶん卒論では「一つの問題点の解決、または解決へ向けた方向性の発見」でオッケーなような気がします。修論では「一つの分野研究を前進させうるような、疑いのない知見」まで求められ、博論では「丸ごと一区切りを予算・時間・手法全てを考えてデザインし、結論までまとめ切る」ものだと思います。さあこの展開ゼミは最初の一歩、どうでしょう。

 投稿回数を意識するのはいいことです。必ずしも15回に限ってはいませんが...... それより前回記事の大問題である「長期間帰省時の対処」は進んでいますでしょうか。

 最後に本当にどうでもいいことに戻りますが、記事にあった「推し」という言葉はヲタ的には乃木坂などに使う言葉であり、それに対しジャニヲタとかの場合は「担当」ですね。「推し」は基本的に他人にも押し付ける布教活動をしがちなのに対し、「担当」の場合は「同担禁止」など逆に秘匿する方向へ行きます。これは男女の違いが垣間見れる、興味深いことでもあります。

 ではまた記事お待ちします。

 ラボスタッフ・オガタ

20201216175114-c9d2ddd988ad04cda47a91a97f524d910a40fd1d.JPGうちの庭のホウレンソウも雪下ですね