東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【14】怒涛のちぢみ菜報告(工:佐々木ひなた)

2021年1月21日 (木)

最終報告を前に、3週間ほど報告が途絶えていた広瀬ちぢみ菜の様子をお届けしてレギュラー投稿の方は締めたいと思います。

トップの写真は、課題に追われて作業中の私のパソコンが猫に占領されているときの様子です。

推定で5か月ぐらいの年の猫ですが、小さくて顔立ちがはっきりしていなかった3か月ぐらいの頃のことを思うと、大きくなってしまうのもあっという間だったなあと、しみじみとして、どこか寂しい気持ちになります。

こうしみじみ思うのも、私事ですが、先日20歳になりそして成人の日を迎え、
両親や祖母から「あんなに小さかったあの子が」とか「もう20歳だなんて、あっという間だったなあ」とか、いろいろ言われ、しみじみされたから、というのもあるかもしれません。
※あれ、C0で1年生なのに、年齢がバグっているぞ?とか言わないでくださいね(笑)

人間も猫も、小さい頃は弱くて、たくさん心配をして大事に育ててきたからこそ、大きくなった頃に懐かしく思えるのでしょうか。

これが猫害というやつか

前々回記事でコカブの鉢を割ったというのをお伝えしましたが、
こちらもやらかしました。

寒さ対策のために、夜の間だけ鉢を玄関の中にいれていましたが、

猫に食われました!!!!!!!

IMG_1737.JPG


先端部分がボロボロです。


普段猫はドア付きの部屋の中にいるのですが、
あの猫、ジャンプしてドアノブに手をかけて、自分でドアを開けるんです!!!!


そして我々が知らないうちに部屋から脱走して、廊下や玄関にいるというのは日常茶飯事でして...

それで知らない間に食われていました。
最初に葉っぱが食べられていた時には、猫だと分からず、外に置いていたので鳥に食べられたか、何かにぶつかって破れてしまったかとか思っていたのですが、

この前猫が自力で部屋を脱出して玄関に置いていたちぢみ菜の葉をムシャムシャいっているところをしっかり目撃しました。

してやられました。
地味に結構食べられています。残念です。

IMG_1736.JPG

寒くても負けていないぞ、広瀬ちぢみ菜

今回も前回の観察と同様、葉の枚数を数えてみました。

内側の新芽はある程度広がって葉の形が見えているものの枚数だけをカウントすることにしました。

今回と前回の測定結果を以下の表1に示しました。

InkedIMG_1736_LI.jpg


表1. 広瀬ちぢみ菜の葉の枚数の変化


低温続きでしたが、3本とも葉の枚数は増加し、しっかり生長していることが分かります!



前回の観察で、大きさは①>②>③の順でしたが、今回もその順番は変わっていません。
しかし、葉の枚数の増え方を見ると、増えた枚数は①>②>③の順になっており、大きいものほどよく生長することが分かりました。

真上から鉢を見たときに、前回よりも③は大部分が①の陰になってしまっていたので、太陽の光をいかに浴びれたか、というところが生長のポイントになっていると改めて認識できました。

向こう一週間は凍えるほど寒い日はなさそうなので、太陽が当たるところにうまい具合に鉢を移動させながら、収穫はもう少し我慢して、できる限り生長させたいと思います。

表2. 最高気温・最低気温の予想(Yahoo!天気より)

終わりに

コカブは最終報告前に実食できましたが、ちぢみ菜はもう少ししてから収穫して(忘れなければ)ブログも更新できたらいいなあと思います。

この記事を書いている間も、猫は私の勉強机の真ん中を陣取っています。
これ以上食べられないようにちぢみ菜を守り抜きたいです。

コメント

佐々木さんこんにちは

 おお、ネコがパソコン占領、よくあることです。

 おまけにネコは勝手にキーを押して、bbbbbbとか打ち出されていることがよくあります。

 親の言葉の話は本当ですね。しみじみそう思います。その原因の大きなものとして思うのですが、親の意識というものは「子供が小さい時にリセット」されやすいものではないでしょうか。親の意識がそこまで戻れば、いつ子供を見ても同じようにその成長に驚くことになります。私も自分の娘をみるたびに「でかっ」と思いますし。あの小さかった子供はもういないのかと...... お祭りに行って風船を買ったのも、鉱石標本セットを集めたのも、いちご狩りで馬鹿ほど食ったのも、小学一年生なのに抱っこして学校に運んだのも、昔ですね。この展開ゼミで私がよく「勉強弁当」すなわち少しでも勉強の役に立つように作った弁当の写真を載せますが、もう過去なんですよねえ。

 さて報告はネコ害です。

 ネコがジャンプしてドアを開けるんですか! うちのネコはそれをしない......というかうちは敢えて引き戸にしてあるところが多く、そこを鼻の力で強引にこじ開けることが多いですね。ネコの鼻の力は凄いです。そしてたぶんそちらと同じなんですが、ドアを閉めることはしない!

 そしてネコは葉を食べますね。これにどういう意味があるのかは知らないんですが(ネコはビタミンCを体内合成できるそう)、そういう習性があります。ホウレンソウやキャベツで遊ぶことがないですか? この場合は広瀬チヂミナが気に入ってしまったんですね。毒はないですし(普通の意味で言っているのではなく、人間に毒はないのに犬猫に毒になるものが多くありますから。タマネギやイカなんかでしょうか。いや、人間が植物なんかの防御物質、アルカロイドなどに異常に強いと言うべきか)。

 さて計測は葉の枚数ですね。

 よくまあこの状態で枚数を数えることができました。そして得られた結論も見事です。3つの株でわずかな葉の枚数の違いがあり、実に面白いことに枚数の多い株ほど更に多くなる傾向なんですね。よく見て取りました。「持てる者はますます持つ」そのまんまです。そこまでが結果、更に考察に踏み込んでいます。上から見て大きい株は他を圧して、より光を受けられる有利な態勢、それの関与ですね。よく考えました。私もそうだと思います。あるいは成長自体が加速度的なるようにプログラミングされている可能性、とかも考えられなくはありませんが...... まあ主には光競合のためでしょう。

 さあコカブと違ってまた収穫ではないようなので気楽に栽培して下さい。最終報告後も余力があったらでいいので、その結果報告もあればありがたいですね。ネコのエサになったならそれはそれで有用だったとも言えます。ちなみにうちのネコならいくら言っても効かず、葉を食べ続けるか腹いせに鉢を倒しそうです。ネコの知能は2歳児くらいだとよく言われますが、もちろん個体差が大きく、うちのネコはアホです。なのでうちには家の中に植物は一つも置いていません。本当はシクラメンの一つでも、最も好きな全て純白のシクラメンを置きたいのですが......

 では最終報告もお待ちします。

 ラボスタッフ・オガタ

20210122170246-48084c71343d95e295b5c9fd1e963c19e0c0d9fe.JPGデコ弁などというただの飾りなどでなく、これはよくアップする私の「勉強弁当」の一つ、「四つのイドラ弁当」です。

イギリス経験論の祖、フランシス・ベーコンの、人間の陥りやすいバイアスである「洞窟のイドラ」「」劇場のイドラ」「市場のイドラ」を表しました!(種族のイドラは割愛) よく見えませんが......

あ、そうそう、最後かもしれないので、教育に関連したモノ?をちょっと上げておきます。

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