東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

収穫と調理ⅰ【ホウレンソウとミニ白菜】(15)(工:北川桜子)

2021年1月28日 (木)

こんにちは。やっと、最後の投稿です。収穫と調理早くしなきゃしなきゃとは思っていたのですが、なかなか重い腰が上がらず。今回収穫したのは、「ホウレンソウ」「ミニ白菜」「カブ」の3つです。それぞれその野菜をできるだけそのまま味わえるように、収穫した野菜1種類+調味料のみの料理を3品作りました。他の方が野菜の収穫、調理を野菜ごとにやっていたので、3種類とも1つの投稿にまとめるつもりだったのですが、前後半で分けることにします!では早速行きましょうー!!!

あ、ちなみに、上の写真は今日(1/27)に作った炊き込みご飯②です。前回、炊く前のお米の給水が足りずお米の中心が固くなってしまった反省を生かして、今回は炊く前に給水を30分行いました。が、前回同様また中心の硬いお米に...なんででしょうか。(笑)食べますが。炊き込みご飯くらいおいしく作れる女で居たいものですね。ほんとう。

では本題!!!

1.集合写真

上でも書いたように、今回はそれぞれの野菜+調味料のみで3品作りました。それがこちら。

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左下から時計回りに、「ホウレンソウのお浸し」「ミニ白菜のマヨネーズ和え」「カブのナムル」です!!!(メニューに参考にしたレシピのURLを入れ込んであります!)

なんかちょっとおしゃれじゃないですか!?!1つずつ収穫前の様子と、作る工程を軽く書きます!

2.ホウレンソウのお浸し

これはもう大定番ですね、ホウレンソウはお浸し作ろうとずっと思っていました。

さて、収穫前の様子。

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少しへたっとしています。もうしょうがないですね。雪の際、鉢に触れていた茎の部分が弱ってしまい、折れているのが数本。でも中心は若々しかったです。

また、葉に、白の粉っぽいものがついていました。調べてみると、ホウレンソウの分泌物である「シュウ酸カリウム」の結晶。なるほど。

ホウレンソウは冬、気温が下がると寒さから身を守るために、この白い粉を付けるそうです。シュウ酸はカルシウムと結合すると尿管結石の原因になってしまうそうですが、茹でればそれが水に溶けだすので、普通に料理して食べる分には体に害はないそう。そりゃ害あったら困りますけど(笑)

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収穫したものがこちら。主根があって側根があります。3本ともおおよそ同じ大きさでした。このまな板の縦幅が20㎝なので、これらは約12~18㎝です。

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これらをそのまま塩を入れたお湯で湯がいて、

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冷水に入れ熱を取り、水気を絞って、

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色々混ぜて作っただしに浸ける!!あとは置いておいて、鰹節載せて完成です!!

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これは安定の味でしたね。なかなかお浸しを作ることはありませんが、将来子どもができてお弁当とか作るときはお浸しは入れたいです(笑)自分のお母さんがよく入れてくれていたので。作るのは簡単でした。

次!

3.ミニ白菜のマヨネーズ和え

これは初めて作りました。白菜単品で何か作れるのか心配だったのですが、この世にはいろんな料理があるみたいで、すぐマヨネーズ和え、というおいしそうなメニューを見つけることが出来ました。

まずは、収穫前の様子。

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年末年始の帰省から帰ってきてすぐのタイミングからほとんど成長は見られません。こちらも雪の時の鉢の冷たさに沢山やられてしまいました。

鉢にやられた葉は繊維がやられて白くなっていますが、中心は、やはり元気そうです。

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引っこ抜くと、大量に土が取れました。根がかなり力強く張っていた印象です。

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土を洗い落として、

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こんな感じ。十分食べるところがたくさんあります。白菜は個人的には成功でいいのかな、と思っています。もちろんもっと大きく育てたかったという想いはありますが。

これらをざっくり切って、

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こちらも湯がく!!数分湯がいたら取り出して、冷ます!!

水気を切って、後はマヨネーズをはじめとした調味料をいくつか混ぜて完成です。

前半はここまでです。後半につづく~

コメント

北川さんこんにちは

 こうして最終報告後まで記事を上げてくれて嬉しいですね! 私はこれも持論なんですが「利害関係がなくなってからが本当の勝負」と思っています。商品ならば買ってしまってから、学校ならば卒業してからのフォローこそが肝心で、人の本質が現れます。大学の単位でも同じであり、終わってからが勝負です。

 そのため、北川さんは重要なアイテムを手に入れました! この後の人生において、生物学において何か知りたいことが出てくる局面があるのではないでしょうか? その時にこの研究室に気軽に聞きに来ることができます! こちらは「ああ、あの時の北川さんね!」というわけで歓迎します。いつまでも覚えていますよ。え?昔ゼミ受けた人?今さら何の用?なんて冷たい対応をすることはありません。こういうのは非常に大事なことであり、人生はどこでどのようになるかわかりませんし、どういうつながりが必要になるかわからないのです! ともあれ、今思う以上に素晴らしいアイテムなのです。

 さて、記事の話に行きます。その塾に行くこともあり、全て収穫して実食したんですね。

 冒頭は炊き込みご飯、米に芯がありますか...... 何の理由か吸水が遅いのか、あるいはアルファ化されてないのでしょう。ちなみに私は「激簡単パエリア」を作りますね。それはフライパンに米を洗わずに(それがコツ)入れ、多めの水とマギーブイヨン(コンソメでもいい)をポンと入れ、フタをして火にかけるだけです! 30分くらいして様子を見て、水が足らないならそこで足してもOKですし、味が弱ければブイヨン足します。最後に水を飛ばして少し焦がせばいいです。味付けは他に一切要りません。具が欲しければソーセージでいいですね。米にわずか芯が残りますが、それがまた立派なパエリアです。

 私は娘のために、そういう極限まで材料の種類を減らした料理を考えます。たいていのレシピというものはやたらと調味料でも種類を多く使い、しかもそれほど向上に寄与しませんから。種類を多くして工夫するのは簡単で、減らす方がよほど難しいのですが。他にはというと、「豆板醤とケチャップオンリーのマーボー豆腐」とかもちょっと自慢です。

 最初は集合写真、仏料理っぽい配置でとても綺麗です! 

 ホウレンソウは収穫時、まあ小さいですがホウレンソウの特徴はありますね。双子葉植物の主根側根はよく見ました。それを本格的な手順でお浸しですか。あれ?根を取らずに茹でてます...... まあ、あまり大きくないのでそれほど硬くないんですね。そして将来のお弁当、お浸しは栄養的にいいものでしょうから入れてあげるべきでしょう。そして私のように「勉強弁当」を是非。

 ミニハクサイはけっこう寒さで葉がやられてしまったようで...... 中心部はむろん生きているでしょうが収穫は少しになりました。それを、けっこうあると表現してもらって嬉しく思います。結球には全然至りませんが、葉を食べるには充分です。それと根が非常に長く張っていることを観察出来てよかったと思います。

 その料理は、葉をとってやはり加熱、そして調味料ですね。続きを見ます。

 ラボスタッフ・オガタ

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