東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

「地球温暖化と植物」シンポジウムを終えて

2007年12月 5日 (水)

学内の農学研究科・生命科学研究科による「地球温暖化と植物」シンポジウムが昨日終わりました。
基調講演では、理学研究科の花輪先生にIPCC報告も交えて、地球温暖化の報告がありました。地球環境がきわめて良くない状態にあり、予想を超える速さで悪化していることが分かり、人間の営みを考える必要があり、そのためにも植物を活かすことを考えないといけないと思いました。さらに、特別講演では、NiCHeの内丸先生には、ライフサイエンス予算など、普段伺えないような学術予算背景について、お話しいただきました。キーワードして、環境、植物科学というのがあったことは、今まで以上に、今の研究を推進することが日本の科学にとって重要だと思った次第です。また、小中高との連携による出前授業についての重要性があったことは、これまでの出前授業の方向性がよい方向にあったのだとほっとしました。
後半では、農学研究科、多元物質科学研究所、生命科学研究科の研究者から発表があり、植物科学、構造生物学など、領域横断的に地球温暖化を考える素地が検討されました。
最後に、研究担当理事の庄子先生から、この領域に期待すると言うことで、励ましのお言葉があったことはうれしい限りでした。
これをベースとして、教育・研究を領域横断的に展開できればと思ったのでした。
多くの参加者に恵まれたことも、世話役として、ほっとしています。ありがとうございました。合掌。

わたなべ

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