東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2009年7月の記事です。

花が咲くと、実ができて。。

2009年7月 1日 (水)

今日から、7月。今年も半分終わりました。。。。あっという間でした。

植物の一生を厳密に長さで測ったことがないのですが、種播きをして、葉っぱが出ている時期、そのあとの花ができて、花が咲いて、実ができるまでの時期は、われわれが使っているようなアブラナ、イネでは、おおよそ、半分半分のような気がします。実ができるというと、いろいろな実があることは、果実などを見れば、よく分かります。リンゴ、ミカン、スイカ、等々。そんな折、卒業生から、ヒシのみを頂きました。ヒシ科・ヒシ属で、学名:Trapa japonicaというのだそうです。名前は良く聞きますが、本物を見たことはありませんでした。とても、地球上の果実とは思えないような形で。。そういえば、江戸時代の忍者が、「まきびし」というものを使っていたというのを思い出し、これが地面にあれば、かなりいたいだろうと。。。いろいろと、工夫することの大事さを、再認識させられました。

そう考えると、今年も半分終わったと言うことは、栄養生長も終わり、生殖生長、つまり、花を咲かせて、実をつけるようなことをこれから半年がんばらないといけないと痛感するのでした。何とか、前半で蓄えた栄養を大きな花になるように、また、まきびしのように、ひねりを加えて、あっと驚くような、実ができることを願いつつ、残りの半年を、と思う今日の頃でした。

わたなべしるす。

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