東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2009年11月の記事です。

ドラゴンフルーツ

2009年11月12日 (木)

141最近あんまり天気が良くない仙台ですが、ラボのメンバーは超元気(?)です!

 

M1大坂が「サボテン」と呼んで育てている植物がウニョウニョ伸びたようで、切り分けて子分を大量に生産していました。

 

海賊王の子分達は無事に育つのでしょうか??(某海賊マンガ参照)

 

文責:M1おだ

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先人の名言と智恵と。。。

2009年11月 7日 (土)

140 昔の人はなるほどということをたくさん残している。講義でよく使う「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」は、戦国時代の武将らしい。よくわからないけど、勝つことがあるが、負けたことには理由がある。反省しようというのがその心らしい。 先人といえば、東北大附属図書館では、「江戸時代のサイエンス」という企画展をしている。

http://tul.library.tohoku.ac.jp/modules/coll/index.php?content_id=88

今日の科学者の卵プログラムで、見学会があり、実に20年ぶりだろうか、附属図書館にいくことになった。教養部で1, 2年生をしていたことを思い出した。昔も、こうした企画展があったのかもしれないが、あまり見ることもなく、遅くまでレポートを書いたりすることで使ったのくらいしか、記憶にない。今となっては、電子図書館というか、雑誌のpdfを読めればよいので、図書館に行くこともなくなった。

話を戻すが、江戸時代のサイエンスがよくできていたことは、ある一面では知られていることもある。関の和算、からくり、などなど。一方で、「変わりアサガオ」というのは、あまり知られていない。メンデル遺伝がもちろん、発表されていなく、西洋のそうした考えが鎖国されていた日本で、いかに多重劣性の変異体の花を咲かせ、また、そのheteroの種を維持し続けたのか、まさに先人の智恵であり、その「経験と勘」のようなものが現在に伝承されてないのは、残念である。一説には、その技術が秘密で、一子相伝で伝えられたとか。。

  今年から開講した「科学者の卵プログラム」で渡辺が講義をした「自家不和合性」も、進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンと関係が深い。

http://www.ige.tohoku.ac.jp/cgi-bin/prg/watanabe/news/news.cgi?mode=dsp&no=104&num=35

http://www.ige.tohoku.ac.jp/mirai/news/2009/06/13095847.php

http://www.ige.tohoku.ac.jp/mirai/activity/2009/07/14170653.php

  彼は、このような名言を残している。「もっとも強い者が生き残るのではなく、もっとも賢い者が残る者が生き残るのでもない。唯一生き残るのは、変化できるものである。」生き物を観察し、進化論を唱えたというチャールズ・ダーウィンらしい言葉だと。現在どんなに強くても、賢くても、環境に合わせて、変えることができなければ、生き残れないのだと。植物を観察していると、そんなことに気がつかされることは、そういえば、あるのかもしれない。よい1日でした。

 

わたなべしるす

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理学部・広報室からの訪問。。。

2009年11月 5日 (木)

139 昨日、理学部・広報室の方が見えられ、取材を受けました。生命科学研究科に所属している渡辺に??と、思われるかもしれませんが、学部教育としては、理学部を兼任しております。そんなこともあり、広報室長の塚本先生のご推薦で、新規PR活動用の取材と言うことでした。週に1人くらいの取材をするとか。かなり、大がかりなHPができそうで、喜んでお引き受けしました。

http://www.sci.tohoku.ac.jp/index.html

取材では、研究紹介、研究と社会との関連、研究する上で大切にしていること、研究の面白さ、次世代へのメッセージなど、total 1.5hrくらいの取材だったでしょうか。研究では、アブラナ科植物の自家不和合性において、世界水準の研究を行っており、また、アウトリーチ活動で次世代育成も行っているなど、研究・教育両面について、お話をしました。その中で、東北大学が取り上げる「研究第一主義」というのがあるというので、話題となりました。大学できた当時の著名な先生が、言われた言葉と思いますが、「大学では、研究を通して、教育をすることが重要とか。」そんなニュアンスだったと思います。

できれば、最近のアウトリーチ活動も加えて、大学での成果をいかに、外部に教育するかなど、ということも、この中に含まれればと思います。

  HPができあがるのが今から楽しみであるとともに、こうした活動で、理系、研究者、博士ということに興味を持つ若い方が増えることを、期待しております。

 

わたなべしるす

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福島県立福島高校SSH生徒研究発表会の評価担当と討論会(11/5)

2009年11月 5日 (木)

福島高校でのSSH活動では、アブラナ多様性研究コンソーシアム、生物実験に続く、今年3回目の訪問になります。午前最後の公開授業と午後の生徒研究発表会への参加となりました。JSTの北島先生、福島県教育庁の先生方、県内外の理数科の先生方、保護者の方々も多く参加され、とてもよい雰囲気の公開授業、生徒研究発表会でした。

 公開授業では、主に実験を見せて頂きました。化学の実験では、化合物、物質が持っている熱量を測定してみようというもので、様々な物質にチャレンジしていたのは、とても興味深いものでした。数学、英語なども行われていましたが、十分にfollowできなかったのは、受験生活から、30年以上、遠ざかっているということで。。。。

 午後からの生徒研究発表会では、7件のプレゼント20件を超えるポスターセッションがあり、いずれも興味深いものでした。生物、化学が中心でした。それらの中には、統計的な処理をすれば、もう少しその数字が意味を持つということが多く見られ、このあたりはぜひ、数学との連携がよいのではと思いました。また、実験をするときにいわゆる対象区(control)がないものがあり、ぜひ、controlを置くことの重要性を覚えてください。それから、化学オリンピックの日本代表候補になっている方の発表もあり、こんな問題を考えられるのだと、感動しました。ポスターセッションでも、いくつかのポスター発表者と議論をして、こうした点を改善、改良すれば、よくなるというような議論もできました。来年、さらに進歩した発表を聞くのが楽しみになってきました。がんばってください。

 研究発表会のあと、熱心な生徒さんから、質問を受け、生物現象をいかに捉えて、それをわかるように数値化するかということについて、講義を行いました。これからの研究の方向性が明確になったのではないでしょうか。

 来月には、「キャリア教育」の特別講義を依頼されました。こちらも楽しみにしております。


 わたなべしるす

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予告なしの停電!

2009年11月 3日 (火)

13811月3日は日本国憲法が公布された日。小生、前日までこの休日を忘れており、他の研究室の友達に「そんな事も知らないで20年以上生きてたの??」と言われました。

そんな文化の日の穏やかな昼頃、何の予告もなしに突然プツンと研究室の電気が全て落ちました。停電です!!!

 

←写真のように実験室は薄暗に。

 

コンピューターは強制終了。PCRサーマルサイクラーやシーケンサーは、サンプル入ってるのに止まる。フリーザーは警報音をけたたましくあげる・・・。勘弁してくれ~(泣)

事務の方々が駆け回っていましたが、いったい何があったんだ~!?

停電は数時間で回復したため、大損害は出ませんでした。

休日にも拘らず迅速に対応していただいた事務の方々に感謝感謝。

 

文責:M1おだ

 

p.s.停電の原因東北大本部電気工事の時に、

生命科学研究科に通っている主電線を間違って切断してしまったらしいです。

・・・そんな馬鹿な!!!

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