東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2011年4月の記事です。

測定

2011年4月23日 (土)

ページの一番上へ

【出前お手伝い(ボランティア)】仙台市立木町通小学校、仙台市西花苑たんぽぽホーム・放射線計測のお手伝いと現状視察(4/21)

2011年4月22日 (金)

 先週は、福島高校に出前講義の打合せに伺い、今週の初めには、「宮城県立古川農業試験場での水稲播種」を行いました。また、最近、工学部の先生からご紹介いただき、研究室でガイガーカウンター(放射線計測器)を購入することができました。また、原発の工学的な側面、放射線の専門的な話も併せて聞くこともできました。おかげで、研究室の状況などを外からの情報(理学部・物理)以外にも、手にできたことは、ほっとできたことと、自分たちの研究環境がどうなっているのかを、実感できました。そんな折に、出前講義のつながりで、小学校、ホームから「測定依頼」を受けて、22日の午後は雨模様と言うことで、今日、伺ってきました。

 校長先生、園長先生とも、自分の学校、園がどうなっているのか、気にされておりました。もちろん、こうしたことが今までなかったと言うことと、何よりも、「放射線」という目に見えないものがあるというのが、困りものの原因のような気がしました。普段よく使われる場所などを、高さを変えて測定して、現状がこうなっている、また、文科省からの通達がこうなっているという昨日のニュースのことなどをお知らせして、これからの運営の参考にしていただきました。植物が専門であることから、本当の意味での専門的なことは、その道のプロに橋渡しをするというお約束をして。計測だけであれば、今やデジタルで見ることで分かるような機械ですので。ということで、継続支援のお約束をして、それぞれの学校、園をあとにしたのでした。

DSCN2830.JPG また、他からもご希望があれば、伺いますので。何より、安全と安心とが今のこの時期には重要ですから。小学校というような外で遊びたい時期に、それに制限がかかるというのは、何とも言えない気持ちになります。自分が小学校の頃に、野山、田畑で、無制限に遊べていたことを考えると。やりきれない気持ちでいっぱいです。そうした子どもさんたちのためにも少しでもお役に立てればと思います。


 わたなべしるす

ページの一番上へ

【お知らせ】生命科学研究科・オープンラボ・6/18-19で開催予定(4/21)

2011年4月21日 (木)

 仙台もサクラが満開で、一部ではソメイヨシノの花びらも散り始めました。いつも片平キャンパスであれば、そのサクラの下で、多くの花見が行われるのですが、震災の関係で、大学の開始が5月にずれ込み、あまり多くありませんが、ようやく行えるくらいまで、復興したと言うことだと思います。

 さて、以前のHPでもお知らせしましたが、オープンラボを6/18-19で開催予定という発表がありました。研究科のHPをご覧下さい。新幹線は、来週の25日には仙台まで、月末には全線開通になります。仙台空港も日中だけですが、札幌、中部、伊丹にいける、これるようになります。いつもより、おそめの開催ですが、十分な準備をして、多くの方々に研究室の復興状況なども、あわせてみていただき、仙台のラボと共同研究先を活かして、十分な実験ができると言うこと等を実感していただければと思います。

DSCN0470.JPG まだ、あくまで予定なっているのは、大学の予定が正確に決まらないことによります。いらっしゃることを予定されている方、ぜひ、予定に入れておいて頂き、多くの学生さんにきて頂き、研究室を見ていただければと思います。

では、では。


わたなべしる

PS. 写真は月初めに撮影した、ウメの花です。サクラではないです。。。

ページの一番上へ

【出前お手伝い(ボランティア)】宮城県立古川農業試験場での水稲播種のお手伝いと現状視察(4/18-20)

2011年4月21日 (木)

 大震災は多方面に影響を与えています。もちろん、大学の実験1つをとってもそうですし、大きく被災された方々は、まだ、電気、ガス、水道も来てないところも、宮城県内にはまだ多くあります。そうしたところに、県庁の職員の方々が多く行かれていることを伺いました。もちろん、日本中から多くのボランティアの方々も。

 そんなことで、渡辺の研究室で普段お世話になっていた「宮城県立古川農業試験場」の方々も、もちろん、地震で内陸部ですが、被害を受けた方々もいますし、さらに、試験研究をする方々が、被災現場の運営にあたっておられて、これから、東北地方の食糧資源である「イネ」の品種改良が滞ることは、直近の被害を受けた地域のボランティアということとレベルが違うにしても、問題であり、大事なことだと思いました。では、そんなときにlabとして何ができるかと言うことで、イネの苗床への播種のお手伝い(これを、ボランティアということが可能か、その当たりはよく分かりませんが。。。)に伺いました。月、火はlabメンバーとアルバイトさんの6名で、最終日は渡辺も。

DSCN5402.JPG これまでアブラナの播種はよくしていましたが、イネの苗床への播種となると。。。。系統化されたり、収量検定試験にいくようなものなど、様々な育種母本というか、育種過程を見ることができたのは、ある意味、良い刺激になりました。ただ、ここ数日、最低気温が、1.1oCになるという、冬のような天気で。。。これはこたえました。この活動が、10年後の東北食糧基地を支えてくれるだろうと、楽しみになってきました。また、田植えの時にもお手伝いできればと思います。様々なことが偏ることなく、復興していくことが大切なのだと、実感できた経験でした。

 最後になりましたが、お世話になりました、宮城県立古川農業試験場の永野部長、早坂研究員、遠藤研究員をはじめとする多くの方々に、感謝します。また、伺いたいと。

DSCN5401.JPG
 わたなべしるす


ページの一番上へ

【更新】リンクページにリンク追加

2011年4月17日 (日)

ページの一番上へ

diary Top« 1 | 2 | 3 | 4 | 5

ARCHIVE