東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2011年6月の記事です。

いよいよ、明日からオープンラボ(5/17)

2011年6月17日 (金)

 今日の仙台は少し霧雨が降っています。気温も20oCにいくかどうかという涼しさですが、明日は、曇り、明後日は、曇り時々晴れ。という予想になっています。

 さて、明日から、生命科学研究科のオープンラボです。これまでにもこのHPに研究室の方々に案内をしてもらいました。研究室見学にはいろいろな目的があると思います。もちろん、どの研究室が楽しそうか、どんな人たちが研究をしているのか、そもそも、そこの教授たちと相性が合うのか。遺伝学というと数式が出てきて難しいと思われる方もいるかもしれません。実際、渡辺もそうした論文を目にしますが、渡辺は、そうしたところは苦手というか、無理です。そんなのではなく、植物を実際に見て、その遺伝子型、表現型を自分の目、機械で決めて、その現象を制御している遺伝子を見つけるのは、ゲノムという宝箱にある、宝石を取り出すようなものではないかと思います。

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 植物より動物の方が楽しいという方もいるかもしれません。渡辺は、動物が苦手ですが、学部生の時は、理学部の生物に行かされて、マウスを使って抗体の作成を行っていました。でも、やっぱり、動物は苦手です。。。ただ、動物で起きていることは、植物を研究する上でも、ヒントになることがあったり、ここは、植物の方が優れているなとか、進歩が早いなということがあります。

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 百聞は一見にしかず。説明会の後のポスターのところ、午後からの研究室見学で、研究室に来てみてください。ピンクのバックに菜の花を描いたポスターが本館に掲示してあります。それを目印に、303の部屋にお越しください。お待ちしております。

 

 より多くの方にお目にかかれるのを楽しみにして。

わたなべしるす

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【更新】生命科学セミナー等更新しました

2011年6月15日 (水)

以下の部分を更新しました。

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【出前授業】JST・未来の科学者養成講座を広報、第4弾(宮城県仙台第三高等学校; 6/9)

2011年6月14日 (火)

 昨日の説明会は、同じく市内の宮城県仙台二華高等学校でしたが、この日は、SSH(Super Science High school)の運営指導委員も仰せつかっている、宮城県立仙台第三高等学校となりました。先日も、理数科の日ということで伺いました。そのときは、活発な議論をする時間がありましたが、今回は、渡辺の法の仕事の都合で、1hrの短い時間での訪問となりました。

 all 東北大企画の「経験・体験を通して「科学を見る眼」をもつ「科学者の卵」養成プログラム」について、その概要、どういうコンセプトでやろうとしているのか、何を求めているのか、今年の募集の変更点など、10名弱の生徒の前で45minほど、説明をしました。震災等の影響による特別の枠の話などをしました。説明会には、保護者の方も来られているということで、かなりの定着感を得ることができました。また、仙台三高校も、3年連続での説明会で、やはりリピーターのありがたさを実感しました。

DSCN0646.JPG 十分な質疑の時間がとれませんでしたが、去年も説明会にきていたけど、合格できなかったという生徒さんもいらっしゃいました。今年こそ、がんばってください。

 7/12には、SSHの特別講義を依頼されております。そちらでは、専門の自家不和合性のお話をします。また、ゆっくりとお話をして、議論できるのを楽しみにしております。


 最後になりましたが、生物の千葉先生にはお世話になりました。ありがとうございました。

 これで今年の説明会も終わりました。締め切りまで後、1週間程度、まだ、数名の応募しかありません。多くの方の応募をお待ちしております。

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 わたなべしるす。

 PS. また、科学者の卵のHPにも、関連記事があります。お時間のある方は、。。。。


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【更新】論文・著書一覧等を変更しました

2011年6月12日 (日)

以下の部分を更新しました。

 

6/17、18は、生命科学研究科オープンラボです!ついに1週間を切りました。

研究室をまたいで、一日のうちに巡れる数少ない機会です。

お時間がありましたら是非!

入試のこと、研究のこと、生活のことなど。。生の声を聞いて下さい。

メンバーも、新しい出会いを楽しみにしています。

 

せっかく仙台にいらっしゃったら、外食応援に何か食べたり、お土産を買ったり。。。

無理のない範囲で宮城の経済に貢献、というのは如何でしょうか。

生命科学科本館がある片平キャンパスは繁華街の中心にあり、駅にもアーケード街に近いという恵まれた環境です。

牛タンのたたきで有名な、おすすめの牛タンやさんも近いんですよ。

キャンパスから歩いて10~15分くらい行ったアーケード"マーブルロードおおまち"では、地産地消市場が開かれています。

6月17日からは被害が大きかった沿岸の市のひとつ、塩釜市が出展だとか。

ついでに覗いてみるなんて、如何でしょうか。

 

生命科学研究科本館前のいちょうの木も、皆さんがいらっしゃるのをお待ちしています!

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増子(鈴木)

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3/11(金)、14:46から今日まで、その13(6/12)。

2011年6月12日 (日)

 前回のその12を記してから、20日近くたちました。昨日は、あの震災からちょうど3ヶ月。14:46にはこの震災でなくなられた多くの皆様に哀悼の意を表して、黙祷しました(黙祷)。当日は、多くのテレビでこの3ヶ月を振り返ったような番組をやってました。震災後3ヶ月で、大きな余震があるといわれていましたが、これを記している現在でも起きてないのは、なによりです。このまま収束してくれれば、何より心の安心が戻ってくるような気がします。

 沖縄では梅雨が明け、西日本では大雨が降っているようですが、仙台はどうやらオホーツク高気圧に覆われていて、比較的乾燥している快晴が続いています。前回のその12の時には、なんといっても、1次補正のゼロ査定というのが衝撃的なことでした。今でも忘れられません。

DSCN0664.JPG この20日近くで、研究室内で何か大きな変化があったかというと、これといった大きな変化はなかったと思います。仙台の町中を歩いても、欠落をしていたモノというようなことに変化は見えません。建物の補修をしていたようなところが、幌かけしていたものがなくなったところが多くあったのかもしれません。仙台駅のような。そんなように仙台の町中というようなところでは、大きな変化はなかったと思います。何でもそうかもしれないですが、最初の立ち上がりは変化が大きいですが、しばらくたつと、飽和(saturate)してしまい、なかなか進まない。この震災からの復旧に想像以上に時間がかかるという苦悩というか、大変さをじわじわと痛感しているような気がします。

 時間をとれない、また、被災地に行くと復旧の邪魔になりかねないということで、沿岸部に行っておりませんが、まだ、復旧もままならず、復興には遠いというのが現状かと。なにより、福島原発の収束が未だめどが立たず、メルトダウンから、メルトスルーという状況に変化したとか。研究室で線量計を買いましたが、理学部の先生が測定してくれているモノは、自分との比較において、安心材料です。ちまたでいわれているようなホットスポットに当たるようなものが今のところないというか、見つけられてないだけなのかもしれません。年内にどこまで原そうしたことも発問題が解決しているのか、不安を感じ得ない毎日です。これまでにも書いたかもしれないですが、ここまで解決できたのは、個々の力の部分が大きかったと思います。もう少し、俯瞰的に見ることができる立場の方々が、積極的な手を打っていただけないものかと、もどかしいモノを感じ得ません。

 復旧をしながら、復興というある種難しい側面なのかもしれません。今回の津波も1,000年に一度という規模でした。出前講義で、直近、5年先、20年先ということは話しますが、1,000年先、日本、世界がどうなっているのかを描くのは、かなり難しいような気がします。どうなのでしょうか。。また、同じ津波に遭わないようにするのは、重要ですが。。一国でも早い復旧を願ってやまない、震災後3ヶ月でした。

DSCN0661.JPGのサムネール画像
 わたなべしるす

 PS. 来週の土日は、オープンラボです。先の話で天気までははっきりしませんが、雨模様ということはないようです。多くの方の訪問をお待ちしております。



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