東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2011年10月の記事です。

【出前お手伝い(ボランティア)】仙台市立木町通小学校、放射線計測のお手伝いと現状視察、その4(10/20)

2011年10月20日 (木)

 4/21, 6/3, 7/12に、仙台市立木町通小学校からお願いされ、放射線計測のお手伝いを行いました。月1回程度の測定というお約束でしたが、科学者の卵の関係で、使いたいという受講生がいらして、9月の測定ができず、失礼をしておりました。ほぼ3ヶ月あきましたが、なんとか。。。

DSCN0428.JPG 先週も3年生に「ヒマワリの種」についてということで、出前講義を行いましたが、そのときは、こちらが時間の都合がとれず、。。今日、ようやく時間がとれ、校内の測定ができました。前回の測定場所を継続するとともに、これまでの測定の経験で、大きな値が出そうなところを見ましたが、それなりに通常値より大きな値であったり、さほど大きな値でなかったり。ただ、前回から、3ヶ月ということもあり、右肩下がりで、低下が見られるというのが、一般的な感触でした。ただ、他と比べて、すこし大きな数値を示すところもはありましたので、その点について、担当の先生、校長先生などと意見交換ができたのは、何よりでした。また、来月も継続的に、測定をしたいと思います。

 お世話になった、熊谷先生、校長先生、教頭先生に、この場を借りてお礼申し上げます。これからもよろしくお願いいたしいます。


 わたなべしるす

 PS. 先週の会議で、七北田小学校NSPの取り組みについて、聞く機会があったようで、是非、そうした同様の取り組みを木町通小学校でもということを伺い、こちらとしてもできるだけ、サポートしたいということで、おはなしできたことも何よりでした。ありがとうございました。

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人材育成、教える側・教えられる側、夏から冬へ。。。。。。(10/20)

2011年10月20日 (木)

 人材育成というか、教育というか、その重要性がいわれて久しいが、思うようにうまく機能しているとはいえないようである。人材育成にも、教育にも時間と予算がかかる。もっと大事なことは、そのことに関わる人の「熱意、将来を見据える眼」というものもの大事なのかもしれない。それぞれの分野、領域で、将来像は変わるものであり、もちろん、共通した部分もあるが。。。その将来を見据えて、何をどうすることが大事なことなのかを考え、人材育成、教育が重要なのだろう。では、植物科学というところで、何が求められるのか、。。はたと考えるが、基礎から応用というのも、ずいぶんといわれていて、たとえば、シロイヌナズナの成果をアブラナ科作物にというも、一朝一夕ではない。そこに、確固たる戦略がないといけないような気がする。では、アブラナ科作物が持つ戦略性はといえば、もちろん、毎日の野菜であり、なたね油であろう。それ以外に何に利用できるのか、10年先を見据えて考えて、人材育成、教育が必要なのだろう。時間がかかるのは、確かであるが、岩手大時代から、仙台に復帰した頃に行っていた「21世紀COEプログラム」でも、人材育成は大事なテーマであった。そんな教育プログラムでトレーニングされた人材が、社会で活躍し、ふと、研究室を訪問頂いた、先日のことは、教育をしていてこの上ない、喜びであろう。。

DSCN1465.JPG 今まで、幼稚園から数えると、どれだけ多くの先生方にお世話になったのだろうか。もちろん、両手でも足りない人数だと思う。それぞれの先生から、それぞれ異なったことを学んだような気がする。小学校とか、中学校でもそうだったかもしれないが、クラス分けの時の担任の先生に一喜一憂したような記憶がある。初めて見る名前の先生で、どんな先生なのかとか。同じ教科書を使って、同じ授業を受けてきたのに、それぞれが異なる感性などがあるためであろう、受け取り方も異なってくる。これは、教える側になって、それなりの経験を積んだからいえるのかもしれない。というか、実感できるのかもしれない。そう考えたとき、教える側、教えられる側、双方に齟齬がないようにして、また、できるだけ意見交換などができれば、ずいぶんと教育ということを考えたとき、違ってくるのであろう。人生いつまでも学ぶということは、大切であり、それを考えたとき、教える、教えられるのどちらであっても、受け身でなく、より積極的にという姿勢が大事なのかもしれない。何より、これまで教えてもらった先生方、そして、一緒に学んできた学生さんたちに感謝しながら。。。。ありがとうございました。

 そんな風に、教育、人材育成は、一足飛ばしというわけにはいかないが、今年の季節はどうも途中を飛ばしているような感じであった。もちろん、10月の終わりでそれなりなのかもしれないが、仙台でも結構汗ばむような日もあれば、朝夕はずいぶんと寒い。例年より寒いような気がする。震災で感覚がずれているのかもしれないが。何かの出張明けで仙台に戻ったら、半袖だった駅前が、冬服に。。季節だけが一足飛ばしというようにならないように、教育、研究、人材育成も可能な限り、加速させたい。と思った秋の夕暮れでした。

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 わたなべしるす


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学生バイト石川桃子さんお疲れ様会&オープンラボありがとうございました

2011年10月17日 (月)

増子@娘が1歳になりました、です。

お蔭様で、先日娘が無事1歳の誕生日を迎えました。

娘が生まれて1年、研究室に復帰して半年。

渡辺先生はじめ研究室メンバーや周りの方々のご助力のお蔭でやってこられました。

本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

さて、土曜日のオープンラボでは遠方からご来場いただき、ありがとうございました。

今日から2週間が後期の出願期間になっています。

沢山の方々と春にまたお会いできることをメンバー一同お待ちしております!

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本日、学生バイト・石川桃子さんのお疲れ様会が開かれました。

9月末で卒業だったのですが渡辺先生のご都合など諸々折り合わせて、今日開催になりました。

今回は石川さんの1年9か月のバイト生活に報いるべく、キルフェボンのタルトを用意しました。

「おいしくて、かわいい」。才色兼備のタルトたちが並びます

キルフェボンには、モンブランのタルトのほか、栗を使ったタルトが数種類ありました。

また、すももやブドウ他、実りの秋を象徴するようなラインナップ。

ベタな表現ですが・・・ケーキの宝石箱です。それ以外ありません。

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味は云わずもがな。すごく美味しかったです。しあわせの味です。

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会では、石川さんとなべさんから一言づつ頂き、

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メンバーから記念品と色紙を贈呈しました。

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記念品はパンダのティーポットとカップ(パンダ好きの石川さんに因んで)。

喜んでもらいました(M1山村さん、古武城さん、ナイスチョイス!!)。

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メンバー一同から、広く信頼の厚かった石川さん。

引退は寂しいけど、またいつでも遊びにきてね。皆待ってます!!

新しい環境での飛躍をお祈りしています。

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準備を手伝ってくださった、女性メンバーの皆様、いつもありがとうございます。

M1古武城さん、名司会ありがとう。急に振ってすいませんでした。。。

M1山村さん、古武城さん、前田くん、色紙と記念品準備ありがとう。ナイスチョイスでした!

今回もケーキをご馳走くださったなべさん、本当にありがとうございました。

 

増子(鈴木)

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【出前講義】仙台市立木町通小学校・3年生特別講義「ひまわりのお花の秘密--たねはいくつあるのかな???--」(10/14, 20追記)

2011年10月14日 (金)

 昨日の福島高校での出前講義に続いて、今日は仙台市内の木町通小学校。先月、七北田小学校で初めてトライした、3年生。3年生から、生活科が理科と社会科になります。理科の植物関係では、まずは、いろいろな種類の植物を育てることだそうです。ひまわりも育てたとか。そのひまわりを材料にして、ちょうど、収穫できるたねの数を数える。七北田小学校と同じテーマで講義を行いました。

 グループに分かれて、たねを数えましたが、グループごとで数え方にも多様性があって。全員で数えるチーム。たねを分けて、数えるチーム。最後には、ずいぶんと早いチームと遅くまでやっているチームが。まだ、3年生なので、そのあたりのことを学習するのは難しいと思いましたが、何事も経験だと。

DSCN1396.JPG 数え終わったあと、数えたたねが多い順番に並んで。少ないところは、400個くらい。多いところは、直径20cmを超えるひまわりで、2,000個近いたねが。それを順序よく数えた皆さん。すごいです。この経験を次に生かしてください。最後には、質問コーナー。鋭い質問がたくさん出ました。花びらがある意味、茎の構造等々。これからの高学年でたくさんのことを学習してください。

 最後になりましたが、3年生の先生方、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。最後に、出張から戻られた校長先生お目にかかれ、来週の放射線の測定、院内学級との連携のおはなしを頂き、さらなる発展がと思っております。今後ともよろしくお願いします。

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 わたなべしるす

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 PS. 今日、木町通小学校のHPに、渡辺の記事を見つけました。ありがとうございました。お時間のある方、ぜひ、どうぞ。



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【出前講義】福島県立福島高等学校・科学者の卵エクステンドコース講義・実験「高等植物における受粉反応の観察」とSSHとの連携(10/13)

2011年10月14日 (金)

 9/8に、埼玉県立浦和第一女子高等学校に「未来の科学者の卵養成講座」の「エクステンドコース」の実験指導で伺いました。埼玉県立浦和第一女子高等学校の受講生は今年が3年生、すぐそこに受験が。。という状態でも実験をしようということにびっくりでした。一方、福島県立福島高等学校の1名の受講生は2年生。植物を利用した別の実験系を希望されていたのですが、実験材料のムラサキツユクサの特殊な系統をあちこちで探したのですが、どうしても見つけることができず、埼玉県立浦和第一女子高等学校の2名の受講生同様に、身近な花を利用して、受粉、花粉発芽、花粉管伸長の観察をすることを計画しました。埼玉県立浦和第一女子高等学校での実験指導と同じように、実際に受粉まではできますが、そのあとの、アルカリ処理、アニリンブルー処理は時間的な制限があり、できなかったですが、包埋をして観察できるスライドグラスの作成まで実習しました。花を解剖したり、受粉など大変なことが多いと思いますが、少しずつがんばってやってみてください。

DSCN1362.JPG 以前に伺ったときには、震災の影響で、生物、化学なのどの実験は、廊下で行っていましたが、今回は、仮設のプレハブ校舎もでき、実験などできるようになっていたのは、何よりでした。これから秋冬と花が少なくなる季節ですが、身の回りを観察して、がんばってください。

 実験のあとには、科学者の卵の受講生などと、現在の状況、今後の発展性などについて、deepな議論ができたことは何よりでした。また、SSH担当をされている先生方と、これからの高大連携を含めた発展のあり方を夜遅くまで議論頂けたことに感謝しております。ありがとうございました。新幹線も通常運行になったことから、近くなりました。また、折りを見えて、うかがえればと思っております。よろしくお願いします。


 わたなべしるす

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