東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2012年6月の記事です。

【出前講義】石川県立小松高等学校・SSH「総合科学(理科分野)」の文章表現におけるe-mailによる指導(6/7)

2012年6月11日 (月)

 5/16に釜石高校とのe-mailを介した「統合科学I」の「科学表現」の指導をしたことを記しました。他の高校でもこうした指導であれば、可能であると。

 そんなことをHPに記したところ、今年度も出前講義で伺っている石川・小松高校の寺岸先生の方で、渡辺の愛媛新聞の5/27のコラム・道標「基礎の重要性--積み重ねを欠く現代--」を題材として、コラムの要約、コラムを読んでの自分自身の主張等をまとめると言うことにトライする授業に使って頂きました。A4 1 pageにコラムを読んでのまとめと自己主張。慣れれば、簡単にかけることかもしれないですが、意外と書けないもの。たくさんのトライをして、文章を書くことになれてくれればと思います。また、勉強だけのための基礎力でなく、毎日の生活における基礎力も、習得してください。というコメントを、それぞれのレポートを読みながら、個別に返事を返しました。こちらの感想を読んでの、生徒さんたちの反応は、また後日、伺った折にでも。

DSCN0818.JPG この形式は、先日の釜石高校とは、また少し異なりますが、こうした指導も可能な形式の1つだと思います。ぜひ、活用頂ければと。。いろいろなトライアル、モデルケースがあるのだと思います。こうした活動がよりよい形でサポートできるのか、これからも考えていきたいと思います。最後になりましたが、SSHの寺岸先生からいただいたお話しでした。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. いろいろなことが重なり、忙殺され、少し遅れてのuploadになりました。。。

ページの一番上へ

生協の感謝祭

2012年6月 8日 (金)

もうすっかり初夏という感じになりましたね。

標準よりBMIが少し高い自分にとって気温があがるのは死活問題です。

 

 さて、タイトルにも書きましたように

昨日、今日と生協の感謝祭(?)が開催されており、

「500円以上購入すると射的ができる」

とのことなので、お弁当+αを購入し、いざ挑戦。

 

輪ゴム様が的に当たって下さり、景品を頂きました。

  DSCF0017.JPG

↑景品の東北大瓦せんべいです。

東北大学に来られた際には購入をしてみてはいかがですか?

射的以外にもお好み焼きやチヂミなども販売しており、意外と賑わっておりました。

 

これからますます暑くなりますが、

4℃部屋やアラビ部屋で涼みつつ、実験頑張っていきたいと思います。

すどう

ページの一番上へ

【出前授業】JST・次世代型「科学者の卵養成講座」を広報、第4弾(宮城県仙台第三高等学校; 6/7)

2012年6月 8日 (金)

 昨日が、仙台二華高等学校での科学者の卵の説明会。説明会プラス模擬講義でした。翌日の今日は仙台第三高等学校。SSHの運営指導委員も行っており、何かと出かけています。この日の説明会の参加者も、昨日の仙台二華高等学校と同じの15名程度。1年生が多かったようです。これまでの3回と同様に、webを使って、応募方法、合格後の基礎コース、発展コース、エクステンドコースなどについて、説明しました。それなりに浸透しているおかげか、特に質疑もなく。。。。

 より多くの方、ぜひぜひ、応募して頂けるのを楽しみにしております。最後になりましたが、今回の説明会の設定をいただきました、千葉先生、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

DSCN2829.JPG
 わたなべしるす

 PS. labに戻る途中で、来月の出前講義の打合せを。市内の市民センターで。以前からお世話になっていた小学校の校長先生にご紹介頂いたのですが、話をしていたら、こちらが知っている方をご存じであったり。出前講義関係の。。。世の中は、やっぱり狭いです。。。

ページの一番上へ

【出前授業】JST・次世代型「科学者の卵養成講座」を広報、第3弾と模擬講義「キャベツとブロッコリー」(宮城県仙台二華高等学校; 6/6)

2012年6月 7日 (木)

 先週は、仙台第一高等学校宮城第一高等学校での科学者の卵の説明会。今週は、仙台二華高等学校でお願いされ、あわせて模擬講義も。仙台二華高等学校では、例年通りのパターン。説明会には、15名程度。科学者の卵養成講座のHPを見てくれている方も。web上の情報を使って、応募方法、合格後の基礎コース、発展コース、エクステンドコースなどについて、説明したあと、いくつかの質問を受けて。今までの説明会より、多くの質問があったような。

 説明会のあとは、模擬講義。今年度は、渡辺が卵で講義をすること、また、その講義がOpen参加になる可能性があることから、違う講義。先日、木町通小学校でやった、「キャベツとブロッコリー」。これを交配したら。。。このあたりはさすが高校生。植物のことをよく理解していました。また、こんなことにはならないのかなど、deepな議論もできました。短時間でといいつつ、長い議論になりました。講義のあとには、植物について、様々な質問を受けて、。。放課後というものもありましたが、かなり盛り上がりました。何より、こうして植物に興味を持ち、科学者の卵を目指してほしいと。

DSCN2804.JPG 最後になりましたが、今回の説明会の設定をいただきました、菅原先生、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


 わたなべしるす 

DSCN2818.JPG

ページの一番上へ

・・・らしさ、世界的・・・、その先に。。(6/4)

2012年6月 4日 (月)

 師匠に倣ったわけではないが、この時期に人間ドックにしている。師匠は、大学の開校記念日を当てていたような。毎年一定の時に、同じようなことを行うことはたくさんある。今であれば、何であろうか。。。ぱっと出てこない。田植えも終わって、アブラナも終わりそうで。。。論文は周年でいつでも体制であるし。。

 いろいろなものに、「・・・らしさ」というのがある。出前講義では、最近、「高校生らしい課題研究」等と言って、大事なポイントを上げて話をしてる。現時点では、そのらしさがあてはまるであろうし、5-10年は続くと思う。身の回りで言えば、研究者らしさ、かもしれない。研究者にもいろいろな側面があり、また、日々、進化しているような気がする。自分が学生の頃は、あることが当たり前でも、今では、そうでないこともある。ただ、手先の器用さというのは、らしさではないかもしれないが、何かと求められることかもしれない。もっと広く言えば、器用さかもしれない。

DSCN2177.JPG 「・・・らしさ」というのでは、日本人らしさ、関西人らしさ、愛媛県人らしさ、などなど。というのもあるような気がする。ある特定の集団を見れば、ある種の特徴のようなものが。そのらしさがあるからこそ、その集団を特徴付けるものであり、もちろん、よい場合も、悪い場合もあるのかもしれない。震災の時に、並んでものをもらう、買う、というようなことは、positiveな評価なのかもしれない。というか、失ってほしくない、らしさともいえよう。それに対して、「・・・らしさ」という形で、失ってしまったものもたくさんあるような気がする。その陰に、「世界的・・・」とか、「統一・・・」というように、個性ではなくて、地球規模のまとまりというか。もちろん、それがよい場合もある。そろいの良さという点では、F1雑種育種でできた、最近の野菜(蔬菜)類の種子。肥培管理も収穫にも便利かもしれないが、それに対する病害虫が発生すれば、いっぺんにだめになる。。。という危険性も。。。

 そうした、「・・・らしさ」と「世界的・・・、統一・・・」というものをいかにバランスにかけて、物事を発展させるかと言うことが、これからの大きな問題なのかもしれない。どちらかがかけても、大切なものを失ってしまうような気がする。何とかならないものかと、頭を抱える。。。とも言ってられないので、何とかしないと思いつつの毎日である。


 わたなべしるす

 PS. 方言もそのらしさの1つなのかもしれない。すでに消えそうであるのが気になるが。。

DSCN2661.JPG


ページの一番上へ

diary Top« 1 | 2 | 3 | 4 | 5

ARCHIVE