東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2012年10月の記事です。

【出前講義】兵庫県立豊岡高等学校・特別講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」(10/6)

2012年10月 6日 (土)

 先月末は、ふるさとの愛媛、今治西条での講義でした。今回は、初めての兵庫県での出前講義。兵庫県というか、神戸大、SSHの全国大会などがあり、これまでもいったことはありましたが、高校での出前講義は初めて。特に、福知山線を通り、途中、丹波・篠山を通ることもあって。鉄道のファンというクラスだと思いますが、高速化対応で「振り子式電車」の最初のモデルだったような。(書いたあと調べたら、勘違いでした。。。)おかげで、書き物をすると、少し、車酔いのような。。。調子が悪かったです。また、単線ということで、列車の行き違いによる待ち合わせも。。予讃線であれば、こんなことはいつもなのですが。。。また、丹波・篠山というと、「クリ」が有名だったような。あとは、「黒豆」でしょうか。ふと、あたまに思い浮かんだのが、子供の頃に聞いていた落語。当時は、ラジオから流れるのを録音していたような。演目は、桂文珍の「崇徳院」。最初の前置きのところで、丹波・篠山の雪道での話が合ったような。仙台に来てずいぶん引越を繰り返したこともあって、いつの間にか手元になくなりましたが、。。「バレンタインのチョコレート」、「それもチューブのチョコレート」、「雪道でチェーンの装着をする」というような話が話の枕だったような。。。

DSCN3882.JPG 前置きが長くなりましたが、今回の出前講義のきっかけは、今年の1月の石川県立小松高等学校での「自家不和合性の講義」が、ちょうど、SSHの発表会の日程と重なっており、そのときに、豊岡高校の先生方もいらしていて、今年度に、ぜひお願いしたいという話で。そんな人のつながりが、今回の出前講義となりました。朝、8:30からの講義というのも、これまで講義を行った中で、一番早い講義だったような。また、最近は、「自家不和合性」、「キャリア教育」をあわせて、2hrとか。あるいは、それぞれを50minでというところを、ゆっくりと、2.5hr以上。あれもこれもしゃべろうとして、結局話し忘れていたり。。講義は、いつものように、最初は、普段食べているものの花の写真から、作物、果実の名前をというクイズ。というか、普段、身の回りをどれくらい観察しているかということになるのかもしれません。10個の花のうち、わからないところでは、本当に1-2個だけしかわからないところが、さすが、自然豊かな、豊岡高校の生徒さん、半分を超えてわかったのは。ただ、丹波ぐりというくらい有名なクリの花を知らなかったのは。。そのあと、生殖の重要性、自家不和合性等の話をして。質問の時間もゆっくりとって、30minはあったかと。自殖弱勢の原因、リンゴ品種・「ふじ」はさし木で増やしている、遺伝学の将来、などなど、たくさんの質問でした。まだまだあるのではと。そのあたりは、レポート、mailで質問頂ければと。お待ちしております。

DSCN3886.JPGDSCN3894.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、教頭先生、三木先生、谷渕先生には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。来月には、「キャリア教育」の講義でお世話になります。


 わたなべしるす

 PS. 稲刈りも終わり、ちょうど秋祭りののぼりもたっていたり。。。とてもよいところでした。

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【出前講義】仙台市立七北田小学校 NSP 3年生「ひまわりのお花の秘密--たねはいくつあるのかな???--」(10/4, 18追記)

2012年10月 5日 (金)

 9/20には、NSPで5年生を対象に「受粉・受精」ということと「イネの多様性」を講義しました。NSPも2008年に始まり、今年が5年目。いまでは、3年生にも講義をします。植物の生長ということで、ヒマワリの栽培をしています。そういえば、自分の小学校時代にもヒマワリの栽培をしたような。3年生だったのだなと。。。3年生に講義をするのは、2年目。今週は、同じ市内の木町通小学校でも3年生に講義しました。

DSCN3842.JPG 3年生の理科の時間では、植物を材料としたものでは、種を植えて、芽が出て、花がいて、種ができるというのを観察するというのが、植物との最初の接点なのかもしれません。そのヒマワリの生長を、改めて、写真を見ながら確認をしてもらい、花が咲いてから、種ができるためには、媒介する昆虫、ハチ、蝶のようなものが必要と。では、受粉、受精が起きたら、一体いくつの種が、ヒマワリの花にはできるのか、たくさんの種ができることを、実際に数えて、体感してもらいました。クラスごと、グループごとで数えるやり方に多様性があり、最初にその花の中にいくつの種があるかを予想してから、数え始めた訳ですが、ずいぶんと議論している理論派から、まずは花を壊してでも種を出して数える体力派と。。。こうしたことから、いろいろなことを学んだのだと。。。昔を思い出しました。

DSCN3851.JPG 最後には質問の時間。いろいろな質問が出ましたが、盛り上がったのは、キノコには、種があるのか。種がないけど、胞子で増える。キノコのようなというか、菌類の仲間が、発酵をさせて、ヨーグルト、納豆、チーズなど、たくさんの食べ物ができていると。。。でも、菌の仲間が。。。かなり、「えええええええええええええええええ。」という、びっくりした様子でした。ヒマワリとは違った感動があったのかもしれません。十分な質問ができませんでした。ぜひ、手紙に書いてください。また、答えますので。

DSCN3866.JPG 最後になりましたが、校長先生、板橋教頭先生、理科の椎名先生、3年生の先生方、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。ゆっくりと反省会をしたかったのですが、ちょうど科研費の申請時期。。。そんなことで、お許し頂きました。今月は、4年生への「ウリの仲間」の講義でもまた、お世話になります。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす


 PS. 8月に実験に来てくれた6年生とお会いしました。夏休みの研究をあのあと続けて、まとめて、発表して、表彰されたと。とてもうれしい話でした。ありがとうございました。これからも、がんばってください。

  PS.のPS. そういえば、昨日(10/3)の夕方には、「地震が来ます。震度3。」という、館内放送が。。。久しぶりでびっくりでしたが、その前の日には、10回以上の有感地震も。。。また何かあるのでしょうか。。。少し気にしています。。。

 PS.のPS.のPS. ばたばたしていて今日気がつきました。七北田小学校のHPに関連記事が。ありがとうございました。


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秋は来にけり

2012年10月 3日 (水)

学生バイト1年藤田琴実です。

ついに夏休みが終わってしまいました!この夏休みはぐてーっと堕落した生活を送り、特になにもしないまま終わってしまったように思います。うーん、せっかくの長期休み、もっと有効的に活用したかったです...。しかし、終わってしまったことをくよくよ言ってもしょうがないので、2セメも気合いを入れて頑張りたいと思います。

思い返せば9月中ははまだまだ暑く、いつ夏が終わるのかなー、といった感じでしたが、10月に入りひんやりとしてきました。夏が終わってしまったなぁと思うと、ちょっぴり寂しく感じます。しかし、夏にばかり執心しているわけにもいかず...。着実に季節は移り、今はもう秋です。キンモクセイの甘い香りが漂い始めたのが何よりの証拠!私にとって、秋の到来=キンモクセイの香りなのです。あの香りが小さい頃から大好きで、年に一度の秋のお楽しみになっています。

rps20121003_211819_684.jpgもうひとつ、私にとっての秋のお楽しみは葉っぱが紅葉していくことです!赤や黄色の暖色カラーがあちこちにいっぱいになっていくと、なんだかわくわく(?)してしまいます。もちろん、植物は私たちに色を見せるために紅葉しているのではないのですが。寒いという環境に植物が適応していった結果が、紅葉して葉を落とす、ということなのでしょう。そう考えると植物はすごいです。植物はこちらのことなど知ったことではないでしょうが、せっかくなので今年も紅葉を楽しませていただくことにします(笑)

私も頑張って寒さに適応して、炬燵に引きこもらずに活動する、ということをこれからのシーズンの目標にしたいと思います!

...あぁ、仙台で越冬できるのか今から不安です...。気合いで乗り越えられるといいのですが...。とりあえず、秋を楽しんでいきたいです!こちらは芋煮なる風習があるようなので、今から楽しみです!

結局私にとっての秋は「食欲の秋」のようです(笑)。

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金木犀の香

2012年10月 3日 (水)

藤田さんのダイアリーとかぶりますが自分も金木犀つながりで

すっかり秋らしくなってきました
生命科学棟の中庭には金木犀の木があります
いまでは玄関を出るとすごい匂いをただよわせております
自分は学部生のころ金木犀の香が好きでアロマオイルを買って家の玄関を金木犀の香にしていたことがあります
人にはトイレの匂いと馬鹿にされますがね
だれか自分も好きだという人がいてくれれば幸いです
ありがとう藤田さん
ちなみにアロマオイルなど洒落こいたものはいまでは使っておりません
めんどくさいです

どこぞかのアニメで子供が生まれたらこの木を植えて子供の成長とともに育てていくという小話があった記憶があります
知ってる方はなかなかのオタクですね
たとえ庭がなくても子供ができたらこっそりどこかに植えてみようと思います

さて季節はすっかり秋
秋のブラシカシーズンまであと少し

冬が来たらデータもまとめ、今年は新しい板も買い、ラボ生活、趣味ともに充実させたい
そして充実した冬を過ごし、ラスト一年を楽しく迎えられるよう先を見て準備していきたいと思います

以上

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夏を偲んで

2012年10月 1日 (月)

今日から新学期が始まりました。そうです、もう秋なのです。
始まりがあれば終わりがあるわけで、早くも過ぎ去ってしまった夏をダイヤリーに刻んでみようと思いました。

今年の夏は研究やら、旅行やら、いろいろやって、いつになく充実した夏となりました。
それはそうなのですが、思い返してみると夏の始まり頃よりは夏の終わりごろ、一昨日よりは昨日のことが記憶にあるので、夏のしめくくりに行った九州、屋久島についてのことが一番書きやすい。うん。

屋久島に行く人は屋久島の神やら魂やらのお呼びがかかってから行く(ラボに戻った時に聞きました。)習わしがありますので、何も感じた覚えはないのだけれど。。。実は僕も神にお呼ばれ行ってきたのです。
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その屋久島ですが、なんと屋久島には猿やら鹿やらが、人と同じ規模で住んでいるとか。
写真ではわからないかもしれませんが(写真中央:毛づくろいしている猿がいます。)とにかく行く道々には猿がいて、さすが世界自然遺産って感じでした。それにしても鹿はかわいかった(僕は鹿が好きなのです)。鹿のいい写真はなかったので割愛させてください。いい島でした。
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そうそう屋久島といえば縄文杉ですが。高くそびえたつ屋久杉の先端はあまりの高さに、見ることができませんでした。いったいどこまで伸びていくのだろうこの木は。とても大きかった。

さあそんな夏の思い出もダイヤリーに封印して、これから始まるゼミやら実験やらに集中できるようにせねば。
今学期は新たな気持ちで頑張っていきたいと思います。

M1 大嶋涼達

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