東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

決断、敬遠、予備。。。(12/29)

2012年12月29日 (土)

 何かに区切りをつけるというのは、難しい。ずるずると、というのがよくあるが、バサッと、これでというのは、見ていて、きれいなものがある。もちろん、その決断をするには、紆余曲折があったにせよ。。。今年の11月に母校の今治西で講演した時に、愛媛新聞にも記事にして頂き、その中に、自分の座右の銘というようなものとして、「人生崖っぷち」というのを書いてもらった。常に後ろは落ちる。そう考えていれば、前向きにやり続けるという決断しかできないが、逆に言えば、崖から落ちる時は、あきらめる時、考えないといけないと思っている。そうそうあってほしくないが、常に緊張感を持ちたいと思った、決断を見た。

 決断のインタビューを見ていて思い出すのは、甲子園での五連続敬遠。やる方もやる方と思ったが、マンガでの出来事が、現実になるとは。。。とも思った。監督がそのマンガのことを想定して、やったかどうかは、聞いたことがない。ただ、マンガの中で起きていることは、起きないとか、マンガを読んでも役に立たないと思っているのでは進歩がない。どんなことでもいつ起きてもおかしくない、そんな時代だと思っている心構えがあるのとないのとでは、違った人生があるように思う。マンガでは、敬遠をされた方が勝っているが、実際の場面では、された方が負けている。。。これも人生なのだろう。。

DSC_7327.JPG 野球だけでなく、どんな場面にも戦略はある。今日の新聞に働きアリの20%は、働かないとか。。。働かないことがよいことなのか。。。これは、どんな集団でも困る問題のような気がする。働かない個体の年齢などは関係ないらしい。。。働くアリを集めても20%は働かなくなるとか。。。何とも不思議であるが、それが世の中のような気もする。理由として、別の仕事が生じた時に、すぐに対応するためという解釈がされていた。。。。なるほどと言えば、なるほど。。そうでないような気がすると言えば、そうでないような。。。その集団の予備的存在と言えば、そうかもしれない。。。何とも難しい。余裕があるから、いろいろなideaがでると言えば、そんな気もする。今年もあと2日。脳みそに余裕がないような気がする。20%くらい働かない脳みそをつくって、考える予備を持つようにできたら、違う世界が見えるのだろうか。。。そんな2012年の年末である。


 わたなべしるす

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