東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

梅雨、境界、故障(7/8)

2013年7月 8日 (月)

 交配実験をするために、天気は気にしていた。学生の頃は、今のようにInternetもなく、テレビの天気予報を見るしかなかった。ところが、今なら、あとどれくらいしたら、雨雲がきて、どれくらいの雨になりそうなのかがわかる。とても便利である。子供の頃の梅雨は、蒸し暑くて、じめじめしていた。仙台にきて、梅雨は寒いというか、涼しいというか。そんな風に感じていたのが、いつの頃からだろうか。。。蒸し暑く、涼しくない。もちろん、涼しいというより、寒いに近い梅雨の日もあるのであるが。。。あと、バケツをひっくり返したような「ゲリラ豪雨」も増えてきている。昔なら、滝のような雨が降れば、梅雨明けというのがあったような。。。それが、そうではなく、頻繁に降るように。。。地面がアスファルトだし、周りに田んぼもない。となると、雨水が逃げるところがない。。。やっぱり、何かを考えないといけないのだろう。いろいろな環境のために。

DSCN6460.JPG 科研費の応募する時に、どの審査領域にというのがある。いつもは、昔からの「農学・育種学」である。ただ、最近は、名前が変わったらしい。。。ただ、共同研究が進展したり、どこに入れるとよいかわからないものは、「境界農学」というのがあった。確かに、ここからこっちは、この学問というのが、仕分けしにくい時代である。研究に限らず、境界がなくなるというのは、「グローバル化」ということでもそうかもしれない。なので、英語で書いたり、しゃべったり。結構、頭が痛い問題でもある。こうして、境界が曖昧になるものもあれば、そうでなくて、ここから先が、太陽系の外とかいう逆に曖昧だったのが、明確になることも。物事、それぞれなのかもしれない。

 実験に測定用などの機械は欠かせない。ただ、ここ一番という時に、故障をしたり、動かなくなったり。。。結構、そんなことに出会う。というか、タイミングの問題かもしれないが、もう少し早く実験をしていたら、その故障の時間帯を回避できたのではないかという気もする。機械のせいではなくて、人間側で何とかできるということもある。梅雨の時期、湿度が高い分、機械には負荷がかかりやすいのかもしれない。また、梅雨が明ければ、今年も暑い夏がという予報である。不測の故障に困らないようにするために、できることは、できるだけ迅速に片付けておきたい週明けの月曜日である。

DSCN6427.JPG わたなべしるす

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