東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年8月の記事です。

おいでませ山形

2013年8月22日 (木)

 お久しぶりです、学生バイト2年の藤田琴実です。

 なんとかテストやレポート、部活の合宿を終え、私は今山形に来ています。旅行、ではなく、免許が目的です。そう、私は山形に運転免許証を手に入れるために免許合宿に来ているのです!まさか合宿初日から車を運転することになるとは思ってもいませんでしたが、今のところ事故も起こさず順調に免許獲得にへと駒を進めています。

rps20130822_175605.jpg 本日は教習が少し早く終わったので、共に合宿に参加している友人たちと山寺―立石寺へ行くことに。今年はなんと50年に一度の御開帳の年であるとのこと。早速石段に挑戦!

rps20130822_175421_728.jpg しかし約1000段あるというだけあって、上に着いたときには汗だくになってしまいました。石段にめげることはありませんでしたが、脚がガクガク。今の私の脚はまるで生まれたての小鹿のようです。しかし登りきってふもとを見下ろしたときの達成感と行ったら!とても清々しい気分でいっぱいです。

rps20130822_175638_992.jpg 最後に山形名産ラ・フランスのソフトクリームを美味しくいただきました。疲れ体にほどよい甘さと冷たさがしみわたっていくようでした。石段の周りは木々に囲まれ、まさに「しずかさや いわにしみいる せみのこえ」。この句を詠んだ芭蕉の気持ちがわかりました。そんな木々を見ながら、「陰樹林っぽいなぁ。」とか、「カラスアゲハがいる!」とか言ってしまう私はやはり文学部には向いていないようです(読書は好きです)。

rps20130822_175523_519.jpg 明日からまた教習です。安全運転を心がけ、無事に免許を取得できるようがんばります。もしお時間がある方は日頃の運動不足解消に山寺を訪れてみてはいかがでしょう。

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ケガ、ムラ、お家芸(8/22)

2013年8月22日 (木)

 最近、気がつかないところでものにぶつかる。年をとったのだろうか。机とかいすの角にぶつけて、その場にうずくまる。。。どうも情けない。。。こんなはずではなかったと思う。ただ、ぶつけたり、ケガをしたりするのは手足であることがほとんどである。頭を縫うようなケガをしたのも慌てていて、それも学会でいつもと違う場所で。。さすがにその時には、びっくりしたし、周りにもずいぶん迷惑をかけた。ただ、そんな自分も、小学校の時に鉄棒から落ちている。1年生の時なので、そんなに高い訳でなく、。。ただ、落ち方に問題はあった。逆上がりをしていて、手を離したからである。落ちて当たり前。見ていた担任の先生がびっくりしたらしい。らしいというのは自分に記憶がないから。。。落ちたということ、そのものの。。子供の時から、木登りをして、木が折れたこともある。もちろん、落ちるが、頭をどう守るのかとか、どうやって落ちたら、ケガをしないかは、遊びの中で自然と身についたのかもしれない。という自分が、運動神経がよかったのかといわれると、クラスでしたから数えた方が早かった。それでも。。。。最近、小さな子供さんとか、小学生が地面に顔から落ちるというのを聞いて、驚いたことがある。なぜ、手をつかないのか、顔をかばった行動をしないのか。。。そうした危ない経験を小さい時に習う・身につけるというのか、本能なのか、わからないが、何をやってもケガは最小限にするというのは、生きているものとして大事だと思った。もちろん、実験の失敗という「ケガ」も、最小限にして、そこからの反転をするためにも、たくさんの失敗をしている訳なので。。。

DSCN7141.JPG 毎日同じように時間は流れているが、仕事にしても何にしてもムラがある。できるだけいろいろなことをムラなくやりたいと思うが、そう簡単ではない。やる気がすごいある日もあれば、そうでない時もある。どうやったら、ムラなくできるのか。ヒントではないが、新聞にこんなのを見つけた。ずいぶん前になくなられたが、池田高校の蔦監督の下では、1ヶ月に1回、1,000本ノックをしたらしい。とれなかったボールは数えないので、実際にはその2倍近くになる時もあったらしい。それくらい練習をしたから、社会人になってから、いろいろな場面に出くわしても、ムラなく対応ができるとか。。。確かにそう思う。で、今は、というのが続いていて。150本ノックらしい。。。これで、ムラなく、ボールを取り、送球するということ、異なる場面場面で最適な対応ができるのだろうとかと心配になる。実験をしていて、花粉管の侵入を見ながら、和合、不和合を判断していた。たくさんのサンプルがあるので、最初はどちらなのか、ずいぶん悩んで、指導教官の日向先生に顕微鏡をのぞいてもらって、「これはね。。。」というのと、では、なぜなのかと聞くと、「ここに、光っているのが、花粉管で。。。」ということをコメントされた。最初はその花粉管が見えない。もちろん、目に入っていても、判断ができない。。正しい判断をコンスタントにすることは、簡単にできないことではあるが。。。同じことを同じように判断できてこそ、一人前のような気がする。プロでもアマでも。。。。

 お家芸というのは元々は、歌舞伎、能、狂言、などの世界で使われていた言葉らしい。。。。その家が得意としている芸、演目。では、うちの研究室のお家芸は。。。「植物をちゃんと育てる」、「花を観察する」、「花という小さなサンプルを集めることができる」、ということであろうか。先日までも、イネの葯集めをしていたが、あれもお家芸の大事なもの。少しならできてもたくさんとなると。。。というのが、ポイントかもしれない。また、ステージをきちんと決めて、集めることができるのも。。日本のお家芸というのはなにか。。。この前、新型ロケット、イプシロンのことがでていた。昔は、ロケットを打ち上げたいと思っていた。遺伝学でなくて。。。この固体ロケット燃料は、1955年に故糸川博士が開発したペンシルロケット以来の技術らしい。テレビで見た限り、とてもコンパクトで、たくさんロケットをあげることができるというのが、ポイントらしい。このお家芸もムラなく、いつやっても同じ結果が出るというそんなものであろう。それぞれのお家芸を融合したら、何かすごいものができるのではないだろうか。そんな気がする。そういえば、仙台は今週までが夏休み。来週からは通常授業。夏休みの宿題が。。。四国・今治の人間なら、まだ1週間あるが、だいたい、今頃から慌てて、宿題を。。。。そうならないように、この夏休みにし忘れたことがないか、改めて確認して、あっても、慌てて、ケガをせず、ムラなく、片付けたい。。。

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 わたなべしるす

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早起きはお得?

2013年8月22日 (木)

夏休みの間、娘が学校で栽培している朝顔を家に持って帰ってきていました。

自分で育てた花が初めて咲いて、とても嬉しそう。

ある日、水を撒きながら翌日咲きそうなつぼみを発見して、「花が咲く瞬間が見たいな〜。」と言い出しました。

瞬間って、、、風船が割れるように一瞬でパッと開くとでも思っているのかな???

とりあえず、次の日に早起きしてみようと言うことで、目覚ましを4時にセットしました。


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1日目、AM4:00

ベランダに見に行くと既に花が咲いていました。

う~ん、朝顔って思ったより早起きなのね。


2日目、AM3:00

色々なHPを読んでみると、朝顔の体内時計が花の中肋で明暗を感知して開花時刻を決めている様で、日没からおよそ8~10時間後に花が開くようです。

そこで、昨日の失敗を教訓に、1時間早めて3時に起床してみました。

ところが、3時に起きてみると既に咲いている!!

「やられた~。」と思いつつよく見てみると、少し開きかけの花がもう1輪あったので、取りあえず10分おきに観察してみることに。花は30分程かけて完全に開きました。(睡魔と戦いつつ暗闇で撮影した為、ピンぼけ写真で失礼します。)


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3日目、AM2:00

またまた別の資料によると、朝顔は明けがたの温度によっても開花時間が変わるらしく、気温が下がると開花が早まるようです。ちょうど肌寒い日が続いていたので、開花時間が早まっているのかな?と思い、気合いを入れて今日は2時に起床してみました。

微妙に開きかけ?の1輪があったので、また10分おきに観察してみることに。ところが、1時間過ぎても開かない!!1時間半過ぎたところで痺れを切らして、花の先端をちょっと突いてみました。

10分後、再度見に行くと、、、「あ~~~~。」咲いちゃってる(涙)。


4日目、AM3:00

3日間の疲れからか?2時には起きることができず、3時に起床。

けれども窓を開けると、面白い光景が目に入ってきました。

まるで朝顔が徐々に開く様子を表すかのように、「つぼみ」、「咲きかけ」、「8分咲き」、「満開」の4輪の花が!! 

(つぼみは裏側で残念ながら写真に写りませんでした。)



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うまくいけば、立派な自由研究になるのでは?という企みの元で始めた観察でしたが、連日の寝不足で観察は4日目で終了としました。

けれども、朝顔の花は一瞬で開くものではなく、ゆっくり時間をかけて開いているのだということは何となく分かってもらえたかな?


もうすぐ夏休みも終わりますが、この時期にしか出来ない、楽しい(眠たい?)朝の観察会でした。


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いとう


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【基礎ゼミ113】番外編 うちの畑のジャングル

2013年8月21日 (水)

番外編です。うちの畑の様子を書きます。

庭の一角に母が老後の楽しみに、と畑スペースを作っています。

そこに、基礎ゼミで余った苗も植えさせて頂きました。

写真は7月末の光景ですが、現在はもっとえらいことになっています。

毎年、管理が追いつかずにジャングルに(写真左)。。。その分、沢山野菜が採れています。

はみ出ているのは、かぼちゃのツルです(写真右)。

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家の窓際には、ゴーヤでグリーンカーテンを施してます(写真右)。

現在は、窓を覆わんばかりの状態になっています。

プランターなので、水が不足するのか、あまり沢山の実はつきません。

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土袋で中玉トマトも育てています(写真左)。

この頃は青いけど、この後赤くなってだいぶ楽しみました。

半分は虫にやられました(笑)。

ナスも良く育ってます(写真右)。一日一個くらい取ってる??

味噌汁とか、漬け物にしたりしています。

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キュウリとピーマンです。

奥の葉が大きいのがキュウリ、葉が小さいのがピーマンですね。。。。

もはや何がなんだか分からない感じですが、毎日キュウリが取れます。

時々取り忘れのキュウリが非常に大きな状態で発見されます。

ピーマンがすっかりキュウリにやられている状態で、小さく小さく生きています。

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畑の奥にはサツマイモを植えてみました(写真左)。

現在は、もっとツルを伸ばしています。

アイスプラントも植えてみたんですが(写真右)、現在はサツマイモに駆逐されています。

非常に厳しい環境です。

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基礎ゼミで余ったオクラの苗も立派に育っています。

暑くなって、がぜん元気になってきました。

花も綺麗ですし、沢山生ります。

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赤まるみちゃん(だったかな。。写真左)とまるみちゃん(写真右)。

ちょっと伸びすぎですね。この後、収穫しました。

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メロンとスイカも植えてます。交配しなくても結果しています。

虫が勝手にやってくれるので、何もしないです。基本、放置です。

この後、この近くに蜂の巣が出来てしまい、手入れを怠ったので枯れてしまいました。

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その日の収穫はこんな感じ。

早速、山形のだしにして食べました。

夏野菜をみじんに切って、ポン酢とか醤油で味付けし、納豆コンプを入れたもの。

するする食べられて美味しかったです。

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今年は、家でも野菜を作り、学校でも野菜を作り、とても実り多く楽しかったです。

家では、まだまだ取れそうなので(主にキュウリが)、頑張って食べようと思います。

 

増子(鈴木)

 

追伸:

お盆の帰省の際、大雨の被害があった秋田県との県境、岩手県雫石町を通りました。

壊れた家や、積まれた土嚢。大雨から2,3日経っても、未だ一方通行の道路。

大変な被害だったようです。

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列車の線路も土砂で埋まっていたようです(現在は復旧)。

一日も早い復旧をお祈りしています。

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イネサンプリングの振り返り

2013年8月20日 (火)

8月8日以降、イネのサンプリングが続いていました。

昨年は「その時期に取れるサンプルを無理のない範囲で取れるだけ」というスタンスだったみたいですが、今年は必要なサンプルの種類と数をあらかじめ決めてあったので、「その時期に取れるサンプルを必ず取っておく」という方針でした。

サンプルの種類によっては採種できる期間が短いため、時期が来たら一気に必要な数を取らなくてはなりません。
また、サンプルは複数の異なる系統のイネから採種するので、A系統のイネのサンプリングの時期とB系統のイネのサンプリングの時期が重なることもかなりあります。実際は系統の違いによる成長の差はあまりないので、常に複数の系統のサンプリングに追われることになりました。

サンプルとするイネは古川の試験場から採取します。(写真は筆者です)
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後半にはサンプルリングする時期の状態の穂かどうか見分けるのもできるようになりました。
何事も経験ですね。

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この日サンプリングするイネはこのくらいの量でした。
一番のピーク時はこれの倍くらい取っていた気がします。

ラボに持ち帰り、皆さんの協力のもとサンプリングします。
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この日はラボに遊びに来ていらした卒業生の前田さん、山村さんも手伝ってくださりました。
さすがベテランの手つき、という感じで作業を早く進めることができました。
せっかく遊びにいらしたところすみませんでした。でも、助かりました。

おかげさまで昨日、全てのサンプリングが終わりました!
ここでサンプリングの時期に関する感想を少ししたいと思います。
まず天候に恵まれたのがよかったです。最初になべさんと古川に行った日に全ての雨を引きうけてしまったのか、その後は雨が降っても作業には影響しないほどの小雨でした。
あと、この時期に夏風邪をひいてしまったんが辛かったです。やはり、初めての作業でかつ毎日休みなく、というのは心身ともに負担だったようです。今年の経験があるので、来年はもう少し自分で調節していけると思いますが。

最後に、古川まで車を出してくださった、なべさん、増子さん、大坂さん、おださんありがとうございました。
サンプリングに協力してくださったラボのみなさん、バイトさんたち、卒業生のお二人にも重ねてお礼申し上げます。
そして毎回サポートについてきてくれた辺本ちゃんには特に感謝しています。

皆さん、お疲れ様でした。

M1 田口







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