東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2014年8月の記事です。

ブドウと遺伝,それから告知

2014年8月27日 (水)

なべ研の共同研究先の三重大の諏訪部先生から美味しいブドウが届きました.それがコチラです!!

DSCN0305.JPGのサムネール画像

美味しそうですね~(笑) たくさんの品種があるので,なべ研では毎日1品種ずつ頂いています.

そんな美味しい近頃・・・・からの今日の朝,ナベさんとの会話(一部内容を改変)
「もらったブドウの品種に関して,品種改良(遺伝学)の話を絡めてダイアリーに講義っぽく書いたら面白いよな??」
「そうですね(笑) 書かせて頂きます」
「シリーズ系でも,まとめてでも,そこは任す!」

DSCN0302.JPGのサムネール画像はい!え~そんな感じで始まりました.
M1イワモトによる,第1回ブドウに関わる品種改良(遺伝学)講座~!!(ブドウを食べきるまでの期間限定です.)

ポップにイキマスヨー!!

1回目は大まかなブドウの品種改良の話を!!1つ1つの品種の細かい情報はリンク先へお願いします.(ナベさんはむしろこっちの細かい話を書くように言ってた気がするけど・・・・・・スミマセン)

まずは,今日までに食べた品種を紹介(各自リズム良く読んでください♪)
・皮まで食べられるよ!種無しのシャインマスカット!!
・ナベさんは皮も種も食べるよ!ブドウの王様,巨峰!!
・読売ジャイアンツとは関係ないよ!皮まで美味(びみ)なマスカット,瀬戸ジャイアンツ!!
です.

細かいこと(交雑親,特徴)は前述した様にカット!マスカットだけにね!!

DSCN0301.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像マスカットは欧州ブドウと呼ばれており降雨の少ない地中海が原産地です.
しかし,日本は降雨が多い地域です(詳しくはケッペン気候区分で確認!).と言うことは・・・日本での栽培には適さない訳ですね.困りましたー(泣)
困った時のドラえもん「(デデデデッデデー♪)品種改良~」漫画の21世紀のハイテクマシーンを使えばあっという間に美味しい新品種のブドウが生み出すことが可能です.
だがしかし,
現実の21世紀ではブドウの新品種を生み出す為には早くて3~4年かかります.その後,数年間にわたり性質チェックが行われます.つまり,途方も無い時間と労力がかかっている訳です.そう思うと巨峰の皮も種も食べたくなりますね.

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現代の食卓に並ぶ野菜はほとんどが品種改良されたものです.さらに,野菜だけでなくお肉も,餌となる飼料には品種改良された穀物が入っているので遺伝学が関わってきます.遺伝学はとても大切な学問なのです・・・・・・おっと,ポップな感じが無くなって素の"真面目な僕"が出てきたので"第1回ブドウに関わる遺伝学(品種改良)講座"を終わりにしま~す.

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え~最後に,遺伝学は食生活に密に関わる重要な学問です.そんな学問を学べる"なべ研"に興味ありますね.そんな人はコチラまで♪来年はなべ研で頑張りましょう!!


P.S.
昨日来年の新入生がラボに顔合わせに来てくれました.来年からよろしくお願いします(^O^)/
秋田から仙台に来た先輩としてアドバイス,仙台のアパートは秋田程,防寒対策されていないぞ!!
アパート探しは慎重に!!


アパートはネット契約したM1イワモトでした.

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冒険、総合学習、悟り(8/26)

2014年8月26日 (火)

 出張に出かけても慌ただしくて、移動中はほとんど、パソコンに向かっている。揺れる中で画面を見て、調子が悪くならないですかということをよく言われるが、慣れなのだろうか。そうでもない。ただ、座席のテーブルの上に置いてkey boardを打つのは、どうもよくないと思う。膝の上なら、大丈夫。自分の搖れとパソコンの画面の揺れが一致しているからかもしれない。いずれ、こんなことができるのも、パソコンが軽量化されて、長時間駆動できるようになったからこそ。便利といえば、便利であるが、一方で、移動中に新聞、雑誌をめくる時間がなくなった。そこから得られる情報源は、パソコンとはちがうということもあるので、何とか時間を作りたい。新聞、雑誌は、コンビニとか、キオスクでgetすることがほとんど。ただ、先日の鹿児島出張の飛行機では機内誌、横浜出張の時は何というのだろうか、冊子が入っている。ほとんど時間がなく、めくることない。何より、のっている時間が、1.5hr程度。何かしていたら、めくる時間もない。そんな冊子であるが、蝦夷地図を作成した伊能忠敬、間宮林蔵のことが記されていた。偶然だろうか、後日、新聞記事でも類似の記事をみつけた。当時、津軽海峡を渡るということは、今でいうどれくらいなるのだろうか。かなりの冒険である。そうした中で、当時使われ始めた「天文測量」ということが記されてあって、緯度1度でどれくらいの実際の距離になるかを理解しようとしたと。。。1800年代の話しである。あまりに感動した。さらに、間宮林蔵が鎖国の時にもかかわらず、南千島列島、樺太、沿海州の黒竜江流域も調査したと。まさに、冒険だなと。冒険ではないが、江戸時代のこの頃には、変化アサガオも流行していた。メンデル遺伝を知っているわけでもなく。。。これはこれで植物の本質を知ろうとする冒険なのかもしれない。

DSCN0719.JPG 冒険といえば、小学校の頃、学校の校区内だけを遊ぶことは希で、その境界を越えて、隣の校区へ。さらには、隣の市町村へ。昔の朝倉村と周桑を結んでいたトンネルを越えて、帰りは海沿いの国道を自転車で帰ることが、子供の頃の冒険だったと思う。トンネルをぬけると、周桑平野がきれいに見えて、坂を一気に60km/hr以上で走った。今考えれば、結構無謀なことをしていた。また、カブトムシ、クワガタムシを探しに、同じように色々なところに行った。腐った椎茸の生えていた木の中にさなぎを見つけたときは、感動した。今となっては、それがどこだったのか、はっきりとは思い出せない。そんな子供時代を過ごしたことだったり、そもそもその時代には、小学校なら、国語、算数、理科、社会、体育、音楽、家庭科、くらいだろうか。あと、道徳の時間。雨が降ると、5, 6年の担任の先生は、大学時代のお化けの話をよくしてくれた。壁から血が流れるとか。。。その大学にも10年以上前の出張でおじゃましたことがあった。こんなところがと。。。もちろん、時代が違いすぎるので、壁から。。。。ということは起きないわけであるが。。。1970年代に小学校時代を過ごしたものには、2002年から始まったという総合学習の時間というものが、ぴんとこない。新聞記事によると「課題を見つけて、解決する資質・能力」とある。世の中から自然が消えたからだろうか。そんなことはない。今でも、セミを捕ることはできるし、カブトムシも。仙台でも郊外に行けば、可能であろう。カブトムシを捕まえるという課題を見つけて、それをどうやって達成するか、ということであろう。その時に、機能していたのは、先輩からの教え。そうした先祖伝来とまではいかないまでも、伝わったものを大事にして、ここに行けば、こんなことがあるというのを聞いていたから。ただ、そこでどうやって捕まえるかは、それぞれのidea勝負。クヌギの木の穴に入ったクワガタムシをgetするために、指を犠牲にして、かみつかれて、引っ張り出したことも。これが解決する資質・能力のような気がする。子供の頃、自然の中での体験をすること、バーチャルでなくて、それが大事な冒険であり、周りの環境を考えて、どうしたら、getできるか、ということを総合的に考えていたような。そんな時代にすることはできないのだろうか。。。もちろん、新聞によると成績向上という効果があるようであるが。。。指を犠牲にしてgetしたのでは、成績向上は。。。計ることが難しそうである。

DSCN3559a.JPG そんな子供時代には、ずいぶんと殺生をした。何を、どの様にとは。。。お許し下さい。殺生をしないというか、よくセミ、カブトムシ、クワガタムシを捕りに行った「お寺」ではもちろん、殺生など、もってのほか。。。。そんなことよりも「悟り」を開くところのような。夏休みだったろうか。お寺で習字とか、座禅とかあったような。。。なんともいえないつらい思いでしかない。字が上手にならないし、足がしびれるし。。。ただ、2度ほどであろうか、座禅をすることがあった。何が見えるというか、悟りが開けるのか。そもそも、そんなことを考えてはいけないのかもしれない。そんな時、科学者の魂、科学を論じる、アインシュタイン、悟りというようなことを束ねた読み物をnetで見つけた。科学を考えるなら、量子力学を学ぶことがとあった。「???」であったが、パソコンなどの半導体を考えると、確かに「量子力学」である。だれもが使う弱電の家電にも半導体はある。ただ、渡辺を含めて、その中の「量子力学」はスルーしている。それではいけないのであろう。もっと、科学を語ることをしないと。日本では宗教・哲学は「悟り」の方向と思う。西洋で宗教・哲学は。。。「科学」とか。「????」・その科学の道を極めたものに与えらえしものが「Doctor of Philosophy (PhD)」の起源というの聞いたことがある。だからかどうかわからないが、その先の読み物の中に「ニュートンが悟りを求めていた」と。。。ということは、悟りと科学は同じことなのだろうか。。。よくわからないが、ある種の道を極めるためには、頂点を目指して、その先を目指す、これを通じて、新しい境地を見いだせるような気がした。夏休みもあと5日と数えるのは、子供時代の感覚が抜けてないから。仙台ではもちろん、学校は始まり、愛媛でも土曜日半ドンがない関係だろうか。8月中に2学期が始まるとか。。。早めに宿題を済ませて、秋に来るであろう別の宿題に取りかかる準備をしないと。とおもった、8月終わりであった。

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 わたなべしるす



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【研究室訪問】飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コース「プラズマ照射法で自家不和合性を破る」実験-3(8/24)

2014年8月25日 (月)

 前日の土曜日に引き続いて「飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コース」。日曜日も朝から晴れて気温もうなぎ登り。。。唯一の救いは、夕方に20mm弱の雨というより、この前ほどではなかったですが、ゲリラ豪雨。雷も鳴って。。。雨降りのあとには、気温も差5oCくらい下がって。実験は室内なので、影響を受けることはないにしても、短時間で降るよりは。。。ただ、この雨降りのおかげというか、研究科の建物の周りの草刈りをされた雑草が、元気になっていたのは。。。困ったものです。

DSCN3650.JPG プラズマ処理をすることについては、ずいぶんとなれたもの。というか、処理をしたあとに、柱頭上で花粉がどの様な振る舞いをしているかを考えることの重要性を理解して、3人で顔をつきあわせて、あれこれと議論をできるようになったのは、何よりかと思います。秋以降については、2年生の仙台二華・丹野さんと山形西・佐藤さんで繰り返し実験と問題点を見つけ出し、そこから新たな発展実験ということで、2日間終わりました。秋田南・一ノ関さんは、受験生。受験をがんばって下さい。ということで、11/8-9の全国大会と年明けの国際会議に向けて、実験をがんばって下さい。平日は、labから近い、丹野さん中心に。週末は、佐藤さん中心にということで。せっかくですので、lab memberと同じように、研究室にいる磁石を作ることにしましょう。

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 わたなべしるす

 PS. 昨日も書きましたが、「agar」を用いた研究もかなり熱心で。濃度と硬度をほぼ手触りで理解していました。。。。というか、画像を見てこれは、花粉動態がどうということも。同じくらいしっかりやっていましたので、なによりかと。。

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ウナギ、ブドウ、美味しくいただきました!

2014年8月25日 (月)

こんにちは、M1ゴトーです!今年の夏も終わりに近づいてきましたね。

今年の夏は暑かったような、涼しかったような・・・

さて今回は、研究室の皆さんとウナギ丼をごちそうになりました!

私は、今年初ウナギでした!とても美味しかったです!

ウナギは卒業された前田さんからということで、ありがとうございました!

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食感は割とサクサクしていて、たれとの味の相性もGood!

ウナギってこんなに美味しかったんだ!と、改めて思った残暑の午後でしたw

そもそも何で土用の丑の日の鰻という習慣があるのでしょうか?

調べてみると、通説としては平賀源内説があるようです。以下、wikipediaより抜粋。

それによると、商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため源内の所に相談に行った。源内は、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。すると、その鰻屋は大変繁盛した。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したという。

ということのようです。エレキテル発明の平賀源内、鰻の風習まで作ったのかと、多方面にわたりその才能(なのか?)がさえわたっていたようですね!江戸時代の発明家、流石です!


鰻丼の後は、諏訪部先生からいただいたブドウをおいしくいただきました!

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皮まで食べれる種無しブドウが、個人的に美味しかったです!ご馳走様でした!


今日は甲子園決勝ですね!

今回はM1岩本君の気の利いた一言で、甲子園決勝を見ながらの食事でした。

三重のおいしいブドウを食べながら、三重高を応援するという、何ともありがたいデザートのひと時でした。

ということで、鰻とブドウありがとうございました!とても美味しかったです!


先週、後期院生会会議があったのですが、前期の院生会役員の研究室が役員を引き継ぐということで、岩本君に引き続き自分も副会長になってしまいました。

スポーツ大会の運営など大変だとは思いますが、自分なりに頑張っていこうと思いますb

ではまた、次の機会まで


M1後藤

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【研究室訪問】飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コース「プラズマ照射法で自家不和合性を破る」実験-2(8/23)

2014年8月23日 (土)

 鹿児島よりは少しは涼しいかなと思いますが、それでも今日も仙台は夏日。。。お盆が終われば、昔はずいぶんと涼しくなっていたようなのに。。。来週にはもう少し涼しくなり、最高気温も30oCを下回るようになるとか。。。もう少し涼しくなってくれないと、体力的に。。。

 さて、7/14のお盆の間に実施した「飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コース」。前回は時期的なこともあり、仙台二華・丹野さんと山形西・佐藤さんで実施。今回の今日、明日は、秋田南・一ノ関さんも加わってのfull memberで。今回もTAとして、M2の辺本さんが、対応してくれました。前回の実験で、プラズマ処理がうまくいかないというようなことだったのですが、今日の実験でその原因らしきことが判明。ヘリウムが少なくなっていたようで。。。共同研究をしてもらっている工学部の安藤先生に急ぎ、連絡をして、補給。何とかなりました。安藤先生、急なことにもかかわらず、ありがとうございました。実験の処理から、実験dataの解釈のところまで自分たちでしっかりできるようになっているのは、すばらしいですね。

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DSCN3648.JPG ぜひ、この調子でがんばって、11月の全国大会、国際学会で発表できるレベルまで持って行くことにしましょう。明日もまだ、暑いようですが、夕方まで、がんばって。。。そうそう、科学者の卵養成講座のHPには、3名の方々のコメントも記載されています。合わせて、ご覧頂ければ。。。


 わたなべしるす

 PS. 前回の「agar」を用いた研究もさらに発展させているようで、agarの濃度がどれくらいになると、どれくらいの硬度になるかというような。。。。何事にも考えながらやることは大事かと。

DSCN3649.JPG PS.のPS. 今日の実験の合間は、先週、伊藤さんが提供してくれた「スイカ」。渡辺も頂きました。ありがとうございました。

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