東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2014年8月の記事です。

ぼんぼんぼんぼぼぼん 増子ver.

2014年8月17日 (日)

 

ぼんぼんぼんぼぼぼん、ぼんぼんぼんぼぼぼん、ぼんぼんぼんぼぼぼん(以下略)。

お盆が終わりつつありますYO!増子です。↑は九州新幹線のCMソングに使われた、Maia Hirasawaの"Boom!"です。東日本大震災でお蔵入りになってしまったCMですが、そのすばらしい映像に勇気づけられた方も当時多いはず。カンヌで金賞を貰ってるのよ。エキストラ15000人!すごいプロジェクトだ。良ければ、聴きながら以下どうぞ。

 

さて、私の今年の"Boom!"、もとい、盆ですが、釜石と盛岡に行ってまいりました。

釜石は旦那さんがかつて住んでいた町なんですねー。海の街だと聞いていましたが、意外と山側は山村って感じでびっくりしました。リアス式海岸だし。海側は建物や道路が新しく、海岸近くには瓦礫がつまった袋が置いてあったりして、あまり近づけませんでした。しかし、釜石イオン、新しいホテルなどが出来ており、ここを足掛かりに復興が進んでるんだという手ごたえが感じられました。泊まったホテルの軒に地蔵が居り、時々祈りをささげる人が来てました。

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ついでに、釜石の一大サイトシーイングスポット・釜石大観音にも登ってみた。ちょっと曇りだったけど、眺めがよく、高台にはエスカレーターで行けます。胎内には、33の観音像、七福神像があります。

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とっても眺めが良く、花もきれいでした。山が直接、海に落ちて断崖になっている、リアス式海岸なのが良くわかりますね。

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サン・フィッシュ釜石では、ウニといくら丼を頂きました。うにがもう、劇的にうまい。いくらもやわらかでうまかったです。すばらしく遠いけど、来てよかったわ。

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盛岡では、美味しいお弁当や、お義母さんの手料理などを頂いたりしまして、またもや食い倒れの旅ですよ。ありがたいことですよ。げふー。ありがとうございました。

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娘は今回の旅で、NHK・Eテレのびじゅチューン!「オフィーリアまだまだ」という動画を覚えて、歌っていたため、要所で騒がず本当に助かりました。このシリーズは本当に面白い。作者の井上涼さん、本当にありがとう。ありがとう、NHK。日本の、世界の芸術作品をわかりやすく子供に伝えるという意味で、教育的にも良いと思う。八橋蒔絵硯箱とか、モナ・リザとか。大仏とかー。

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というわけで、来週からは通常通りの日常が戻ってきますよー。あ、ケーキマップも更新しますよ!ええ!しますとも!アメリカの分も載せますとも!あと、TOPのスライドショーも入れ替えます。イネも終わったし、ちょっと心の余裕があるわ。

という訳で、今年のお盆・増子ver.でしたー。今日はやっとお墓参りにも行ったし、もう思い残すこと無いわ。お盆もラボでがんばってるメンバーの皆様、お疲れ様でした。お土産持参で出勤しますんで、お楽しみに。

みなさんも残り少ないですが、良いお盆を!

 


増子

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【出前講義】Google サイエンスフェア in 東北 2014年・研究発表会審査員(8/16, 20追記)

2014年8月16日 (土)

 8/5(火)にアナウンスしたとおり、お盆の期間中であるにもかかわらず、研究発表会。農繁期というので、実験をすることはありましたが、この日程でのアウトリーチ活動は、はじめてではないのかと。。(SSHのダイコンコンソーシアムの関係で、8/16が移動日になったことはあったような気はしますが。。。)。朝から雨模様の仙台。終日、降ったりやんだりで。最高気温も22oC近くという、イネの開花時期に近いこの時期にしては、少し厳しい低温かなと。。。冷害が起きるような温度ではないにしても、少し肌寒い天気でした。

DSCN3570.JPG Google サイエンスフェア in 東北 2014年・研究発表会は、10:30から午前の2hrほどが、ポスター発表でのアピール。これで予選を通過すれば、午後からの口頭発表ができるという仕掛け。先々週の水・木に開催されたSSHの発表会の「ミニ版」という感じ。違うのは、organizeしているのが、今回はGoogleという巨大な会社。一方、SSHはJSTという国の組織というか。いずれ、理数系の様々な分野の発表があったのは、見ていて、おもしろいものでした。会場の関係もあるかもしれないですが、あらかじめ、発表・登録したと思われる生徒さんと彼らの研究を指導した東北大の学部生、大学院生というのは、ポスターを見るという意味では、SSHより比較的ゆっくり見ることができたような気がします。また、1/4-1/3くらいが、実業系の高校、高等専門学校の生徒さんたちと言うのも特徴。研究内容も、震災の被災関連、放射性物質の除去、バイオエネルギーなどが多かったのも、このプロジェクトのもう1つの特徴かなと。時間の関係もあったかもしれないですが、最後の結論にまでいってなくて、結果が出ているという所までのが多かったのは、少し残念かなと。

DSCN3571.JPG 選ばれし午後からの発表では、15題の発表が。時間内にほとんどの発表が入っていて、質疑もしっかりできているのは、niceでした。もちろん、もう少し研究の過去の歴史を知る、一方で、先端の研究がどうなっているかを学習するというのも大事なという研究も。いずれ、発展性のあるよい研究が多かったと思います。あと、この発表は、YouTubeで生中継が。。。もちろん、serverに保存されているので、このあとにも見ることができます。見ることができなかった方はぜひ。こちらからどうぞ。さて、この15題から、東北大学賞、日本科学未来館賞、JAXA賞、Google賞、賞審査員特別賞、アンバサダー賞が選ばれた訳ですが、賞の選考にも携わりましたが、結構難しいものがありました。実は、この審査の会議の裏では、昨年のアンバサダー賞を受賞し、ISEFでも大きな賞を受賞した仙台二高の山中さんがそのことなどについて発表を。科学者の卵養成講座の修了生でもあったので、その発表を最初から伺いたかったのですが、プログラム編成上しょうがないとは言え、後半の部分を聞くことができて。何よりでした。質疑のところで、科学者の卵養成講座についても、広報頂きました。ありがとうございました。

DSCN3574.JPG で、それぞれの賞は、

 東北大学賞:宮城県仙台第二高等学校(砂山シミュレーション)
 日本科学未来館賞:岩手県立釜石高等学校(最強の防波堤)
 賞審査員特別賞(JAXA賞):宮城県仙台第三高等学校(細光ランプで闇夜を照らす)
 Google賞:福島県立磐城高等学校(二酸化炭素からプラスチックを作る)
 特別賞:宮城県農業高等学校(被災地におけるそばの有効性の検証と観光地化への提言)
 アンバサダー賞:福島県立磐城高等学校(二酸化炭素からプラスチックを作る)
 
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DSCN3580.JPG となりました。受賞された皆さんのさらなる発展を祈念しております。あるいは、どこかでまた、さらに発展させた研究を見ることが得きるのを楽しみにしております。最後になりましたが、Googleの松岡様、上原様をはじめとする関係の皆様方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、来年もこうした企画があれば、お手伝いできればと思います。いまだに、ガラパゴス携帯しか使っていませんが、その当たりは、ご容赦頂ければ。。。。やっぱり、ブラインドタッチで書くことができるパソコンがないとだめな渡辺ですので。。。もちろん、このHPはスマホからでもちゃんと見えるように設定しておりますので。。。


 わたなべしるす

 PS. 発表の中には、仙台第三高等学校・コアSSHを基盤とした「みやぎサイエンスフェスタ」において、中学生で発表していた生徒さんが、高校生になって、その当時の研究をさらに発展させていたものがあって。。。感動でした。あの当時の実験から数段の進化をしており、まだまだ、進化の余地があるので、さらに発展させてください。楽しみにしておりますので。

 PS.のPS. 震災前には、年に2回ほど出前講義で伺っていた福島県立相馬農業高校の生徒さんたちが、バラ科植物の自家不和合性の研究をされていました。こちらが訪問していた当時は、アブラナ科植物の自家不和合性でなく、多様性の方を研究していたのをコメントしていました。時代も流れて、でも、自家不和合性というか、多様性についての研究が継承されているのは、何ともいえず、うれしいことでした。

DSCN3573.JPG PS.のPS.のPS. 高校生の指導をしていたメンターには、科学者の卵養成講座の修了生である「ひよこ」さんたちが、ずいぶん活躍していました。これからもよろしくお願いします。

 PS.のPS.のPS.のPS. 8/20, 22:00, 大学のtop pageの所に、「Googleサイエンスフェア in 東北2014」の記事が書かれてあり、最後に講評をされた吉澤先生のコメントも出ていました。


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【研究室訪問】飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コース「プラズマ照射法で自家不和合性を破る」実験-1(8/14)

2014年8月14日 (木)

 昨日がお盆の入り。今日もずいぶんたくさんの車が市内ではお墓参りに。そんなで、思わぬところで、道路は混雑していて。。。ただ、片平キャンパス内は、部分的に部局でお休みというところもあり、静かなものです。一方で、生き物を扱っていて、イネの花の農繁期のこの時期。忙しいというのが、うちの研究室。そんな中で、昨年度、循環型科学者の卵養成講座の発展コースで、実験に来てくれた、仙台二華・丹野さん、山形西・佐藤さんが1日、続きの実験ということで。秋田南・一ノ関さんも参加したいということでしたが、受験生ということもあって。。。また、お盆の時期ですので、移動も大変ということも重なり。。。そういえば、丹野さんは、高校のSGHのイベントで、カンボジアとタイへ。一方、佐藤さんは、日英高校生交流会に参加。どちらも、グローバルな経験を積まれて。。。それも感動でした。

DSCN3559.JPG 実験のお世話には、TAとして、M2の辺本さんに。プラズマ照射をしたあとに、顕微鏡で観察しながらという計画を。それに従って、この前の実験で十分に できなかった、反復実験の部分を重点的に。去年の冬と夏の植物ということで、少し条件もちがって、このあたりが、植物というか、生き物を使うということの 難しさだなと。。。実験の基礎の部分は去年の発展コースで習得済みということで、花粉動態を実体顕微鏡で観察して、それを見ながら、議論もしっかりできる ようになり。。。さすがだなと。

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DSCN3567.JPG 実験の合間には、渡辺の方で来月に非常勤講師で講義をお願いされているpptを使って、自家不和合性の歴史などを2/3くらいは講義できたでしょうか。少なくとも、生理学実験の大変さの部分は、わかってもらえたのでは。また、お盆の時期の実験ということで、ケーキタイムも。

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DSCN3564.JPG ということで、夕方までに反復実験をして、次回は、8/23~24ということで。土日に実験。来週から高校始まるらしく。。。渡辺の高校時代よりも速いのではと。。。いずれ、次回、さらなる展開があることを楽しみにしています。最後になりましたが、準備などを一手に引き受けてくれた、M2の辺本さん、ありがとうございました。新しいdataを持って、来月の科学者の卵養成講座の時に、安藤先生とまた、議論できることを楽しみにして。。。


 わたなべしるす

 PS. 発展コースの時に、葉っぱの観察をずいぶん、楽しんでやってくれていたのは、思い出しますが、花を生けている「寒天」にここまで興味があったとは。。。この写真の時は、まだ、序の口で。。。その後は。。。ちょっと。。何事も興味を持って、集中してやることは大事なことです。また、次はさらに発展させてみてください。

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セミ、プレッシャー、お盆(8/13)

2014年8月13日 (水)

 外ではセミが鳴いている。昨日は雨降りで涼しかったが、今日は曇っていて、蒸し暑い。それでも外では、セミがずいぶんと鳴いている。HPに書いたかどうかも忘れてしまったが、廊下で「ミンミンゼミ」を見つけた。霧雨だったような。何かの拍子に入ってきたのかもしれないが、。子供の頃に捕まえることができた主力のセミは「ニイニイゼミ」、「アブラゼミ」、「クマゼミ」。もちろん、「ツクツクボウシ」、「ヒグラシ」、「ミンミンゼミ」も鳴き声を聞くことはあったが、高い木の上だったりして、まず、お目にかかれない。ところが、仙台だと「ミンミンゼミ」、「アブラゼミ」、「ツクツクボウシ」が主力のような。この順番かな。。。今治から仙台に来たときは、びっくり。culture shockというのだろうか。こうした違いは、生育に必要な気温の違いなのだと思う。ただ、今治で主力だった「クマゼミ」も温暖化の影響で北上しているらしい。どこまで来ているのか、直接の資料を見たことはないが。。。あと、子供の頃には、夕方になって土の中から出てくるセミの幼虫を捕まえていた。ヤブ蚊にやられるのを覚悟でという感じであったが、脱皮するのを見ると、感動する。何とか、片平でと思うが、。。今日もくじけた。。。そんなセミ、寿命が短いというか、成虫の期間が短いというか、そんなことをよく言われる。受精卵から数え始めれば、それなりの長さかもしれないが、活動が見えるのは、1 week程度だろうか。その間に次の世代のために、ひたすら活動する。とてもactiveというか。なんと表現すればよいのだろうか。与えられた時間とチャンスを最大限に活用するという点では「セミ」を見習わないと。。。

DSCN2862.JPG 短い時間のセミがプレッシャーを感じているのか、その当たりはよくわからない。長い、短いといえば、花粉の寿命がある。昨日でサンプリグが終わったイネの花粉は寿命が1minだったような。ウリ科のスイカも短かったが、イネほどではなかったような。ウリ科でも、キュウリはそれなりの長さがあったような。アブラナ科のキャベツとかなら、1日単位で、寿命があった。花粉にプレッシャーというか、ストレスがかかる程度が違うのか。そんなことは考えたことがないが、花粉の寿命とその意義は、どこかで考えといけない、植物の生殖分野における重要な問題であろう。プレッシャーは、どんな場面でもかかっているはず。大なり小なり。もちろん、慣れという問題もある。学生の頃、実験をしていても、最初は、なかなかうまくいかない。何より苦労したのが、genome DNAをとること。調べようと思う遺伝子がゲノムの中にあるのかどうかを調べるために、Southern blotというのをしようとしたが、思うほどDNAがとれない。今なら、そんなことはないが。ただ、そんな実験も繰り返して、10年近くやっただろうか。だいたいの勘所はわかってくる。10年もかからないと思う。10回くらい実験すればなのか、もっと少なかったり、多かったり。その当たりになれば、この時は、こんな感じというのがイメージできるようになる。ただ、英語で論文を書くというのは、どうにも慣れない。。。そういえば、夏の甲子園も始まり、高校生も一球一打にプレッシャーを感じてやっているのだろう。

 明後日がお盆の中日。今日あたりからお墓参りというのが、仙台でも。その関係だろう。日中、場所によって、ずいぶんと道路が混雑していた。子供の頃の虫取りの場所は、お寺であったり、神社であった。今の時期になると、お墓の周りはきれいにされ、しきみを立ててであった。仙台だと、花をというところの方が多いように感じる。これもセミではないが、地域差なのだろう。ただ、どこでも同じなのは、ご先祖様をきれいにすること。渡辺のいるところの起源は。。付置研の農学研究所。今の場所に来たのは、昭和40年代らしいが、せめてそのご先祖様に手を合わせて、きれいにすることでも考えることにしよう。明日からしばらくはあまり暑そうにもないのだから。。。

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 わたなべしるす

 PS. 東北新幹線が、午後から夕方にかけて、盛岡以北で一時、見合わせとか。月曜日の出張の帰りも指定席は混雑していたのだから、今日の一時見合わせは、大変だったのでは。お盆の帰省も重なって。。。。


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母を訪ねに70里!!

2014年8月13日 (水)

最近,先輩方の方がダイアリーの更新頻度が高いので,実家(栃木)に帰省(母を訪ねに行く)前にダイアリーを書いています.
※1里=4km 仙台~栃木=約280km

イチゴは野菜とは認めません.M1イワモトです.
私の実家はイチゴの名産地の栃木県でございます(2票ってww)
果物とは木本類に生る物で,野菜は草本類であり,イチゴは草本類・・・・・・・・.
でも,認めません.

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なべ研ではケーキ会を実施しており,イチゴのショートケーキをお目にすることもあります.
もし,イチゴが野菜なら,ショートケーキは野菜ケーキではないですか!!
さらに,
1人暮らしの強い味方の"野菜ジュース"にはイチゴは入っておりません!!

P8080456.JPGこんなことを考えていたらイチゴのケーキが食べたくなりましたので,帰省から戻ってくる際にはケーキを持参します.ケーキマップに栃木県が載る日ももうすぐです!!増子さ~ん(^O^)/ケーキマップの更新お願いしますね.

来週中に"ケーキマップに栃木県進出!!"というダイアリーが更新されることでしょう(*^_^*)

P.S
一枚目の写真(名刺)は増子さんに作って頂きました.冗談半分に緑色の名刺を白い名刺と合わせて作って頂きましたが,大変気に入っております.

無論,配る際には相手を見て色は選びますので心配しないでください!!

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