東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

はじめまして。

2014年9月12日 (金)

 はじめまして、東北大農学部1年の進藤です。4月から渡辺教授の研究室で学生アルバイトをしています。ブログで度々紹介していただいている通り、私は宮城第一高校理数科の出身で、科学者の卵養成講座の2期生でもあります。渡辺教授にはそのころから色々とお世話になっています。

 さて、先日9月9日に行われた宮城第一高校理数科の課題研究中間発表会に、渡辺教授についていく形で私も後輩たちの発表を聞きに行ってきました。私たちのころは中間発表会というと大きな階段教室に一堂に会し、本当に短い時間で研究の途中経過を報告するのみにとどまっていました。しかし今年からは分野ごとに分かれてパワーポイントを使用して発表していくという、かなり本格的な「発表」の場になったらしく、発表する生徒もみんな真剣な表情...後輩にみえません。

 今回私が聞いた発表の分野は生物で、クラゲについての発表が3組ありました。私も水族館の展示でずっとクラゲを水槽の前で眺めているのは好きですが、貝の上で単為生殖により繁殖していくクラゲの生態については全くのど素人なので説明を聞いていてもわからないことだらけでした。案の定、質疑応答で発表者を困らせることになってしまいました...

 そして今日、9月12日は仙台白百合学園高等学校の生物の授業に出前講義に行かれる渡辺教授にやはりついていってきました。附属中学校である仙台白百合学園中学校は私が通っていた中学校で、実に2年ぶりの母校でしたが全く変わっておらず、懐かしさに浸っていました。出前講義では、前半が講義、後半が花の解剖で、講義では積極的に手を挙げたり発言したりする子が多いことに驚きました。また花の解剖では、分解した花弁やめしべの並べ方が十人十色で、渡辺教授曰く「性格があらわれた」解剖でした。解剖が楽しいあまり、本来ならお手伝いをしなければならないのに自分も高校生に交じって花を分解してました。

DSCN3725.JPG 余談ですが、今の高校生は生物の授業で植物のABCモデルを教わるんですね...つい何か月か前に私が大学の生物のテストで必死になって覚えた内容なのに。教科書の名前も「生物基礎」になっていて、選択した物理の他に「生物Ⅰ」も履修していた理数科の私はすこし不思議な気分になりました。

 夏休みのあいだに高校のみならず中学の母校に行けてよかったです。渡辺教授、ありがとうございます。まだまだ未熟者の私ですが、頑張って仕事します。これからもよろしくお願いします。


しんどう

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