東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【全学教育科目・展開ゼミ】メンター・農学部木幡、展開ゼミ中間報告-2

2014年11月 9日 (日)

  こんにちは。農学部二年メンターの木幡です。今回は選択した品種について二回目の報告をします。   豆苗は、ほかにも気づいた方がいましたが、収穫後、苗を捨てずにおくと二回目の収穫ができます。これは、主に胚軸が可食部となるカイワレなどにはない性質ですね。二回目は栄養源である子葉の養分も少なくなるので一回目ほど大きな苗は収穫できませんが、それでも一回目の70%ほどは利用できるのではないでしょうか。種の養分を無駄なく利用するためにも有効な方法です。しかし、徐々に種子にカビが生えたり、雑菌などが繁殖してきたりし、衛生的にも好ましくなくなってくるので、私はここで廃棄しました。市販の豆苗と生育を比較した人もいましたが、私も市販のものを買ってみました。一回目に作ったものと比較してみると、草丈は栽培品の方が高く、太さは市販品の方があったことに気づきました。用いている種子の大きさには差がなさそうなので、今回の栽培では全体の生育日数の長さが足りず、徒長日数がそれに比較して長かったからではと推測しています。味というか風味についてはあまり差がなく、どちらも「えんどう豆」そのものといった感じで、クセが強いので調理法が限定されるという印象を受けました。
 
1109-Kohata-1.jpg            左が購入した市販品、右が今回一回目に栽培した植物。

1109-Kohata-2.jpg                     二回目に収穫したもの。  

 アイスプラントはようやく子葉を開きました。しかし、無風の室内に置いたためか一部の苗がカビに侵されてしまい、あまり芳しくない状況です。蒔き時も遅かったため、これから冬に突入するに当たっては室内での栽培が必要になりそうです。無風の室内は幼苗にはかえって病害の心配があるので、扇風機で温室内の空気を巡らせてこれを回避したいと思います。  


1109-Kohata-3.jpg 左の画像は10/26に改めて蒔き直したものの近況ですが(10円玉はサイズ比較に用いました。)、右の画像はこれよりも41日早く温室において栽培を始めたアイスプラントです。これからは気温もますます下がってくるので、今から40日後までに左の苗が右の苗ほどに生育できるのかわかりませんがこれからも要観察です。


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