東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2014年12月の記事です。

マスクメロンとDNAモデル顛末

2014年12月17日 (水)

☆マスクメロン☆

卒業生の古武城さんが先日、熊本の温室アールスメロン(マスクメロン)を送ってくれたのです

熟したので、切って皆で頂きました。ありがとうございます!

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メロンにナイフを入れると、居室の空気清浄機が作動しはじめました。

部屋中に、メロンの香気成分が漂っている、という証です。

空気清浄機は、臭い匂いだけでなく、良い香りも認識して、分解しようと働いてくれます。

空気清浄機一号よ、お気遣いありがとう。今回はそんなに頑張らなくてもいいんだぜ?

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伊藤さんが神技でメロンをさばいて下さいます。

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食べやすい櫛形に切ってくださいました。

溢れる果汁感、伝わりますでしょうか。

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皆で美味しく頂きました。

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マスコメロン・・・いや、マスクメロンありがとうございました!

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☆DNAモデルキット☆

世界のライフサイエンスを支えるリーディングカンパニー、バイオ・ラッドからは多くのバイオ教育キットが発売されています。

その中の、DNAモデルキットが当研究室にやってきまして、伊藤さんが組み立てて下さいました。

フワフワのスポンジ素材をくりぬいて組み立てると、本格的なDNAモデルが組上がる、というこのキット。

プリン塩基である、アデニン(A)とグアニン(G)、ピリミジン塩基であるチミン(T)とシトシン(C)はお互い似た形になっています。

また、アデニン(A)にはチミン(T)、シトシン(C)にはグアニン(G)しかくっつかないように出来ています

なんと、糖-リン酸骨格には転写方向まで示してあるのです。素晴らしいですね!

子供達にとっては楽しくDNA構造を手に取る事が出来、知的好奇心を満足出来るんじゃないでしょうか。

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出来上がったモデルを、とりあえず天井につるしてみました。

ヒモでつるしているため、風でくるくると回ります。涼しげです。

風鈴の短冊代わりに小さなDNAモデルがくるくるする風鈴とか、かわいいんじゃないかしら。

誰か商品化してくれないでしょうか。

なんとなく生物系の研究室っぽい感じが上がったような、そんな気持ちがします。ええ。

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バイオ・ラッドの教育用キットは他にも沢山あるんですが、DNAモデルの説明書にも宣伝が書いてあった、DNA in a bottleが非常に面白いなあと思いました。

自身の頬の細胞を使ってDNAを抽出し、エタノール析出させたDNAをネックレスに出来るのです。

ネックレスモジュールのみの販売もあるようです。

受けそうな気がするわー。

 

という訳で、明日は忘年会!な渡辺研でした☆

 

 

増子(鈴木)

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焼き芋とドリアンサイダー顛末

2014年12月16日 (火)

☆焼き芋☆

 

渡辺先生の鹿児島みやげ、安納芋で焼き芋をしました。

濡らした新聞紙でくるんで、アルミでくるんで、ガスストーブの上にON!

一時間ほど放置します。。。わくわく。

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部屋に良い香りが漂い出した頃。。。芋はとろとろの焼き芋になりましたー!

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安納芋は種子島の芋で、種子島以外には正式な苗が出ないとのこと。

生芋で糖度16度、加熱して上手に焼くと40度を超えるそうですから、驚きですね。

水分が多いため、クリームのような食感になるとのことでした。

不肖マスコは、この高級芋の代名詞を初めて頂きました。

とっても美味しかったです。ごちそうさまでした!

 

☆ドリアンサイダー☆

 

過日、ドリアンサイダーというものを購入しました。

学生生協で200円くらいだったかな。

メンバー皆で死因・・・いや、試飲した結果、

 

・開けるとすぐにガス漏れのような匂いがする、

・一口含むと吐き気がする、

・こんなに臭いのに無果汁というのはどういうことだ、

 

などの意見が出まして、一口以上飲めず、1週間ばかり冷蔵庫の肥やしになっておりました。

私は食に関してあまり好き嫌いが無いのですが、ドリアンサイダーに関しては無理でした。

ドリアン臭はお腹の中に留まり、小一時間は臭かったのを思い出します。

ネットでも、飲まなきゃよかった、など反響が相次いでいますが、ドリアン好きに言わせると素晴らしい再現度だそうです。

 

そんな気の毒なドリアンサイダーを渡辺先生が昨日見つけ、さわやかな顔で飲んで下さいました。

放置されていたサイダーに救済が訪れたのです。200円が無駄にならずに済み、助かりました。

正直者の私は、飲んでくれて助かった、いう気持ち半分、ぐびぐび飲むなんてマジ信じられないわ、という気持ちが顔に出てしまい、伊藤さん曰く、えらい顔をしていたそうです。

写真に撮れば良かった言われるほどでした。てへ☆

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このサイダーの製造元は、あのこどもびいるで有名な、佐賀県小城市の友桝飲料

当初、営業の猛反対を受けたものの、社長の英断(?)で商品化したのがドリアンサイダーだそうです。

製造ライン的にも、臭い、製造スケジュールが組みづらいなど、大変なようです。お疲れ様です。

万人に受け入れられる商品を作ってもしょうがない、と社内の猛反発を浴びながらウォークマンの開発・製造に踏み切った、SONY創業者・盛田昭夫さんのような潔さを感じます。

1979年に発売されたウォークマンは、その後、音楽の楽しみ方を塗り替えるようなイノベーションを起こしましたが、ドリアンサイダーが飲料業界を塗り替えるようなイノベーションを起こすのかどうかは、謎です。

とはいえ、これだけネット上で話題になれば、製造元としてはしてやったりなのではないでしょうか。

そんな、炭酸業界の先端にいるエッジィな友桝飲料、生産工程を見学できるそうです。

オリジナル飲料が作れるお楽しみもあるようですから、炭酸好きな方は是非訪れてみて下さいね。

 

外はひどい吹雪ですが、部屋の中は暖かで話題たっぷりの渡辺研でした☆

 

 

増子(鈴木)

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【全学教育科目・展開ゼミ】法学部・松田経過報告(65)

2014年12月15日 (月)

 こんにちは。法学部・松田洋平です。

 中間発表の日に根腐れしていた芽を抜き、新しく種を植えました。時期的に非常に遅いので、防寒のために先の投稿を参考にしながら、ダンボールと丸めた紙と湯たんぽみたいなものを使いながら、なんとか育てています。

IMG_0411.JPG 根腐れなどはせずに育ってくれているのですが、最近成長の遅さが気になっています。寒さのせいなのか、前回の根腐れの教訓から、水やりを土が乾燥していると視認できるまで(だいたい2週間)あげないのが原因なのか、判断しかねています。原因について、ご指摘いただけると、ありがたいです。

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渡辺コメント

 法学部・松田さん、3回目の投稿ありがとうございました。生長が遅いのは、寒さのせいですね。植物の生長は、写真から見る限り、よいと思います。暖めるなら、片側からだけでなく、植木鉢の周りが暖かくなるように工夫してみるとか、考えてみて下さい。片方が寒いと、温度が偏りますよね。そうしたことを考えるのが、大事です。

 水管理をしっかりして、また、記事を送ってくれてもよいですし、最終発表の準備をしてくれてもよいです。いずれ、しっかり管理して下さい。終わったあとも、食べることができるまで、栽培はできるわけですので。


 わたなべしるす
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【出前講義】ふくしまサイエンススクールコミュニティーサイエンスフェア「バナナからDNAをとろう」(12/14)

2014年12月14日 (日)

 金曜日から青森岩手、福島へと続く3連投の出前講義も今日、日曜日の「ふくしまサイエンススクールコミュニティーサイエンスフェア」での出前講義で終わり。青森~福島にかけて4県を北から南へ。青森ではかなりの積雪。岩手は一ノ関あたりにくると、積雪もなく。。。仙台を通過して、福島では土曜から日曜の夜に積雪があったようで。。。もちろん、青森に比べれば。。。そんな天気の中、12/3(水)にお知らせしたとおり、小学生向けへの出前講義。積雪はないものの、真冬日に近いような気温。外は、雪が舞っている状態でスタート。

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DSCN5683.JPG 渡辺の講義が午後からと言うことで、全体の活動内容を拝見。新しい出し物だと思いますが、バナナでくぎが打てます。という、液体窒素で凍結させたバナナと凍結後にばらばらになった花びら。渡辺自身、やったことはないのですが、実際にやってみると、小学生でもくぎが打てる。。。やっぱりすごかったです。さらに、水耕栽培も。中学生がトライしているのは、とてもniceでした。詳細はまた、後ほど。あと、今年で3年目で、渡辺も3年連続の参加ですが、立体モデルと数学。サッカーボールを少し数学的に見ることができるようになりました。サンプルも頂きましたので、また、明日以降、時間を見つけて、HPからと思います。うまく説明できれば。。。

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DSCN5686.JPG 渡辺が担当した講義は、昨年一昨年と同じ「バナナからDNAをとろう」。時間になったときには、いっしょに来ている保護者の方がすわれないくらいに満席になって。これまでは、福島高校の卒業生で、SSH活動をしていた方にお手伝い頂きましたが、うまく時間調整等がつかず。。3名の現役の高校生がお手伝いを頂きました。最初は慣れないようでしたが、実験の最後のところでは、きちんと適応してくれたのは、普段のSSH活動の賜物ではないかと。30名を超える小学生と保護者の方に、最後にエタノールを入れたとき、白い析出が見えて、感動してもらったのは、何よりだったと思います。質問で自宅でもできますかと、他のものでもとか。。。やり方を書いた資料をお渡ししましたので、自宅でもやってみてください。そんな中で、難しい質問が。析出したDNAの周りに小さな泡が。。。この泡は何なのか。。。これには困りました。。。化学的反応について、しっかり考えないといけないと。。。反省でした。。。というか、質問をくれた方、ありがとうございました。

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DSCN5731.JPG 講義のあとに、中学生の水耕栽培の前で、ずいぶん議論をしました。単純な水耕だけなら、何とかなったのですが、光条件とか、。。。渡辺がどうも苦手なところで。赤、青光。。すみません。水耕栽培の本の紹介ができたくらいかもしれないですが、これからもぜひ、がんばってください。

DSCN5732.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、福島高校・橋爪先生、原先生、国分先生をはじめとする関係のみなさまにこの場を借りてお礼申し上げます。これを機にさらに交流できればと思います。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 会場にはいくつかのゆるキャラも。実験をしていた高校生にも人気者でした。

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DSCN5687.JPG PS.のPS. あの2011年3月11日の震災から3年半以上。もちろん、その当時よりも、放射線量は下がっていますが。。。その放射線について活動している福島高校の生徒さんたちがポスター発表をしていて。その中に、日本全体の地質というか、岩石の分布によって、backgroundとなる線量が違うと。で、びっくりだったのは、渡辺が子供の頃生活していた、愛媛の今治、松山あたりは、かなり高めと。墓石などに使われる「花コウ岩」の影響とか。。。少し考えさせられました。。。というか、次年度以降の研究活動をサポートできればと。。。

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【全学教育科目・展開ゼミ】工学部・平野経過報告(64)

2014年12月14日 (日)

 こんにちは。工学部1年・平野智大です。今回中間発表後一回目の報告をさせていただきます。

 まずコネギです。

IMG_9280.jpg 間引いてみました。部屋の気温が前に比べて低い(風呂上がりの風呂場に置くなど工夫はしたのですが)こともあって背丈はなかなか伸びませんでした。味見をしてみると、味は市販のものに比べて薄く、柔らかかったです。

 次にカイワレダイコンです。

IMG_5015.jpg 中間発表後改善したところは、周りの人に比べてコップの下に敷くものが薄かったのでティッシュを分厚くしました。また、水を与え過ぎないようにしました。その結果、前回より背丈は伸び、茎も太くなりました。まだ間引かないでもう少し育ててみたいと思います。


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渡辺コメント

 工学部・平野さん、3回目の投稿ありがとうございました。ネギの方が全体像がわからないので、水管理など、少しコメントが難しいですね。しっかり太陽光を与えて、栽培してください。

 カイワレダイコンは順調かと思います。というか、遮光して、全体を一気に伸ばして、太陽光を当てることで、緑化し、成長もそろうと思います。まだ、種があるようなら、さらにトライしてみてください。もちろん、市販のカイワレダイコンと食味を比較してみてください。


 わたなべしるす
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