東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【全学教育科目・展開ゼミ】理学部・藤井経過報告(79, 1/15追記)

2015年1月14日 (水)

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。理学部の藤井穂乃香です。第3回目の経過報告をいたします。カブとレッドキャベツを育てています。

 ○カブについて
 中間発表の後から2回間引きを行い、現在は2株育てています。授業の関係で、一度家から出たら夜になるまで家に帰れない日が多いので、中間発表以降はほとんど部屋の中のスタンドライトの真下で育てていました。エアコンをつけるためか、部屋が乾燥しがちで土がすぐに乾いてしまうので、水やりは2~3日に一度、約60mLを与えています。カブの背丈が大きくなってからは、水が足りていなかったり、部屋が寒かったり、スタンドライトを消し忘れて夜通しつけていたりすると顕著に萎れてしまうなあと感じます。茎の生え際の土を除けてみたところ、実は約10mmになっていることが確認できました。カブは50~60日で収穫できるということだったので、まだまだ小さいなあという印象です。最終発表日前に片方を抜いて食べてみたいと思います。

201501141.jpg ○レッドキャベツについて
 中間発表の際の化粧用のコットンを敷いて栽培しているという意見を参考に、11月15日に再度種を撒きなおして栽培しました。以前はキッチンペーパーを敷いて栽培していましたが、キッチンペーパーが硬くて根の入り具合があまり良くないように思えたのでそうしました。種は20粒撒き、カブと同様にスタンドライトの真下で育てました。また、金属製の缶の中に入れることで壁面で光を反射させ、少しでもレッドキャベツにたくさん光が当たるように工夫しました。その結果、生長のスピードは、寒くなったせいか1回目に撒いたときよりも遅かったですが、1回目ほどレッドキャベツの背丈に大きな差は生じませんでした。11月20日にはおよそ3cmになりました。この時点ではまだ短かったのでもう少し育てようと思い4日間ほど育成を続けていたのですが、部屋の温度が高かったこと、こたつの机の上に置いておいたことにより、温まってしまい再び萎れさせてしまいました。写真を撮り忘れてしまいましたが、最終的には6cmくらいまで生長しました。

201501142.jpg**********************
渡辺コメント

 理学部・藤井さん、3回目の投稿ですね。部屋の中でカブを栽培していて、その苦労がよくわかる報告です。エアコンで乾燥するのをきちんとわかっていて、それを植物に反映できたり、大きさに合わせて、水の量が多くなっているのを感じ取っているのが、niceだと思います。まだ、小さなカブかも知れないですが、是非、食してみて下さい。

 レッドキャベツの方は、少し苦戦をされたようですね。こちらは生長が早い分、すぐに植物に影響が出ますので。光を当てるために、缶を使うとか、よく工夫しています。よいことです。というか、カブ同様に、植物の気持ちになって考えることができているのだと思います。渡辺の時代は、3年生になると、学部生と言われたのですが、学部での実験もやるようになり、しっかりした観察力ができているのだと思います。と言うことを言うと失礼ですね。物理の実験での観察力が、栽培にも活かされているのだというのを感じることができる記事でした。是非、その力を最終発表会でも反映して下さい。楽しみにしています。

 では、次の金曜日(1月16日)といっても、明後日ですが、最終発表会を楽しみにしています。


 わたなべしるす

 PS. 1/15(木), 14:00。昨日、出張からの帰りに慌ててuploadした関係で、スプラウトの写真が上がっていませんでした。失礼しました。こちらの観察の表記などもniceです。
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