東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【全学教育科目・展開ゼミ】法学部・徳野経過報告(81)

2015年1月14日 (水)

 法学部1年 徳野瑶子です。3回目の報告です。

 豆苗について
 11月24日に播種しました。前回大きさが不揃いだったのは種を多く撒きすぎて日光や栄養が全体に行き渡らなかったのではないかと考え、少し少なめに撒きました。寒さが厳しくなったので、もう一つビニールコップを用意し、穴を開けて蓋をするような形で保温しました。ずっと室内で栽培し、自分が家にいる間はこたつの下に置いておきました。しばらくして見るとティッシュにカビが生えていたので蓋をするのをやめ、ティッシュを替えて普通に置いておきました。水は乾いたらあげていました。寒いからか、前回よりもかなり成長速度が遅く、収穫時期の2週間を大幅に過ぎても前回のような高さにならず、さらに大きさもより不揃いになってしまいました。しかし日光の当たり具合とちがい、どの茎の周りも温度は大体同じだと思うのですが、どうして成長速度に差が出たのか不思議です。

1421241891579.jpg 短いものが伸びるのを待っていると長いものが萎れはじめたので12月20日に食べることにしました。根を切った瞬間苦味を想像させるかなり青臭い香りがしたのですが、茹でたら味は意外と甘く驚きました。


 小カブ(あやめ雪)について
 前回枯れてしまったので再挑戦です。肥料や土、保温について考えているうちに始めるのが遅くなってしまいました。12月中旬に播種しました。考えた結果、前回肥料のやり過ぎが原因で鉢に移した段階で枯れてしまったので、最初から適量の肥料が入っていて、直接播種できる土に撒くことにしました。保温についてはビニールで覆おうかとも思いましたが、豆苗にカビが生えたこともあり、結局エアコンとこたつのみで対応することにしました。直接鉢に撒いたものだけだとやっぱり不安になのでシャーレで発芽させたものも追加で少し撒いてみました。夜はこたつの下、昼は日当たりの良い窓際に置いておきました。水は乾いたらあげていました。

 一週間足らずで無事いくつか発芽しました。多すぎるくらいだったので一回目の間引きをしました。しばらく子葉のみの状態が続きました。12月27日に帰省をするときに一緒に持っていったのですが、移動中隣の物が上に乗って6本ほど完全に折れてしまいました。見た目以上に脆くて驚きました。回復の見込みが無いと判断し、折れた分を間引きました。実家にはこたつが無いので夜や曇りの日はストーブの前に置きました。温風が出るタイプのストーブなので乾燥してしまうかなと思いましたが、こまめに水をやったら大丈夫でした。12月末から正月あたりで3枚目の葉が出ているのを確認しました。

 その後はかなりゆっくりですが順調に成長し、4枚目の葉が出てきました。3枚目の葉が子葉と違ってかなりギザギザしているのが印象的でした。そうはいってもやはり成長が遅いので、1月10日に少しだけ肥料を撒いてみました。前回のようになったらどうしようかと不安でしたが、今のところ問題ないようです。これからもこまめに様子をみていきたいと思います。反射して見えづらいですが、一円玉と比較しています。

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渡辺コメント

 法学部・徳野さん、3回目の投稿ですね。野菜の方の種は、F1 hybrid種子という、そろいがよいものがほとんどです。でも、豆苗の種は、そうでないとおもいます。なので、そもそもそろいはあまりよくないと思います。あと、市販のは、例えば、種と種が重ならないようにするとか、空気の通りをよくするとか、いずれ、できるだけ環境をそろえようとしていると思います。でも、そんな不思議に気がつく心を大事にして下さい。

 カブの方は、色から見ると、少し光が足りないかなと思います。あと、葉っぱは、子葉は数えなくて、子葉のあとのぎざぎざの本葉から、1枚、2枚と数えます。帰省の時もちゃんと持って帰るというのが良いです。その大事にすることも、覚えて下さい。肥料は、植物体から離して、まくようにしたら大丈夫ですから。7-10日に1回だと思います。他の受講生の方のも参考にして下さい。

 では、次の金曜日(1月16日)といっても、明後日ですが、最終発表会を楽しみにしています。


 わたなべしるす
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