東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【集中講義】名古屋大学大学院生命農学研究科・集中講義「高等植物の生殖とアブラナ科植物の自家不和合性」(6/3-4)

2015年6月 4日 (木)

 あっという間に今年度の第一四半期の最後の月。。。沖縄、九州、四国、中国、近畿では梅雨入りとか。随分と雨が少なかった5月でしたので、土が随分乾いている分、雨がほしいのはありますが、降りすぎも。。。なんか、加減をしてほしいなと。。。今朝は、宮城県内に強風警報が出ていたとか。とかというのも。名古屋大での集中講義で仙台を離れているので。。。何も被害など出てなければ、よいのですが。。。

DSCN7102.JPG 名古屋大・農の森先生に昨年、何かへの出張先でお目にかかったとき、今年度の集中講義をお願いされ。。。あっという間に、その日程となり。。。講義の内容は、アブラナ科植物の自家不和合性ですが、歴史物風に、渡辺の師匠の日向先生が自家不和合性をはじめ、渡辺がそれをどの様に継承して、現在に至っているのか。渡辺よりも20級以上先輩の話から、現在の研究の一端まで。その過程で、東大、奈良先端大でお世話になった磯貝先生奈良先端大・高山先生をはじめとする多くの方々の話も織り込みながら、。。なにより、遺伝学と生物有機化学というそれまでになかった分野の融合が新しいことを生み出しましたので。渡辺が話をしていた磯貝先生の書き物。時間のあるとき、ご一読頂ければ、その時代背景などもわかるのではと。。。人数は、10-20名の受講でしたが、普段、学部生に講義をする時間があまりないので、さすがにしゃべり慣れないというか。出前講義の2hrというパターンが多いので、長くなると、どうも時間のcontrolができないようで。ただ、少しは話すことがなれてきたのか、これは、出前講義のおかげかなと。

 講義を受講していた学生さんは、backgroundが様々で、その関係もあって、できるだけわかりやすくを心がけたつもりでしたが。どれくらい楽しんで頂けたのか。時になるところでした。そんなこともあり、講義で自由に質問を入れてよいと、いつものように言いますが、なかなか難しいようでした。もちろん、中には講義の合間に、積極的に質問に来てくれたり、講義のレポートの最後に質問を書いてくれた方も。ありがたい限りです。レポートの最後にあったものについては、また、時間を見つけて、森先生経由で、と思います。少しお待ち下さい。

DSCN7103.JPG こうした集中講義をお願いされるのは、去年の三重大に続いて2年目。このように講義をするのもよいなと。また、どこかでリクエスト頂ければ。最後になりましたが、講義の準備から何から何までお世話になった名古屋大・農・森先生、ありがとうございました。よい刺激を頂きました。この刺激をこれからの教育研究に活かしていければと思いますので。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 講義の受講生の中に、仙台、東北大出身の方が。。。渡辺が関係しているアウトリーチ活動でお世話になっている先生方、かつての研究室メンバーなどをよくご存じで。。。びっくりというか、どこに行っても世の中狭くできているのだなと。。。今後ともよろしくお願いいたします。びっくりをありがとうございました。

 PS.のPS. 歴史の重要性は、3月の科学者の卵での米国研修でも。最近、見かけた本の書き出しのところに、英国でも米国でも歴史学部というのがもっとも伝統があると。その本の中の文章を引用すると、「歴史こそ実験室といえる。。。」。なるほどと。

 

≪ Prev  | diary Top | Next ≫

ARCHIVE