東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【研究室訪問】神戸大学農学部・安田教授、研究室訪問(9/23)

2013年9月23日 (月)

 最近は、研究室に外部の方をお呼びしてセミナーをする機会が少し少なくなっています。いろいろな事情もあって。。。そのあたりは学生の皆さんに申し訳ないと思いつつ。。。今回の来客もとてもよい機会だったのですが、今日はお彼岸の中日で旗日。。。そんなで、せっかく来てもらったのですが、セミナーをお願いすることができなかったのは、残念でした。

 ちょうど、園芸学会が岩手大であった関係で、この日の夕方に3hrほど、研究室に立ち寄ってくれました。専門は「園芸植物繁殖学」で、研究室ではナシ属の自家不和合性の研究をされています。と、堅苦しいことを書いているのですが、渡辺がD1の時に日向研の4年生としてはいってきた学生さんで、。。。当時は欧米の研究室から、自家不和合性の研究レベルは遠く離され、どん底の時代でした。その時代に、その後の研究をどうすればよいのかを、labでずいぶんと話したのを、思い出したように話し込んでしまいました。研究の歴史を学んで、それから次のことを考えるのは、どこの分野でも大事だと思いますので。。。今回は、2名の学生さんとすれ違いでしたが、次は、ぜひ、セミナーをして頂ければと思います。というか、久し振りにありがとうございました。昔の日向研時代の「気合と根性」を再注入してもらいました。今日のことをまた、うちの学生さんたちに話をして、学生さんたちへの刺激としたいと思います。ありがとうございました!!!!

DSCN7393.JPG わたなべしるす

 PS. 安田教授と書くと誰かと思った方も、写真を見れば。。。。ということでした。Takasaki et al. (2000) Nature 403: 913-916.のfirst authorでした。。。

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【基礎ゼミ113】野菜・果物を盆栽として育ててみよう-栽培を通して、観察眼を養い、栽培の大変さも理解してみよう-、基礎ゼミ成果発表会準備(9/22)

2013年9月22日 (日)

 4/18に始まり、途中、このHPでも受講生の皆さんの栽培の様子を紹介してきました。講義としては、7/4に最終発表会をして終わりましたが、基礎ゼミは、学部1年生が、学部学科を越えてという活動なので、9/27(金)に、今年度の基礎ゼミを対象とした、基礎ゼミ成果発表会が開催されます。今回の受講生たちはHPでの活動状況を見てもらってもわかるとおり、とても積極的でポスター発表にチャレンジ。

 この週末に発表の最後の準備ということで、このゼミで行ったことなどを含めて、議論をしたり、ポスター発表について、これというようなことの相談を受けたり。。。labに来た時には、しっかりしたポスターもできており、当日に向けて、印刷のお手伝いをするくらいで。。。当日を楽しみにしております。渡辺も当日は別件の講義があるのですが、ポスター発表の時間には、発表会に行きますので。。。

DSCN7392.JPG 最後になりましたが、印刷では、D3の大坂くんにhelpしてもらいました。ありがとうございました。


 わたなべしるす

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【研究室訪問】タイ国スラナリー工科大学農業技術研究所・所長、研究室長訪問(8/29)

2013年8月29日 (木)

 研究室には、小中高生の訪問とかその先生方の訪問というのは、これまでもあり、先月も。。。あるいは、研究の打合せでの訪問はありますが。。今回は、地圏共生遺伝生態分野南澤先生がお世話役で、タイ国スラナリー工科大学(SUT)農業技術研究所(Institute of Agricultural Technology)所長Suwayd Ningsanond博士および研究室長Neung Teaumroong博士による東北大学公式訪問があり、午前中に研究室を訪問頂きました。スラナリー工科大学とは、東北大学との間に大学間学術交流協定が結ばれています。

 時間の関係で簡単にどんな研究をしているのかというのを最近の別刷をお渡しして。。。そのあと、研究室内のこの研究室ではというポイントとして、顕微鏡観察、実験植物の栽培、開花促進などを見て頂きました。時間があれば、外のガラス室もと思いましたが、どうもやっぱり、英語での説明は要を得ません。。。

DSCN7216.JPG そのあと、南澤先生をはじめとする関係の先生方とお昼をしながら、交流の話し、研究、教育の話しなどできたのは、何よりでした。諸外国の事情を知ることで、もう少し改善すれば、今の環境もよくなるのではということがずいぶんありました。ありがとうございました。最後になりましたが、企画頂きました、南澤先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

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【出前講義】福島県立福島高等学校・SSH運営指導委員会(8/28)

2013年8月28日 (水)

 先週くらいからでしょうか。少しずつですが、朝夕の気温が下がりつつあります。少し涼しいというか、秋らしさが見えてきたというか。。。とはいっても、日中は、30oC近くまでありますので。。。学生の頃であれば、アブラナに春化処理をしておいて、9月になると外に出したのですが、そのことから比べると、やっぱり、温暖化しているのかもしれません。この時期に植え替えをしたら、アブラナにはかなりの高温でないのかな。。と思うくらいです。

DSCN7194.JPG さて、運営指導委員を引き受けている、5つのSSH実施校の最後となった運営指導委員会が福島県立福島高等学校。新幹線だと20minくらいですので、遠くないところといえると思います。今年度も委員長職を仰せつかり、よりよいものになるように、サポートできればと思います。今年度のトピック的なこととして、韓国・KAISTの高校との交流というのは、グローバル人材といわれる昨今、よい交流であったのではないかと思います。福島復興プロジェクトとして、福島のモモについて小学生に放射線のことを教育するようなことも行われており、生徒の高いactivityを感じることができました。福島第一原発の国会事故調査委員会の方をお呼びして、討論会を計画しているとか。。。被災県として、とても重要なことだと思いますし、どの様にお呼びして、話を聞くことができるのか、とても興味深い計画ではないかと思います。気がついたというか、問題点として、課題研究では、2年生がリーダーシップを発揮して、1年生を指導すると言うことができればということを問題とされていました。確かにこれは、大学の研究室、一般社会でも指導的立場のものがリーダーシップを発揮するというのは、難しいのかもしれないですが、できれば、高校、あるいはその前から、リーダーシップについて考えないといけない時期なのかもしれないと感じました。。。。また、文章を書く力、考える力を高校時代にどの様につけるのか、昨今の小中学生の全国テストでも、考えて、書く力というのは、足りないというのが、ニュースで出ていましたので。。。

 コアSSHの企画としては、様々な企画をされていて、その中でも、有機化学講演会に、ノーベル受賞者の根岸先生も講演会にきて頂けると。。とてもすごい企画が目白押しだなと。。。数学特別講演会では、フィールズ賞を受賞された森重文先生が講演をされるとか、。。このような世界レベルの方をよんでくる企画力の高さに感動でした。また、生徒さんが積極的に海外に行かれて、交流してdiscussionなどもできているのは、すばらしいことだと思います。また、次年度には、英国の高校生を福島に呼んで、交流する企画は8/15に会議で打ち合わせたことですが、楽しみにしています。

 今回の運営指導委員会でお世話になりました、校長先生、県教委の先生方、国分先生、橋爪先生、原先生、遠藤先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度のさらなる発展を祈念しております。

DSCN7195.JPG わたなべしるす

 PS. 昨日は、科学者の卵養成講座、SSHで指導していて、この3月に大学に進学できず、臥薪嘗胆、1年間がんばっている2名の方が、研究室に来てくれました。現状、これからなど、deepに議論できました。あと、半年、目標に向けて、がんばって下さい。

DSCN7192.JPG PS.のPS. また、会議のあとには、科学者の卵養成講座、SSHで一緒だったり、今は、科学者のひよことして講座運営をしてくれている方々と、食事をしながらの交流でした。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

 PS.のPS.のPS. 1970年代。まさに、自分が子供の頃で、遊んでいた頃。そんな頃の遊びをまとめた新書(子供の遊び黄金時代......光文社新書)を見つけました。世代が離れた学生さんたちもその一部を知ってくれていたりで、結構盛り上がりました。そんな本を出張の合間に見つけたのでした。。。。

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【研究室訪問】2014年夏のサイエンスワークショップ検討会(8/15)

2013年8月15日 (木)

 福島県立福島高等学校SSHの運営指導委員を賜っていることもあり、以前から、来年の夏に日英の高校生が一緒になって、サイエンスワークショップができないかと、相談を受けていました。渡辺自身は、どうも英語が苦手で。。。最低限のcommunicationしかできないのですが。。。SSHでは、これまでにも英語でのプレゼンがあったり、国際会議に参加したり。。。また、今年は日本が英国に初めて行ってから、150周年になるのだとか。その中に、初代総理大臣の伊藤博文がいたとか。。その関連のシンポジウムも日英で開催されるとか。。。

DSCN7131.JPG そんな長い歴史がある日英交流に、SSHのプログラムの一環として、「サイエンスワークショップ」を2014年夏にorganizeするということで。。。日英の高校生を研究室に配属して、数日間、実験等をやろうと。。プログラムとしては、とても魅力的ではあるのですが、実際の準備は1年前からということで、。。。また、サポートする大学、研究室側も、数日間、英語の世界になるというのも、今の時代、よいことなのかもしれないと。。。

 実際には、日英の高校生が来年、研究室で4-6名ほど配属になり、その研究室独自のコンセプトで、高校生目線でのサイエンスワークショップを企画すればよいということで、少しほっとしましたが、実施されるのが、ちょうど、1年後。つまり、イネのサンプリングという研究室でも、一番の農繁期。研究室のメンバーはサンプリングで手一杯ですので、このプログラム、SSH科学者の卵養成講座などの卒業生をうまく活用できないかというのが、会議の席でも話題となりました。このプログラムの卒業生は、このプログラムの意義なども含めてわかっているでしょうから、ぜひ、お願いしたいと。。。今から、探索を始めないと。。。いずれ、来年の夏に。。。これまで取り組んだことがないようなアウトリーチ活動の融合プログラムなので。。。

DSCN7132.JPG 最後になりましたが、今回のプログラムを企画頂きました福島県立福島高等学校の橋爪先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。何とか、大役がこなせるように、備えたいと思います。


 わたなべしるす

 PS. 会議のあと、明日からの鹿児島でのコアSSHで出張。そんな移動中なので、久しぶりにゆっくりと新聞を。いつもなら、netだけでの新聞紙面が。。。「・・正午から1min間の黙祷を。。。・・」というのを見つけました。そういえば、今日は、8/15。ずいぶん暑いので、そんなことも失念しており、また、上記の会議中でした。また、落ち着いたら、関連のニュースを見ながら。。。

 PS.のPS. 子供の頃に見ていたウルトラマン。一瞬で別の場所に移動。「テレポーテーション」といわれて、必死で走って、技をまねしたような。。。そんなテレビの単語は覚えていて。。。そうしたら、今日のNatureに「量子テレポーテーション」のことが。directの関係はたぶんないのだと思うが、なんかすごそうなので、時間を見て読んでみることにしよう。夏休みの宿題にでもして。。。

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