東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

第6回東北大学バイオシンポジウム開催

2009年6月16日 (火)

増子@冷たいハーブティが好き、です。
ハーブティを耐熱ガラス容器に濃い目に作り、水を差して冷蔵庫で冷やして楽しんでいます。
ボタニカルズというお店のハーブティを買ってますが、ブレンドの名前がたくさんあって面白く。。。
色んな種類を試したいと思っています。

さて、本日、第6回東北大学バイオサイエンスシンポジウムが国際センターにて行われました。
http://www.biosci-tohoku.org/index.html
東北大でのバイオ関連研究の成果発信と研究者間ネットワーク構築を目指しているこの大会、今年で6回目になります。
講演セッションとポスターセッションがあり、植物生殖遺伝からはD2藤岡くんと増子の2名がポスターセッションに参加しました。

藤岡くんはポスターを前に毅然と発表し、活発に議論に勤しんでいました。
さすがドクターの貫禄!堂々とこなしていました!

増子は初のポスター発表でしたが。。。
説明の際、目が泳いでいた。らしいです(目撃証言)。
発表終了後、研究室に戻っても、少し体が引き気味です(写真参照)。
もっと精進したいと思います。

会場ではあちこちで活発な議論が交わされていました。
研究を通じた人との繋がりの重要性を感じた一日でした。

今週末は、院生会主催・春のソフトボール大会が催されます
今回はトーナメント制で、第一試合から試合予定です(8:30開始)。
とにかく楽しんでいきたいと思います!
バーベキューも楽しみなのでww晴れますように!


増子

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「階層構造科学+現象数理学」研究会で招待講演(11/30-12/1)

2008年12月 1日 (月)

 11/30-12/1に、海洋研究開発機構「階層構造の科学」研究グループと明治大学グローバルCOE「現象数理学の形成と発展」が企画した、「階層構造科学+現象数理学」研究会に招待され、「植物の多様性、自家不和合性、生殖」ということで講演をしてきました。物理現象、気象現象、金融・経済危機、非線形性、シミュレーション、など、きわめてheteroな研究会でした。

 こちらは、数式など一切出さないで、現象をお話しして、様々なコメントいただけました。うまく、共同研究に発展できそうなコメントも頂けました。

 なにせ、こちらがもっとも苦手としている「数式」があふれる2日間で、知恵熱が出そうでした。。。現象としては、いくつか理解できるものもあり、こうした物理学、数学をベースとした研究者と交流ができたことは、これからのlabの発展を新たな方向に導けるのではと思った、2日間でした。

わたなべしるす

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遺伝研研究集会「高等植物の生殖過程を制御する因子の多様性と生殖隔離」を主催

2008年11月 5日 (水)

11/5-6に、国立遺伝学研究所の研究集会「高等植物の生殖過程を制御する因子の多様性と生殖隔離」を、遺伝研の倉田先生とのco-organizeで、主催しました。ここ数年、生殖過程において、様々なことが明らかになり、生殖隔離を規定するような因子も単離されつつあります。そうした因子と生殖との関連などを議論しました。発表いただいたメンバーの多くは、研究を実際に行っている大学院生、研究員などが多く、質疑も活発で有意義な意見交換でありました。これを基礎として、共同研究などに発展すればと思っております。

科学研究費では、特定領域研究「植物ゲノム障壁」をorganizeしている一方で、新しい方向性も見ていく必要性があることを深く実感しました。できるだけこうした会を主催して、より多くの共同研究に発展させれればとおもった次第です。

わたなべしるす

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2008FSPRIII(アリゾナ州ツーソン)参加

2008年10月23日 (木)

10月17日から19日までアメリカ アリゾナ州 ツーソンにて開催されたFSPRIIIという学会に参加してきました。4年に一度開催されており、前回第2回のアルバニー大会には学生時代のPark さんも参加しました。まだ3回目と、歴史は古くはありませんが植物の生殖関係の学会としては非常に大きな学会に成長しています。23カ国100名以上の参加者を集めて3回目となる今回は、初めて場所を移しての開催でした。不肖高田アメリカ本土に行くのは初めてであり、また初の単身参加となりましたので、非常に緊張しながら言って参りました。
 会議では、植物生殖分野の様々な発表がなされました。どの発表も、最近有名な論文に掲載されたり、今後されるであろうデータを含んでおり、非常に興味深く、そして勉強になりました。特に印象に残ったのは、ケシ科植物の自家不和合性に関する大きな発見と、植物の花粉発達、花粉管伸長に関する最新の情報でした。逆に残念だったのは、我々の研究テーマでもあるアブラナ科の不和合性に関する発表が非常に少なかったことです。今後、研究を発展させて次回大会には口頭発表出来る様な結果を出したいです。また、今回の学会は日程の割に発表者の数が非常に多かったため、1日目は夜11時頃まで行われました。一人一人の発表時間も質疑応答込みで15分ほどだったため、次々と発表されるすばらしい実験結果について行くのがやっとでした。(ついて行けないことも多々。。。)
 アリゾナ大学のあるツーソンという町は、メキシコまで車で数時間という位置にあり、西部映画などでも登場するサボテンにかこまれていました。学会終了後、次の日の飛行機までの半日を利用して、サボテンや砂漠に生育する植物を案内してくれるツアーに参加しました。ものすごい乾燥のため、体中の水分が抜けていくような感覚も味わうことが出来ました。貴重な体験が出来ましたし、おもしろい、不思議な植物も見ることが出来ましたので、このツアーに誘っていただいた先生に感謝いたします。
 また、今回の学会では、自分の英語の出来なさ加減に吐き気が出る程の感覚も覚えました。他の方の発表内容が非常にすばらしいものばかりだっただけに、十分な理解と議論が出来ないことは研究をしていく上で致命的だと思います。
不肖高田30歳まだまだ頑張ります。

高田

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2008日本育種学会秋季大会 in 滋賀県立大学

2008年10月14日 (火)

去る10月11~13日、滋賀県立大学にて第114回日本育種学会秋季大会が行われました。琵琶湖のほとり、とても綺麗な校舎です。
今回はなんと、参加者の名札に彦根城のキャラクター"ひこにゃん"が印刷されており、プレミア感漂います。

今回渡辺グループからは、D1藤岡くん、M2金子さん、M2五十川さんが口頭発表、PD朴さんがポスター発表しました。

D1藤岡くんは、イネ雄性生殖器官におけるsmall RNAの網羅的解析、M2金子さんは、低温ストレスに対するイネ雄性生殖器官の形態および遺伝子発現プロファイル、M2五十川さんは、アブラナ科植物でみいだされた自家不和合性突然変異系統の遺伝学的解析について発表を行いました。

発表から、質疑応答まで。。。初めての学会での口頭発表でしたが、それを感じさせない見事な発表、とても立派でした!!自分の学生時代を思い出して恥ずかしくなってしまいました。素晴しかったです。

口頭発表会場は7つあり、それぞれ違うテーマで発表が行われました。
私は、ゲノム情報、発育生理、遺伝子たんぱく質、変異創成、変異解析の会場の発表をひとつづつ回っていましたが、座長の先生毎のカラーもあり興味深く発表を聞くことができました。

昼のポスターセッションでは、沢山の研究者、学生が活発に議論を交わしていました。
シロイヌナズナを用いた研究から、山形の有名な枝豆品種ダダチャマメを用いた研究まで幅広い発表がありました。
以前増子は畑で有機農業をするサークルに所属しており、ダダチャマメを育てようとしたことがあるので、ポスターを見ながら懐かしくなってしまいました。

午後からは会場が大きな2,3のホールに別れ、シンポジウムが開かれました。
特に今回は50回記念シンポジウムということで、"育種学最近のトピックス"というシンポジウムが開かれていました。
遺伝情報を実際の育種にどう導入していくかという観点で様々な試みが発表されていました。

私は何年も前に植物育種学会に行ったことがあり、その時は他を見る余裕がありませんでしたが、今回は落ち着いた目線で各発表を回ることができました。

情報収集もいいけど観光も!ということで、彦根城を見てきました。
天守閣は大行列で30分待ちでしたので見ることができませんでしたが。。。
彦根の景色、琵琶湖の景観や、美しい日本庭園、情緒あふれるキャッスルロードを堪能しました。


今回はとても久しぶりに学会に参加し。。。
研究室内だけでは得られない、多くの刺激を得ることが出来ました。
明日からまた新たな心構えで実験に励めそうです!

今回の講演会プログラムは日本育種学会HPにて公開されています。
http://www.nacos.com/jsb/


増子

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