東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

育種学会、そして卒業

2014年3月23日 (日)

ご無沙汰しております。
M2の大嶋です。

この度は、日本育種学会に参加してきました。
学会といえば、ラボの皆様はけっこういろいろな地方に行かれていますが、
今回の春季の育種学会は仙台でした。

会場は学部生のころ授業などでお世話になった川内キャンパスです。
久しぶりに川内キャンパスを歩いていると、
工事がやたら多いことに気づきます。
大学図書館は何かの工事をしており、
正門前も新しい建物の工事をしていました。
そういえば入学前はコピー室があって、
サークル勧誘のビラの印刷とかしていた建物があったような気がするのですが、
すっかりなくなっております。
入学してからずっとどこかしらの建物を工事している東北大です。
どんどん見慣れない景色がこれから増えてくるのだろうなと
感傷的な気分になりました。

そういえば、変わってしまったのは
東北大だけでなく、
母校の高校も、
中学校も、
小学校も
幼稚園も
何もかも新しい校舎になってしまっているようで
なんだか、諸行無常ですね。
さて、学会発表はというと、
DSCN1963.JPG
多くの方に見に来ていただきました。
初めての学会発表だからか
説明をするということ、とても難しいなと実感しました。
またいろいろなご意見をいただき、ありがたく感じました。

学会でのポスター発表という貴重な機会を与えて下さった先生方、
これまでお世話になった多くの方々にこの場を借りてお礼申し上げます。

M2大嶋

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TWO ZERO ONE FOUR

2014年1月17日 (金)

ご無沙汰しております。H24年度卒業生の前田です。

私は現在、国立遺伝学研究所にて、ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)のデータベースを運営・保守をする仕事をしております。今回、我々が運営しているデータベースの一つ、Oryzabaseの紹介ためにPlant And Genome (PAG) XXIIに参加し、ポスター発表とブース展示を行ってきました。

Oryzabaseはイネの総合データベースであり、イネの系統や遺伝子、文献情報などを掲載しています。掲載情報の検索結果から、系統の分譲が可能ですので、是非活用してください。

去年は学生としてポスター発表していたので、2年連続で参加することができました。特にシーケンス技術の進歩や、それを活用した研究の進展などが感じられ、とても有意義な時間となりました。卒業しても、学会などに参加して研究の一旦に触れられる環境にありがたく思うとともに、自分も研究したいという欲が出てしまいますね。

渡辺先生の発表のあとに、研究者の方が面白い内容だったと声をかけていらっしゃいました。

KIMG0058.JPG自分の中で、"面白い研究は世界共通"、言葉の壁を超えた瞬間でした。だからこそ、競争相手がいて、すごくシビアな世界だとも思いますが。

さて、PAGの話はこれくらいにして、2013年の反省と2014年の目標です。

2013年の抱負は、
「楽しませてもらうだけでなく、周りの人を楽しませたい」
でした。

卒業してからの自分は、完全に自分の趣味の世界に入っておりました。このラボで目覚めた趣味、アクアリウムです。5月に連れてきたシルバーシャークは90cm水槽でさらに大きく成長しております。
 
IMGP2391.JPGこのシルバーシャークたちを紹介しようと作り始めたホームページも、途中で放置しています。現状ブラウザもChrome以外ではレイアウトが崩れるというダメホームページですが、暇を見つけて構築していきたいと思います。そして、ネガティブな自分にとってはハードルが高すぎた目標でもありました。相手が楽しんでいるかどうかを感じられる受容体は欠損しており、果たして自分の周りの人が楽しんでくれたのか。不安しか残っておりません。

ということで、2014年の目標です。

「重い腰を上げる」

上記のホームページのように放置していることや、ダイエットや英語など、やろうと思ったままになっていることを実行し、継続する。これは、自分で計測することができるので、ぜひ実行したいと思います。

「明日やろうはバカやろう」


今日できることは、今日したいと思います。
 

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Plant and Animal Genome (PAG) XXII、後半 (1/15, 写真追加)

2014年1月15日 (水)

 PAG XXIIも後半というより、今日の夕方までで日本へ。完全に時間帯が世界中のどこにfitしているのか。。。今日の午前中は、渡辺が発表する「Systems Genomics」の時間帯。渡辺の発表はこちらの時間で昼前。最初のいくつかの話しは、しゃべるので緊張していたのか、緊張していたら、眠たい訳がないのですが。。。いずれ、時差というか、どこの時間帯に自分の体がfitしているのか。。。渡辺のセッションでは、gene duplication、ゲノム解析の手法等、扱っている内容はとてもheteroな。。しゃべり始めれば、何とか落ち着いたのですが、それでもやっぱり英語でのプレゼンはだめです。。。時間内に収まったのか、ぎりぎりだったか。。。いずれ、セッションが押していたので、質問が1つだけ。こちらの説明が悪かったポイントについて。。。。日本語のプレゼンはそれなりに修行を積みましたが、英語でのプレゼンはまだまだ修行が足りないと。それを痛感しました。

IMG_1987.JPG 昼食の前後に、共同研究をしている方と今後の方針などを詰めて。。。今回の出張が発表と情報収集だけでなく、さらなる発展の基盤となれば。。。昼食では、共著者でもある諏訪部先生と前田君との反省会。まだまだ修行が足りないというか、聞いている方が緊張していたと。。。もちろん、前田君からいろいろなコメントをもらった中に「原稿なしでしゃべるのは、niceというか、いつも渡辺がいっていることを実行していて。。。」と。原稿を読まなかったのではなくて、原稿を発表する場所に持って行ったのに、それをどこにおいたのか忘れたくらい、緊張していただけでした。。。

DSCN1236.JPG そういえば、昨日はポスターセッション。前田君のdatabaseのポスター、その内容などをパソコンで教えてもらったり。また、PDで仕事をしてもらって、今は、韓国に戻ったParkさんも参加していて。これからの共同研究を含めて、話ができました。やっぱり、卒業生は、よいものだと。特に、こうして遠く離れた場所に来ると、ありがたみがしみます。ありがとうございました。

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DSCN1263.JPG PAG XXIIでも、企業ブースで、この先のゲノム解析に関わる様々な機器展示、それらを使ったときに、なにがどの様に使えるかという、セミナーも。日本の大きな学会と同じですが、大変なのは、やっぱり、全てが英語と言うこと。これがグローバルと言うことでしょうか。。。

 3年ぶりのサンジエゴでしたが、これからのゲノムの立ち位置などを考える上で有益な4日間でした。また、これからコラボの話しを頂いたり。。。時差がつらかったことと、英語漬けだったこと以外は、収穫の大きかった4日間であったかと。。。もどったら、氷点下の世界が待っているようですから。24hrくらいしたら、すでに飛行機で太平洋の上を日本へ。。

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 わたなべしるす

 PS. 先日の記事でないですが、1月15日の方が、成人式というか、共通一次試験というか。そんなmailを友達から頂きました。何というか、やっぱり時代によって、その日付に対する思いも違うというか。。。


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Plant and Animal Genome (PAG) XXII (1/12)

2014年1月12日 (日)

 仙台はこの記事を書いている時間、気温は7.8oC。PAG XXIIに参加することは数日前に書きましたが、渡辺の発表は1/14なので。この国際会議は、22回目ですから、1992年くらいから始まったのだと。その頃に、ゲノムというのを考えるのは、cDNA cloneをとるのも大変でしたし、それの塩基配列を決めるのも大変。。。SLG, SRK cDNAを単離して、sequenceをしていたのが、1992年頃ですので。なので、ゲノム全体の塩基配列を決定するという壮大な計画の元に始まったのだろうなと。実際、シロイヌナズナの全ゲノム配列が決まったのが、2000年で8年後ですので。。。前回の参加は2011年のこのシーズンなので、震災の2ヶ月ほど前。2010年にNatureにSIシロイヌナズナのことを掲載した翌年に招待講演でした。今回も久しぶりに、System Genomicsというセクションで、この前のOsaka et al. (2012) PCPの論文などを紹介する予定です。

DSCN1221.JPG さて、この会議が開催されているのは、アメリカのサンジエゴ。西海岸でメキシコとの国境。国境まではトラム(路面電車)でいけるとか。日本とは17hrの時差。30hrくらい前に到着して、今日、土曜日(西海岸時間)。さすがに、時差ぼけが。。。ただ、気温は、日中が20oC近くで、朝は意外と寒く、たぶん、5-10oCくらい。今日の仙台の日中と同じくらいかも。夜には霧がかかり、地面は湿るくらいなので。。。意外と気温差は大きいです。会議では動植物を問わず、様々なゲノムの状況、ゲノムがあいているものは、そのあとのpostゲノムと言うこと。また、infomaticsのようなこと。低分子RNAなど、最初の頃から比べると、ずいぶん、幅広くなったのでは。今日は、Labとして重要なBrassica genomeとsmall RNAのセッションが。なるほどと言うところと、ある種の壁を迎えていて、その向こう側にどうやっていくのか、。。そこが悩ましい部分というのも。そうした壁を越えることを考えるのが、われわれに課された重要な任務なのだろうと。

 会議の詳細などは、また後日と言うことで。。。。ここでももちろん、英語という共通語。脳みそが不完全なグローバル状態。。。どうもこれだけは。。。あと、会場は空調が効いているというか、冷房が。。。。何もしないくらいのほうがと思う訳ですが。。。labで暖房をしている方が暖かく感じて。。。せっかく暖かいところにきたのに。。。

DSCN1214.JPG
 わたなべしるす

 PS. 夕方のセッション開始直前に、去年の卒業生で、今は出向の形で、遺伝研で仕事をしている前田君と。。到着して、直行だとか。若いというのは、。。。たいしたものです。彼と共同研究をしている三重大の諏訪部先生と一緒に夕食を。実験の話しとか、今日のセッションでの話しとか。ずいぶん盛り上がりました。

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育種学会 in 鹿児島

2013年10月13日 (日)

みなさんこんにちは。
私は現在、育種学会に参加するため、鹿児島にきています。
まず、仙台空港から伊丹経由で鹿児島まで乗ってきた飛行機。
これでした。
PA110212.JPG

モヒカンジェットというらしいです!!!
なんと、20年ぶりに空を飛んだということモヒカンジェット。
復刻版で、当時と同じ塗装にした飛行機をつくったらしいです。
調べたところ、定期運航はしていないということ!本当に偶然この飛行機にあたりました。
なにかいいことがありそうな予感。


そして、鹿児島に到着。暑い。

まず、驚いたことは・・・・・
PA110259.JPG

灰です。
桜島が噴火し、降ってきた灰。
そこらじゅうに灰が積もっていて、それを集めて専用の袋に入れ、専用の回収場所に捨てるらしいです。
驚き!!!!!!
そして、一日街を歩くと、目に灰が入ってくることがよくあり、夜顔を洗うとザラザラしていました・・・。
恐るべし灰です。

今も噴火しているのかなー、噴火してるところ見たいなー
なんて言っていたら。

PA130283.JPG

どーん!!!
普通に噴火していました。
これが日常茶飯事な鹿児島県民の皆さんはどのような感覚なのでしょうか・・・・。



そして、本題の育種学会。

PA130278.JPG

鹿児島大学で行われています。

私は本日、口頭発表で参加してきました。
大学院に入学してから、初めての口頭発表。
最終日の午後ということで、どれほどの人が来て下さるのか不安もありましたが、
たくさんの方に発表を見に来て頂き、たくさんの質問を頂きました。
これまでの研究を発表することができ、とても良い経験になりました。
卒業まであと半年を切っていますが、修論に向けて更に努力していきたいと思いました。


そして・・・・
無事に終わり、ご褒美!!!!ということで、

PA130286.JPG

本場の白熊を食べてきました!!!
これはベビーサイズ。レギュラーサイズはとても大きく、一人では食べられないほどの大きさでした。
右がノーマル白熊。左がストロベリー白熊です。

ノーマルも練乳が甘くとってもおいしかったですが、ストロベリーも生のイチゴピューレがのっていてとてもおいしかったです!!!


この他にも、黒豚のとんかつを食べ、
懇親会では黒豚のしゃぶしゃぶ、鶏飯、きびなご、そして伊勢海老のお刺身を食べ・・・
鹿児島グルメを満喫しております。

16日からは愛知でセミナーがあるので、それへ向けてエネルギー補給できました。
このセミナーのお話はまた今度・・・・


最後になりましたが、学会での口頭発表という貴重な機会を与えて下さった先生方、ありがとうございました。
今後、修士論文としてしっかりまとめられるよう、残りの期間やるべきことを見極めて頑張っていきたいと思います。

M2 曽根






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