東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

Plant and Animal Genome XXI

2013年1月16日 (水)

世界的に寒いみたいですね。

現在、アメリカ、カリフォルニア州はサンディエゴにおります、前田です。

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1/12〜1/16にかけて開催されている、
国際学会『Plant and Animal Genome XXI』に出席させて頂いています。

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名前の通り、かなり大きい学会です。
動物から植物まで、様々な分野の研究者があつまっております。


そんな中、昨日は修士論文研究の内容一部をポスター発表させて頂きました。
初めての国際学会であり、修論研究の目標でもありましたので嬉しいかぎりであります。



知り合った日本の方とお話する機会があったのですが、
修士で国際学会で発表、論文執筆はすごいとのこと。

当研究室はそれが出来る環境にあるということ。
恵まれた環境に感謝したいです。


論文でよく見かける方の講演もあり、興奮しました。


学会には企業ブースもあり、自社製品の紹介に勤しんでいました。
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僕はなぜか就活の合同説明会を思い出してしまいましたが。
こんな会社が集まっている合同説明会ならぜひ出席したいですね。

学会は明日が最終日です。
楽しみたいと思います。

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プレゼンの妙と。。。。(12/13)

2012年12月13日 (木)

 プレゼン、プレゼンテーションはどこまでやっても難しいというか、これで完成ということにならない。といつも思う。講義ももちろんであるが、出前講義で最後、はしょらないといけないことになったり。。そんなときに、ちょうど、分子生物学会で、プレゼンについてのフォーラムがあるということで、このHPでも以前にお知らせしました。3名の現在走っている科研費・新学術領域の代表を務められている先生方の発表であり、ある種の壁を突破されてきた方のということもあり、。。これはと思ったわけです。

 さて、実際には、筑波大・深水先生(転写代謝システム)、京都大・松田先生(蛍光生体イメージ)、徳島大・高浜先生(免疫四次元空間)によるものでした。それぞれの先生方のこれという重たい言葉は、いくつかありました。プレゼンを聞く相手の方は誰なのか。時間を厳守すること。あと、聞く相手との駆け引きもあること。練習をすることは当然ですが、何か新しいプレゼンをやろうとしたとき、3ヶ月前から準備をすること。使ってはいけない言葉(とりあえず、一応、軽く、こんな感じです。)、知彼知己、百戦不殆という昔からの格言、原稿は必ず書く、スライドは1枚で1分、自分の悪い口癖を知り直す、ゆっくりしゃべる、餅は餅屋であり、餅は肉屋でない。とても参考になり、しびれるプレゼンでした。

DSCN1095.JPG プレゼンの中身もすごかったですが、3名のプレゼンの全体としての終了時間が終わったこと。もちろん、お世話役の筑波大・小林先生、三輪先生のorganize力があるにせよ。感動でした。ありがとうございました。これを参考にして、プレゼン力を磨きたいと思います。


 わたなべ拝

 PS. 「餅は餅屋」というのは、自分の指導教官であった日向先生がよく使われる言葉で、プロに任せなさいと。なるほど、だから、餅は肉屋ではないのだと。。。何より、今回のプレゼンで語られていた多くのことは、どこかで日向先生がよく言われていた。「スライドは1枚で1分」とか。いつの時代も、よいものはよいのだろうと。また、本題ではなかったが、「Nobody is more interested in your work than you are.」ということをいわれた先生も。解釈はいろいろあるかもしれないが、「あなたの仕事を知っているのは、あなたが一番なのだ。」というように解釈もできるとか。この言葉も、日向先生が実験の責任についてしゃべるときに、「あなたに任せてある実験は、世界の誰よりもそのことを知っている訳なのだから、きちんとしなさい。」と。。。昔のひとはよいことをいっていたのだ。もう一度、ノートをひっくり返し見ることにする。出張が開けたら。。。

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第122回育種学会

2012年9月18日 (火)

9月14~15日に京都産業大学で行われた育種学会第122回講演会に参加してきました。

今回は育種学会では初のポスター発表ということで、多くの方に聞きに来ていただき、
有意義な討論をすることができたと思います。

また、全体的にも興味深い発表が多々あり、非常によい影響を受けました。

特に同年代の人が面白そうな発表をしていたことに対しては負けてられないという気持ちが強かったですね。

年二回の発表の場として他大学の方と交流することは半年周期のロングスパンでの非常に高いモチベーションの維持にもつながると思いました。

まず、いただいた意見を頭でっかちならず、身近なことから少しづつ自分の実験にフィードバックできていければと思います。

この場を借りて、発表の機会を与えてただきました渡辺先生、また、発表に関してお世話になった方々に深く御礼申し上げます。

京産大写真

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中々の立地条件でした。
暑いし、坂だし。
歩いただけで汗だくだく。

ですが、仙台の方が蒸し暑かった印象です。
山の中だから涼しかったのかな。


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日本育種学会 2012年度 春季大会 @ 宇都宮

2012年4月 2日 (月)

新年度一発目で恐縮です。
3月29~30日にかけて開催されました育種学会講演会に参加いたしました。

今回は2009年3月まで本研究室にて研究員として、さらに同年4月からは三重大学大学院の准教授としてご活躍されている諏訪部先生の育種学会奨励賞の記念講演がありました。
↓諏訪部先生プロフィール
簡単にですが、
諏訪部先生は野菜茶業研究所時代にB.rapaの根こぶ病抵抗性の研究に携わっており、その際に開発したBRMSマーカーはB.rapaはもちろん、アブラナ科植物において汎用性の高い素晴らしいマーカーであることが知られております。また、これらのマーカーは「あきめき」といった白菜の新品種の開発・育成にも活躍しております。上記にあげた内容は諏訪部先生のご活躍のごく一部の例でありまして、その他にも数多くの成果を今もなお残され続けております。
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※勝手に写真掲載すみません

恐縮ですが、私も今回の学会では口頭発表をさせていただきました。発表内容に関しては、まだまだであったため割愛させていただきますが、たくさんの方の発表を聞き、刺激を受け、自分の発表を省み、また今年度から頑張ろうという気持ちになれたことは大きかったと思います。

新年度がんばっていきましょう。

最後に、発表の機会を与えてくださいましたなべさん、また、発表でお世話になった方々へ感謝しつつ終わりたいと思います。

osca

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オーストラリアに行ってきました

2012年2月20日 (月)

タカダです
17日までオーストラリア メルボルン大学で開催された
PLANT REPRODUCTION FOR FOODに参加して参りました。
2年前の前回大会はイギリスのブリストルで行われ、当研究室からもたくさんの学生、PDが参加しましたが、今回は一人の参加となりました。
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発表は土地柄もあってか、オーストラリア・日本・中国の方が多かったように思います。
個人的な感想としては、重複受精に関する研究発表が非常に興味深かったです。
我々が研究対象としている花粉ー柱頭情報認識・伝達機構を含めて、植物の受精時には多くの細胞間情報認識・伝達機構が存在していると考えられております。
ここ10年くらいの研究で、関連する遺伝子の単離や、顕微鏡によるライブイメージングによる非常に興味深い映像が公開され、関わっている細胞の実態がわかりつつあります。
反面、研究は佳境を迎えつつあり、競争が激化していることを感じました。

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我々の研究テーマである自家不和合性については、それほど多くの発表があったわけではありません。最新の重要論文で見かける様な名前もあまり聞けなかったことが残念です。
我々が材料としているアブラナ科植物の胞子体型自家不和合性とは異なる、バラ科やナス科に見られる配偶体型自家不和合性機構に関しては、我々とも縁の深い奈良先端大高山先生のグループが昨年、非常にすばらしい報告を発表しているのですが、それまでに、いろいろなモデルが乱立しすぎたため、理解が難しくなっている様に思いました。

配偶体型自家不和合性研究を行う研究者の方々が、集まるような研究集会がありましたら、是非とも会場の隅でふるえながらでしょうが、聞いてみたいです。

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メルボルン大には、先輩で現在タキイ種苗で活躍されているEさんが
行っていたこともあり、街や大学の雰囲気も楽しみにしておりました。
大きすぎず、田舎すぎず、とてもいい感じの街でした。
あまりの楽しさに帰国日の朝は、ひどい二日酔い状態でございました。


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次回は、speakerとして参加できる様、精進いたします。
注目の次回開催場所ですが、ポルトガルとの噂を聞きましたが、公式HPでの発表をお待ちください。
TaKaDa















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