東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【学会発表】育種学会(渡辺追記)

2011年9月26日 (月)

先週の23、24日に福井で行われた育種学会に参加してきました。

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初の学会発表で、なおかつ口頭発表ということもあり、非常に緊張しましたが、
壇上に上がってみると意外と慌てることなく発表することができました。
先生方にも堂々としていたと評価していただき、とてもホッとしています。

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早くも学生生活も残り半年程度ですが、きちんと結果をまとめて出ていけるように、
これからも頑張りたいと思います。

広井

PS. 今回の学会で、来春授与される学会関連の賞の内定がありました。2009年1月まで、博士研究員として在籍していた、三重大・生物資源・諏訪部先生が日本育種学会奨励賞(アブラナ科植物における分子遺伝学研究基盤の構築と育種学的研究)を受賞されることが決まりました。共同研究者でもあり、うれしい限りです。今後ともよろしくお願いします(渡辺追記)。

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【招待セミナー】東京大学教養学部附属教養教育高度化機構科学技術インタープリター養成部門での招待セミナー「アウトリーチ活動の展開と小中高大連携の重要性」(7/1)

2011年7月 2日 (土)

 午後イチのセミナーは、先の自家不和合性のセミナーでしたが、それに引き続いて、これまで渡辺が行ってきた出前講義などのアウトリーチ活動について、プレゼン・討論する機会を頂きました。サイエンスをいかにわかりやすく一般に普及するかということは、今回の震災での様々な災害、福島原発など、渡辺自身も重要性を痛感していますが、東北大では、「未来の科学者の卵」というプログラムが進行しているくらいで、あとは、個人ベースです。それに対して、東京大学では、「科学技術インタープリター養成部門」というところが設置され、専門のプログラムが進行していることは、学ぶところが多いと痛感しました。今回の大地震の震源に近い、東北大として。

 講義では、通常であれば、渡辺が出前講義で使っている資料がどのような意味があって入れているのか、また、昨年の分子生物学会でも話をしたサイエンスイラストレーションの重要性について、before-afterの形式で、お話しをしました。実際に、こうした活動をしたり、将来、こうした活動をやってみようという学生さんたちの集団だけあって、とてもシビアな質問をたくさん頂きました。また、質疑をはさんで、実際に渡辺が使用しているプレゼンのシートなどをお見せして、どのような講義ができるかなど、また、どうやって、大学が小中高とつながるのかなど、deepな議論ができたのは、とてもよい刺激でしたし、これからの活動の方向性を考える上で、大変有益なものでした。何より感動だったのは、この活動に対して、実に細かな点まで注意深く疑問、質問を持っていることでした。渡辺のこれまでの経験が、少しでもお役に立てたのであれば、幸いですし、渡辺の方は、そんなことも考えられるのだと。感心させられ、これからの活動にいかさないとと。。。

DSCN0708.JPG 科学はもちろん、真理の追究という点で重要です。ただ、それをいかに一般の人にわかりやすく社会に発表するのかということは、今回の震災でいったい何が起こっているのか、一部の人だけがわかるのでは意味がないことは、誰しも痛感したことではないかと思います。そうした意味で、科学をよりわかりやすく、講義することに心がけることを実感しました。また、このプログラムを受講している学生さんのバックグラウンドが、文理に渡っているということでした。つまり、文系、理系関係なく、広く、アウトリーチ活動ができるような人材の育成も重要なのだろうと。

 最後になりましたが、こうしたプレゼンする場を企画いただき、招待いただいた、渡辺先生、佐野先生、深草先生に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。これからもよりよい交流を深めて、科学を広く社会に還元する人材育成、アウトリーチ活動ができればと思いました。また、ぜひ、伺わせてくださいと。。


 わたなべしるす

 PS. 午後いちで自家不和合性の話をしたのですが、夕方にかけてのこのセミナーでも、注目された方がいらっしゃり、昔お世話になった先生方をご存じであったり。。。やっぱり、世の中は、狭いのだなと、こんなところでも痛感したというか。よくできていると。

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【お知らせ】PCP表紙コンテスト 結果発表(5/12)

2011年5月12日 (木)

 2/19のHPで、第52回日本植物生理学会年会での、PCP企画「Cover Design Contest」他についてのお知らせをしました。残念ながら、3/11の東北関東大震災により、当日開催される予定の2つのPCP企画は開催できませんでしたが、PCP表紙コンテストは、on-lineでの投票を集計することで、結果が先日公表されました。

 みなさまが予想されていたものか、それともそうでないものか。お時間のある方はぜひ、結果のHPをご覧下さい。また、投票いただきましたみなさまにこの場を借りてお礼申し上げます。

DSCN1740.JPG PCPのeditorもあと半年ちょっと、少しでも良い論文が掲載され、高く評価されるよう、努力したいと思います。


 わたなべしるす

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【PCP企画】第52回日本植物生理学会年会での、PCP企画「Cover Design Contest」他。。(2/19)

2011年2月19日 (土)

 ちょうど4 weeks前になりました。仙台大会と言うことで、準備に追われる一方、様々な企画も考えるなど。。。。そこで改めて、PCP企画を整理しておきます。

 まず、今回バナーとして、追加したものが、「Cover Design Contest」です。これは、2010年に出版した、12冊の表紙について、どの表紙がよいかと言うことで投票頂いているものです。今年で3回目となり、初年度は年会会場でしかできませんでしたが、昨年からはnetでの投票も可能となりました。渡辺のHPの右下にあるバナーの「PCP企画 Cover Design Contest」をclickして、ぜひ、投票下さい。発表は、3/21の午後から行う、PCP企画シンポジウム「Impact Factorの真実と研究者評価」の会場で行います。

DSCN5246.JPG その、PCP企画シンポジウム「Impact Factorの真実と研究者評価」は、3/21の午後から、萩ホールで、IFを算出しているトムソン・ロイターの方に、その意味などをお話頂き、PCP編集に関わっている名古屋大学の松岡編集委員長、OUPの的場部長から、植物科学関係の雑誌の中のPCPの状況などが報告される予定です。何より、IFというのは、どう計算されるのか、また、普段の論文執筆活動で、その数値に変化を与えることは、われわれ研究者が可能なのかなど、分かっているようで分かってないことをお話し頂きます。

 もっとPCPと直接関係があるという点では、PCP企画「アクセプトされやすい論文投稿の仕方」というセミナーを、3/20, 17:15-17:45にA200で行います。論文を投稿するときに何が大事なのか、2年前の名古屋大会の時にも話となりましたが、今回もPCP編集委員長の松岡先生から、お話ししいただき、そのあとに、18:00-20:00にA304/305で「Meet the Editors」と題して、先の話を受けて、実際に自分のdataなどをお持ち頂き、論文投稿のご相談をhandlingをされるeditorの方々とできる仕組みを作りました。予約もできますし、当日の飛び込みも歓迎します。

DSCN0338.JPG では、仙台でお待ちしております。


 わたなべしるす。


 PS. 今年は仙台も例年よりは寒いと思いますが、雪があるわけでもなく、。もちろん、たまにうっすらと積もる程度はありますが。。。


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【学会発表】Plant and Animal Genome XIX in San Diego, USAの「Plant Reproductive Genomics」セッションに招待。(1/16)

2011年1月16日 (日)

 日本との時差が、17hrというかなり厳しい環境のアメリカ・カリフォルニア州・サンジエゴで第19回Plant and Animal Genomeが開催され、そのPlant Reproductive Genomicsというセッションに招待されて、18日まで学会参加です。日中はずいぶんとカリフォルニアの太陽がさして暖かいですが、夜になると、ずいぶんと寒くなる、寒暖の差が激しいところです。ただ、植物の花はいろいろと咲いていて、その意味ではとても楽しいところです。

 学会の方は、扱う材料が、動植物、微生物などDNAがあれば、何でもということもあり、研究材料を対象にしたもの、技術開発、現象に注目したものなど。。。いわゆる次世代シークエンサーが出たこともあり、minor cropでもwhole genome sequenceが可能になったことも、世界観が変わるのかもしれません。

DSCN0049.JPG また、世界各国からの参加はもちろんですが、あちこちで、中国語を聞くことが多く、日本人が外に出なくなって、というのと、linkしているようなことも感じました。また、外国の方は誰にでも話しかけてくることも。。。。食事をしていても、Tableがあいていれば、座ってくるし、話しかけてくるのには困りました。

 渡辺のセッションは、こちらの時間では、明日の夕方、そちらの時間では、明日の昼頃ですが、そのことは、また折を見て。

 
 わたなべしるす

 PS. 同じセッションで、昨年、Natureを共同執筆した、清水さんがその内容などを合わせてお話ししてくれました。

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