東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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【出前講義】福島県立福島高等学校・SSH総合キャリア教育講座「進路、人生をこれと思う方向に進めるために!!」(4/24)

2015年4月24日 (金)

 前回、福島高校に伺ったのは、年度末のSSH発表会の時。その頃から比べるとずいぶん暖かくなりました。というか、今年はずいぶんと春の気温は高いようで、いろいろないきものの活動時期は早いとか。ただ、夜温はそれなりに下がるので、日中と夜とで風邪を引かないようにしないと。。。

DSCN6791.JPG 今月2回目のキャリア教育の出前講義は、福島県立福島高等学校。いつもはどちらかというとSSHでも研究をしている方々にコメントする機会が多いのですが、今回は1年生全体に。ちょうど、この前の宮城第一高等学校での講義と同じ1年生。何より、ちょっと前まで中学生だったわけです。そんなことを踏まえて、。。最初に、これまでSSHでお世話になっていた橋爪先生から、渡辺のことを過分にご紹介頂き。。。1年生だからこそ、今から、将来のことを考えてほしいと。何より、渡辺の年齢の1/3以下と言うことは、これからたくさんの経験と失敗と成功があるわけです。それらをうまく生かして、がんばってほしいという思いを込めて。。。

DSCN6803.JPG 講義内容は、宮城第一高等学校と同じですが、高校によって反応はそれぞれちがっていて。渡辺が小学生の頃にやっていたあやとり、以外と難しいようですが、ちゃんとできた方もいて。そんなちゃんとで来た方には、渡辺の別刷をプレゼント。今回は忘れなかったのが、なによりで。ほっとでした。何かをやろうというきっかけになればと。また、ちょうど、昨日、一昨日が第73期将棋名人戦七番勝負の第2局。研究者の世界も厳しいと言われますが、将棋の世界から比べれば。棋譜を見てないので、細かいことがわからないのですが。挑戦者の行方八段が勝って、1勝1敗のタイに。意外と将棋が好きという方でも、昨日の結果を知らないというのは、色々な情報があふれていて、ということなのか。その当たりは少し気になりました。好きなものは、結構見ていたような気がするので。

DSCN6807.JPG また、渡辺が科学をやるようになったきっかけは、テレビアニメ。今の遺伝学への道は、NHK特集。そんな身近なところにあるのだと。それを大事にして、自然をしっかり観察して、日々の表現型の変化を知ることが、色々な道につながると。渡辺を1つのモデルとして話しましたが、良いところ、そうでないところ、いろいろあったと思います。それをヒントにこれからもがんばってほしいと。。。ということで終わり、質問コーナー。最初はずいぶん少なく、これはと思っていましたが、後半には、かなりシビアな質問も。最後まで答えることができず。。。レポートに書いておいてください。また、返事を書きますので。それにしても、昨今の教育問題などについてもしっかり考えていたのは、驚きというか、たいしたものです。その考えていたことを、大事にして下さい。

DSCN6811.JPG 最後になりましたが、今回のことを企画頂きました、福島高校・橋爪先生、細谷先生をはじめとする1学年の関係の先生方、ありがとうございました。これを機に、また、交流できればと思います。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 昨日の帰り道、ちょっとしたハプニングが。。。だんだんと年は隠せなくなりました。ちゃんと足下を見て、慌てないようにしないと。。。情けないというのは、こういうことなのだと。。。反省でした。。。。皆さんに、ご迷惑をかけることになると言うこともしっかり考えることにして。。。

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高校生の研究室訪問(福島県 磐城高校)

2015年4月23日 (木)

こんにちは!
M1のわたなべです!
本日は福島県の磐城高校の方たちが来てくれました。

なんと,皆様まだ1年生とのこと。

この年で大学院の研究室に訪問に来るなんて。。。
意識が高いですね。
ほんとに関心です。

それなのに僕ときたら朝から(以下略)
申し訳ありませんでした。。。
反省しております。

そして研究室紹介へ。

一組目の生徒さん達の時はうまく説明できずに
岩本さんの力をかしていただきました。

何とか一組目が終わり、一息つきながらも落ち込んでいると
増子さんが一言
「去年の岩本もかっちかちだったよーー」

元気でました。

去年の岩本さん、ありがとうございました。


二組目からは何とか順調に
増子さんからも説明を頂きながら(申し訳ないぼく)
DSCN1601.JPG
説明も形になり始めて
DSCN1612.JPG
去年の岩本さんの日記にもありましたが
フリーザ様(第一形態)にも助けられ
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途中で余裕も見せ始め
DSCN6757.JPGのサムネール画像
そんなこんなで無事最後までやり通すことができました!

生徒さん達は皆まじめで

いい意味でおふざけもあって
懐かしい気持ちにさせられました。

僕も初心に戻って
これからがんばろうと思いましたとさ。


これからまだ高校生活が三年もあるので
生徒さん達には今日のことも含め、いろんな刺激を受け、
いろんな可能性を探って
最終的に自分の行きたい道に進んでくれればいいですネ。


M1 わたなべ

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研究室訪問(磐城高校)

2015年4月23日 (木)

自己紹介以来の登場です.おかもとです.
今日は福島県の磐城高校の1年1組のみなさんが
東北大学訪問研修でなべ研を見学に来てくれました!!
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みなさん若いですね!私にもこんな時期があったんだなと思うとなんだか悲しくなってきます...笑
見学のほうは,簡単に研究室や実験室,実験機器などを紹介しました.
私も扱ったことのない機器類ばかりだったのでなべさんやM2の岩本さんなどに教えてもらい,
なんとか説明できてたかなと思います.
実際にピペットマンに触ってもらったりして研究者気分を軽く味わってもらいました.
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すごいおっかなびっくり触っていました.笑


最後に集合写真を.
岩本さんが勢いよくやってきて最高の笑顔を見せてくれました!!
(マスクでよくわかりませんが...)

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高校生は学校に帰ったらレポート作成があるそうで...
私のめちゃくちゃへたくそな説明でレポートが書けるのか不安ですが,
なべ研や科学に興味を持ってくれたら幸いですね.


M1 おかもと

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【研究室訪問】福島県立磐城高等学校・SSH大学訪問研修(4/23)

2015年4月23日 (木)

 多くのアウトリーチ活動は、こちらから出前講義というもの。その一方で、百聞は一見にしかず。研究室訪問と言うも、全体の10-15%くらいでしょうか。そんなのもあります。今年で4年目となったのが、福島県立磐城高等学校の大学訪問研修。毎年書いていることかもしれないですが、福島県の高校の先生には、渡辺がちょうど助手になったときから、大変お世話になっていたのでした。普通科でなくて、農業関係ですが、農業、畜産、加工など、それぞれのいらっしゃる先生方の専門は異なっていましたが、先端研修と言うことで、1年間、助手の時は、日向研究室で、岩手に移動してからは、渡辺の研究室で、その時代に合わせた、遺伝子関連の実験をお手伝い頂くだけでなく、学生さんの指導、圃場の管理など、こちらが学ぶところもたくさんあったのを今でも思い出します。そんな福島の高校の先生方にお世話になって、今の渡辺があります。なので、少しでも何らかの形で、お返しができればと。それがこのような形で、4年間継続できているというのは、ありがたいことです。

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DSCN6744.JPG 1年生全体を学内のいくつかの研究科、研究所、センターなどに分散して、クラスごとに訪問研修。今年度は1クラスが、生命科学研究科へ。いつもの半分 だった分、慌ただしくなく、ゆっくりと大学、大学院の研究室、そこでの活動を理解してもらえたのではないでしょうか。最初に、生命科学研究科といっても、 この前まで中学生だった高校1年生に大学院のことを理解してもらうのは、難しいこと。なので、今の片平の建物にいるのは、農学部の一部、理学部生物などか ら来ることができると。もちろん、それ以外の大学に入って、東北大の大学院に入ることもできると。つまり、一度失敗してもやり直しはできるので、高校、大学、その先でがんばってほしいと言うことを最初に、渡辺から全体にコメントして。

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DSCN6758.JPG で、今年度もご協力を頂いたのは、東谷先生、日出間先生草野先生。東谷先生のところでは、C. elegansの観察を中心に、日出間先生のところは、人工気象器をはじめとする植物の栽培環境と設備。草野先生と渡辺の所は、研究室の設備を中心に。渡辺の所は、居室、実験室など。渡辺のいすに座って、教授気分を味わってもらうと言うことも。意外と人気で、多くの生徒さんが座って、研究者になった感じは味わえてもらえたのでは。今回、研究科概要が年度替わりで不足していた関係で、月末には新しいのができるので、後日、お送りすると思いますので。。。もどって、復習すると言うことに使ってもらえればと。。。

DSCN6766.JPG 見学が終わったところで、集合して、クラス代表の方からお礼の言葉を頂きました。先日の古川黎明高等学校一昨日の宮城第一高等学校と同じく、しっかりとしたコメントでした。是非、大学院生として、一緒に学ぶことができればと思います。楽しみにしていますので。

DSCN6781.JPG 最後になりましたが、今回のことを企画頂きました、磐城高校の桑折先生をはじめとする関係の先生方、ありがとうございました。これを機に、また、交流できればと思います。また、説明をしてもらったM1の方々、ピンチヒッターでサポートしてくれたM2・岩本君、D1・辺本さん、スタッフの増子さんはじめ、みなさま、ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 昼食を挟んで午後からは、東北大学発祥の地である「片平キャンパス」の見学という形式での研修。自由形式の見学だったかもしれないですが、その自由にと言うのは実はくせ者。しっかり考えて、何をどうしたいのか、明確な目標を持つことが大事なわけです。で、100年以上前に、この片平の場所に「東北帝国大学」として設立された場所。そうした古い時代のいろいろなものがあると同時に、資料館もあります。そんな昔のことを考え、その時代背景とそうした基礎があるから、今があると言うことを学んでくれたのでは。科学を学ぶことは、その歴史を学ぶことでもあるわけですから。。。

 PS.のPS. 文末にもあったですが、M1の誰とは言わなくても、そのうち、HPに記されているかと思いますが、ちょっと遅れてきた学生さんも。説明をすることも大変だったと思いますが、時間を守るというのは、大事なことで。。。

 PS.のPS.のPS. この後、夕方にかけて、青葉山で会議。なにの??。。。「科学者の卵養成講座」に関して、今年度から採択された大阪大学の先生方と意見交換会。東北大には、このプログラムで6年の実績があると言うことで、。。。あと、以外と知られてないかも知れないですが、先に書いた、東北帝国大学が3番目にできたあと、戦前に、東北帝国大学の教員が関わる形でできたのが、大阪帝国大学。と言うこともあってではないと思いますが。。。いずれ、歴史の問題なのか。

 

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【出前講義】宮城県宮城第一高等学校・特別講義「進路、人生をこれと思う方向に進めるために!!」(4/21)

2015年4月22日 (水)

 昨日は雨でずいぶんと涼しいと言うより寒く、今日は日が出て、かなり暖かいと言うより日差しが強くて。。。この時期はどうも体調管理が難しいなと。。。片平もソメイヨシノが散って、シダレザクラの季節に。連休前にはさくらの季節も終わり、緑がいっそう濃くなるのではと。。。先週は、宮城県内でも少し北部の宮城県古川黎明高等学校へ。どちらの高校も以前は女子校。宮城第一は宮城一女高、古川黎明は古川女子高と。10年近くになるでしょうか。宮城県でも男女共学になるようになって、。。

DSCN6708.JPG 宮城県宮城第一高等学校では、昨年に引き続き、キャリア教育の講義。中学校から高校に入学して、まだ、2 weeksの授業を始めたところ。ようやく高校での授業とはこんなものというのになれた頃では。渡辺自身の高校時代を思い出すと、中学校より、ずいぶんと難しくなったなと。。。と感じているうちに、国語、英語は苦手に。。。では、そんな渡辺が大学に進学して、その先に何をやろうと入学当時考えていたか。。。あまりイメージがないのですが、理系というくらいは考えていたような。。。ただ、それから35年くらいたつのでしょうか。振り返って考えると、ちゃんと考えておいた方がよいなと言うことで、講義内容は大筋は去年と同じで、少しversion upして。。。いつものように辛口だったかもしれないですが、でも、この時期から少しずつで良いので、将来を考えることは、ある種の大局観を持つと言うこと。大事なことだと思いましたので。

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DSCN6717.JPG 例年通りと思いますが、座長は生徒さんが。最初に学年主任の先生から、渡辺の紹介。タオルの町、愛媛県今治市の出身で。。。せっかくでしたので、生徒さんに、今治と言えば、他には、。。。造船の町というのは意外と知られてなくて。。ただ、「バリィさん」は知っていても、それが今治のゆるキャラというlinkageがなくて。。。いろいろなものを独立事象でなくて、関連して覚えるというか、考える週間は大事なのではと。渡辺がなぜ、今のような研究をするようになったのか、自家不和合性とはどんなことなのかと言うことを最初に簡単に説明して、その後、渡辺の小学校から高校時代、さらには、大学、社会人となって、どんなことを今に至って考えているかと言うことを時間軸に沿って。小学校の頃、覚えた「あやとり」。自宅と学校は、片道2km。そんな距離を1年間毎日練習すると、覚えているわけです。いまでも。という、繰り返しやることの大切さを。今年は、3名の方が、ひとりあやとりをできて、マジックをしてくれた生徒さんも。とてもniceでした。

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DSCN6719.JPG では、渡辺が科学に興味を持った理由。それは何より、アニメの影響。マジンガーZ、ガッチャマン、仮面ライダーなど、底に流れている科学力とはということを解説して。。。今、テレビでそうしたものが少なくなったのも、科学に興味を持つことが少なくなったのか。自然とふれあうことが少なくなったからなのか。。。その当たりは、少し調査をしてみることが大事ではないかと。そんなアニメから科学への興味をもらった渡辺が目指したのは、ショッカーの世界征服の野望でなくて、Nature, Scieceに論文を載せて、世界一になること。何かをやれば、その上にはさらにすごい世界があるというのは、最後の所に書いた、科学者の卵養成講座の広報でも話題に。。。また、最近の高校生に思うことと言うことで、是非、グレーゾーンにもチャレンジしてほしいなと。

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DSCN6723.JPG 質問では、しっかり進路のことを考えてか、農学系を卒業したら、どんな就職先があるかなど、高校1年生としては、しっかり将来を見据えているなと。また、自家不和合性研究がどんなことに訳に立つのか。キャリア教育でしたので、サイエンスの話をあまりしていないのもあって。ただ、F1雑種育種には不可欠でこんなadvantageがあると。自家不和合性の基礎的なことだけでなく、応用面も理解してもらえたのでは。。。それ以外にもたくさんの質問を頂きました。ありがとうございました。たくさんの質問があったからと言うわけでなく、年度初めの多忙もあって、世界に向けての情報発信の写真を撮るのを忘れて。。。ちょっと残念でした。質問のあとには、1年生代表から、とてもしっかりしたお礼の言葉を。今回のことをきっかけとして、進路、人生を考えるようになってもらえればと思います。

DSCN6731.JPG 最後になりましたが、今回の講義を設定頂きました三文字先生をはじめとする、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 去年の仙台一高での講義でも、市内の小学校で出前講義を受けたと言う生徒さんがいましたが、今年の宮城一高でも4名ほど、同じような生徒さんが。。ただ、いずれもちょっと気になったのは、出前講義があったこと、一緒に連れて行った「はかせ」のことは覚えているけど。渡辺のことは???というのが、3名ほど。もちろん、1名の方は、理科専科の先生の名前もしっかり覚えてくれていました。それはそれで感動でした。提出レポートに小学校時代のレポートもつけて返却しますので、自分たちの成長の跡を思い出してもらえればと。。。こんなつながりができるのも、何年という継続のおかげ。ありがたいことです。

 PS.のPS. 講義のあとに、科学者の卵養成講座の今年度の募集計画についての概要説明。いつもは、あらかじめ準備頂くのですが、こちらの不手際もあり。。。昨年よりもずいぶん多く、50名を超える生徒さんに興味を持ってもらえたのは。また、何より先輩として、先月のリバーサイドでの海外研修をされた、2年生の佐藤さんが話をしてくれました。海外での経験がとてもpositiveな方向に働いたようで、しっかりちゃんとやることが大事で、他の学校から来る受講生に負けない気持ちでやらないといけないなど、今年度の受講生には、良い刺激になったのではと思います。佐藤さん、ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS. この原稿を書いているのは、翌水曜日。午前中には、木曜日に研究室訪問をされる福島県立磐城高等学校の先生方が、研究室訪問について前準備の打合せに来られて。。。明日の訪問だけでなく、色々と議論できました。ありがとうございました。明日、楽しみにしております。

 

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