東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

窮地、同時、研究(8/29)

2017年8月29日 (火)

 小笠原諸島の近くに台風15号が発生した。この前の台風5号では、ずいぶん豪雨の被害が出た。上空の気流の関係で、また、動きが左右されるのであろうが、何事もないことを祈るばかりである。そんなしばらく先の問題ではなくて、今朝の問題。一瞬、何が起きたのか、2011年の震災以降、携帯が鳴ると何かと思う。それも早朝の06:02に。。。携帯の文字列を見て。。。「政府からの発表 2017/08/29 06:02 ミサイル発射。ミサイル発射。***からミサイルが発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難して下さい。 総務省消防庁」。今日から出張の愛媛県、香川県の方にはそんなことがあると少し前に予報というか、予告が。。。それがこっちにと言うのは、聞いてない。。。テレビをつけても、たしか、同じ文字列で画面いっぱいに。。。かなりのピンチというか、窮地というか。。。テレビでもインタビューされていたが、どちらからどちらにというお知らせもなく、何を持って「頑丈な建物」と思えばよいのか。。。瞬間的に色々なことを思ったが、外に出るよりはよいと言うことで、そのまま睡魔に。。。

20170829175534-1da6e53754dd04a6201aad0ae6394db0ac60dadc.JPG ただ、冷静に考えると、今日からの出張に向けての移動手段の運転状況の確認をしないと。。列車などには遅れがと。。。こんな時こそ、同時にあれもこれも考えるようにしないと。。もちろん、冷静に。慌てるとろくなことがない。まずもって、忘れ物をしたり。。。電子物であれば、fileを送ってもらうなどできるが、そうでないものは、まずもって無理がある。ただ、子供時代を考えると、クワガタムシ、カブトムシをgetするために、虫取り網、ピンセットなど、可能な限りのものを同時に動員して、危険を回避しながらトライした。もちろん、危険が目に見えるので、この場合はやりやすいのかも知れないが、今朝の場合は、目に見えない分、こまったものであった。8月も終わり、こんな時期にもクワガタムシは見つけられるのだと。。。生きている状態でなかったのが極めて残念であったが、大きな力で潰されたというか、衝突なのか。。。そういえば、農学部の助手をしていた頃、夜に虫取りに行くとき、車は手前に止めて、足下を気にしながらといわれたのを思い出した。そんな危機管理ができていれば。。。生きたクワガタムシ(それも、子供の頃であれば、かなりrareなノコギリクワガタか、ミヤマクワガタだったようなので。。。残念感が。。。)を見ることができたのかもと思うと、申し訳なかった。というか、無念なのでした。。。

 そんな色々なことが同時にあった火曜日であるが、教育研究に携わっているという点では、「2017年度・全国学力調査」の結果が。問題そのものを見てないので、正確なコメントは難しいが、いつも言われる応用力という文章力・論理的説明力のようなものなのであろうか。高校までを過ごした愛媛県。小学校6年生では上位に名前が。中学校3年生では。。。消えていて。この3年間で何が起きているのか、十分な研究が必要なのであろう。そんなことを見越して、この時期に「日本科学教育学会」での発表をお願いされたのであろうか。「学力調査」といっているが、最終的には「生きる力」になるような。。。言い換えれば、今朝のような危機管理に対して、日頃から意識できるようになれば、物事は少し変わってくるような。。。危機管理のプロの言葉に「悲観的に準備し、楽観的に対応できる」ようにと。。。たしかに、そうなのかも知れない。無事、学会でしっかりした講演をして、帰還できるように。そんな火曜日であった。

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 わたなべしるす

 PS. 木曜日に予定されている学会発表。中身の細かなことは、また、このHPからお知らせするとして。。。議論の中で、それぞれの時代に何をするのか。。。難しい話ですが。。1995年だったでしょうか。仏国に出張したとき、岡山大・農学部の先生とご一緒して。。。その先生が「20代でがんばったことが、30代で活きるわけだよ。30代の頑張りが40代で。。。」。ちょっと背伸びかも知れないけど、できるだけ物事を俯瞰的に見ることができるようになる、そんなことができたら、見える風景であったり、よいこと、足りないことなどが、見えるのでしょうかと。。。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。




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