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お知らせ

宮城県立宮城第一高校・SPP特別講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性--花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構--、博士になるとは?研究者とは?---いろいろな出会いがあり、決断があり、そして。。。---」 (11/17)---追伸(11/25)

2009.11.20

 JSTがサポートしているプログラムとしては、SSH, 科学者の卵養成講座の実施、運営、サポートなどを行っていますが、3つ目として、SPPというプログラムのお手伝いをしました。宮城県立第一高校で、以前までは、宮城県立宮城第一女子高校と呼ばれ、SSHを実施していた時期もあったそうです。理数科があり、その理数科の1年生の生徒たち、80名に11/17の午後を使って、「自家不和合性」というサイエンスの先端を講義するとともに、「キャリア教育」も行いました。東北大学に近いこともあり、学内の多くの理系の学部に講演依頼、研究室訪問をしているようです。「キャリア教育」は、科学者の卵で行って以来、すでに、5回目となります。来月にも2回予定しており、こうした教育の重要性を感じて、いただいていると言うことではないかと思っております。

http://www.ige.tohoku.ac.jp/cgi-bin/prg/watanabe/news/news.cgi?mode=dsp&no=140&num=5

http://www.ige.tohoku.ac.jp/cgi-bin/prg/watanabe/news/news.cgi?mode=dsp&no=139&num=5

http://www.ige.tohoku.ac.jp/cgi-bin/prg/watanabe/news/news.cgi?mode=dsp&no=137&num=5

http://www.ige.tohoku.ac.jp/cgi-bin/prg/watanabe/news/news.cgi?mode=dsp&no=131&num=15

 受講した生徒さんの中には、科学者の卵の受講生もおり、プログラムが広がりを見せていることを実感するとともに、その受講生さんたちが、クラブ活動として、実験をしている内容についての発表も拝見しました。花粉の発芽実験に、塩(NaCl)と糖(ブドウ糖、ショ糖など。)がどのように影響するかというものでした。1年生でしたが、いろいろと考えて、きちんとプレゼンをしていたのには感心しました。花粉の発芽培地には、ホウ素(B)を入れるのが、必須のようでしたのでそうしたコメントをしておきました。次回の発表での発展が楽しみです。

 11/21には、10名近い生徒さんと担当の小松原先生で、研究室見学といくつかの実験でいらっしゃいます。そのときに、実験の相談など、また、議論できることを楽しみにしております。


わたなべしるす

PS. 本日、受講された生徒さんのコメントをまとめたfileを担当の小松原先生から頂きました。80名近い生徒さんですので、感じ方も様々だったようですが、サイエンスの講義を楽しんだという生徒さん、キャリア教育が自分の進路を決める上で役に立ったという方、研究者になりたい、遺伝学を学習したい、自家不和合性に興味を持った、農学部・植物・食の大切さを理解したなど、多様なコメントと頂きました。

講義をしたことが、様々な形で刺激になったことを確認でき、渡辺としても幸いでした。とても良い1日でした。コメントをくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。また、どこかでお会いしましょう。(11/25)

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