TOP > NewsRelease(お知らせ)

お知らせ

SSH指定校・鹿児島県立錦江湾高校での科学講演会(10/6-8)

2008.10.06

10/6-8 にJSTがサポートしているSSH(Super Science High School)事業の指定校である鹿児島県立錦江湾高校で、アブラナ科植物の多様性、自家不和合性等をtotal 4回講義します。鹿児島県は、桜島ダイコンの本場であり、このような大きなダイコンができる、育成された何かがあるのだろうと、そんな話もして、東北地区での「SSHアブラナプロジェクト・ミニコンソーシアム」を全国に展開するときに、キャベツ、ハクサイだけでなく、ダイコンも利用できる話をしました。

SSHでは、鹿児島大学と緊密な連携をとっているようで、毎週、指導を受けているのには、指導をされる大学の先生方に感心しました。dataを持ち込んだ高校生に対して、研究室の学生への指導と同じレベルで議論をされていた大富教授のスタンスには、感動しました。東北地区でのSSH工への指導のとき、見習わなければならないと思いました。もちろん、こうしたSSH活動を支える学部生などのTAの方々の指導の賜物であり、東北地区でも見習う必要性を感じたのでした。継続して、科学指導をする重要性を感じました。

明日は、植物からDNAを調整する実験を指導します。無事に、とれて、白い析出を見せることができれば、植物、分子生物学に興味を持たせることができるのではないかと思っています。「桜島ダイコンプロジェクト」もできるように、種子の手配なども行い、桜島大根と二十日大根のような交配ができればと思っています。

10/7です。放課後には30名近い2-3年生が集まり、バナナからDNAをとる実験を行いました。実験そのものは、8月の出前講義で、SAの方たちが、小学生に指導していたもので、そのprotocalをもらって、実際にやってみました。みるのと、やるのは、大きな違いで、かなり苦戦しました。それでもよくできたprotocalで、全員がDNAをみることができました。なによりです。明日は、1年生に「科学の楽しさ、植物研究の不思議」を教えることができればと思います。

10/8です。100名を超える1年生に、科学をすることの楽しさ、大学での研究、植物の生殖の不思議、アブラか植物の多様性などを講義しました。理数科で全員がSSHに参加しており、いくつか質問もいただきました。是非、自分の進路を決めて、がんばってください。放課後に最後の質問などに来てくれた生徒さん、これからの発展を祈っています。

Total 3日間、缶詰状態で盛りだくさんのSSHの生徒さんとふれあい、工大連携の重要性を感じました。是非、来年以降も継続できればと思います。

お世話になった先生方に感謝して、終わりとします。

わたなべしるす

[戻る]

ページの一番上へ

Copyright © Lab. Plant Reprod. Genet., Grad. Sc. Life Sci., Tohoku Univ. All Rights Reserved.