東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

黒っぽく見える理由

2019.07.24自宅

群馬県立高崎女子高等学校

石田圭奈

黒っぽく見える理由

布や紙、道路など物が水で濡れると黒っぽく見えます。これは光の反射の仕方が変わることによるものです。

物体の表面は凸凹しており、乾いているときは光が乱反射し白っぽく見えます。水に濡れると水が凹凸に入り込み表面が平らになるので、光が正反射するようになり、観察者の目に入って来る光量が減少し、色が暗く見えるようになるそうです。

更に、光の一部は水の中に進入しますが、屈折率の関係で、水の外に出てくることが出来ず、最終的に物体に吸収されてしまいます。その結果、更に色が暗く見えるようです。

ちなみに、写真は、家にあるマイクロファイバータオルです。水をはじいているのは、表面張力の影響です。