東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

「Euglena」

2019.08.24

秋田県立能代高等学校

中村 響

「Euglena」

ユーグレナという言葉をご存知ですか?私は、飲食店で見るまで見かけたことがありませんでした。
これは、鞭毛を持っていて運動性のある藻類の総称だそうです。有名なのがミドリムシです。ユーグレナは運動をするのに、葉緑体を持っています。とても不思議な生物です。さらに、光合成によって独立的に栄養を得たり、捕食によって栄養を得たりするそうです。
動物か植物かの区別が難しい単細胞生物の例として、ミドリムシが好例としてよく挙げられるそうです。ちなみに、ユーグレナは動物でも植物でもない原生生物に属します。ユーグレナの分類を巡る議論が、原生生物という分類を作る1つの契機となったことも、調べてわかりました。
現在の植物細胞は、シアノバクテリアと原核生物が共生して生まれたとされていますが、この時に、運動性のある原核生物とシアノバクテリアが共生してこのような生物が誕生したのでしょうか。それとも、進化の過程で運動性を得たのでしょうか。
やはり、生物は奥が深く、興味深いです。