東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

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令和2年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

大量発生の虫 その正体とは...??

2020.09.22仙台市

仙台市立仙台青陵中等教育学校

鈴木文那

大量発生の虫 その正体とは...??

 皆さん,こんにちは!仙台青陵中等教育学校4年(高1)の鈴木文那です。
 そろそろ毛布が必要な寒さになってきましたが、ほんの少し前までは寝苦しくエアコンが欠かせない日々が続きましたよね。今日お話しするのはそんな猛暑の日に起きたちょっぴり気持ち悪い出来事です。

 その日はとても暑くエアコンなしでは寝つけないような日でした。私はドア、窓を閉め、エアコンのスイッチを入れました。おかげで快眠!!気分が良いままベッドから起きました。しかし初めは気がつかなかったのですが、部屋のあちらこちらに何やら黒い塊が...。よく見てみると小さな虫が集まり、死んでいるではありませんかぁぁぁ!リビングでも風呂場でも同じようなものがありました。

 解決策を探るべく調べていると、その正体は「クロボネキノコバエ」ではないかという結論に至りました。このハエは網戸をも通り抜け家に侵入するのだそうです。しかし夜中は窓も閉め切っていたはず。となるとこのハエはエアコンから侵入してきたことになります。毎年夏が来る前にエアコン掃除はしているのですが、、、悲しいです。エアコンの内部は暗所で湿度も高く、電気のために暖かい空間なので虫たちにはもってこいの場所なんだそう。そしてもうひとつの疑問、何故ほとんどのハエは死んでいたのでしょうか。このクロボネキノコバエの寿命は4〜10日とのこと。エアコンの外に飛び出した頃には寿命であったということなのでしょう。少し可哀想な気もしてきました。
 
 虫が大量発生していることをブログに書くのは気が引けたのですが、友達や近所の家庭でも同様の状況が起きていたと知り、初めてブログを書いてみました。去年の冬が暖かく、虫にとって過ごしやすい環境が作られ、大量発生につながったとみられています。今後、暖冬だなと思ったら次の夏が来る前にエアコン掃除を念入りにしておくことをお勧めします!!!