東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和3年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

解剖してみました

2021.07.07

山形県立鶴岡南高等学校

伊藤さや

解剖してみました

こんにちは。山形県立鶴岡南高校1年の伊藤さやです。
3回目の投稿で紹介した「ヒペリカム」を観察していたところあまりにも中身が気になったのでカッターを使って解剖してみました。

カッターを入れると、表面はりんごとトマトの皮の中間くらいの硬さで思っていたよりも楽に切れました。中を開くと種子のような小さな緑色のつぶつぶがたくさん出てきました。断面図を観察してみる種子のようなものが表面のくぼみにそってくっついていることがよくわかりました。実の見た目も断面図も可愛らしくお料理の飾りにも使えそうです。

中は果実のような身の部分が多くを占めているだろうと思っていましたが、大部分が種子のようなもので驚きました。「植物も子孫を残そうと一生懸命なのだろう」と感じました。ヒペリカムを食べる動物はいるのか、自分でタネを散布するのかといった子孫の残しかたはよくわかりませんでした。もうしばらく実の観察を続けていこうと思います。また、自宅にある顕微鏡でも色々と観察してみたいと思います。