東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

科学者の卵養成講座

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令和3年度 まちかどサイエンス

科学者の卵たちが見つけたちょこっとサイエンスをご紹介します。

食料自給率に関する不思議

2021.12.19学校

山形県立鶴岡南高等学校

伊藤さや

食料自給率に関する不思議

こんにちは。鶴岡南高等学校一年伊藤さやです。
今回は食に関する数値「食料自給率」についてです。

カロリーベース総合食料自給率は、基礎的な栄養価であるエネルギー(カロリー)に着目して、国民に供給される熱量(総供給熱量)に対する国内生産の割合を示す指標です。

カロリーベース総合食料自給率(令和2年度)
=1人1日当たり国産供給熱量(843kcal)/1人1日当たり供給熱量(2,269kcal)
=37%

生産額ベース総合食料自給率は、国民に供給される食料の生産額(食料の国内消費仕向額)に対する国内生産の割合を示す指標です。

生産額ベース総合食料自給率(令和2年度)
=食料の国内生産額(10.4兆円)/食料の国内消費仕向額(15.4兆円)
=67%

というように何をベースにするかによって食料自給率の値が大きく変わってくるようです。私たちがよく知っている食料自給率はカロリーベースだったということがわかりました。てっきり、重さがもとになっていると思っていたので驚きです。数値によって世界の見方が大きく変わりそうですね。

参考:https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/011.html