東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

元気に生長中です(工:大和田莉央)

2015年10月19日 (月)

図1 収穫した豆苗入りスープ

こんばんは、工学部の大和田莉央です。

最近報告できない日々が続いていたのでまとめて報告します。

豆苗について

 豆苗1回目の収穫は、図1に示したようにスープに入れて美味しくいただきました。

とりあえず豆苗の栽培がひと段落したので、気づいたことや、次やってみたいことについて述べます。

20151019234922-e069d223cd3fafceff463f562231a76c04dd2727.JPG   図2 10/19 22:45撮影

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図3 コップから取り出したときの様子(横から) 根のほとんどがスポンジとコップの隙間に伸びている

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図4 コップから取り出したときの様子(下から) 根の何本かはスポンジの中を通って下に伸びている

・図2に示すように、茎と種の境目あたりが赤くなっていました。市販の豆苗では見たことのない状態だったので驚きました。水不足が原因なのでしょうか?もうすこし観察してみようと思います。

・今回は種の下にスポンジを敷いて水はけがよくなるようにしてみたのですが、根の多くが水を求めてスポンジとコップの間に入ってしまいました(図3)。なので次回は、スポンジに穴をあけるか、網を用いるかしてみようと思います。

・スポンジにある程度根が張るまでは、水替えができなかったので根が張っていない状態でも簡単に水替えできるような仕組みを考えたいです。

現在、収穫後の豆苗は水を換えつつ、続けて栽培中です。また、今は新しいコップなど、材料が足らないため、必要なものが揃い次第2カップ目の栽培に入りたいと思います。

ハツカダイコンについて

20151021232901-3870e3c2bb7f516537cf2cddd1973deab6898cf9.JPG図5 苗の番号

 今回もそれぞれの苗に振った番号を用いて報告します。(図5)

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図7 10/21 6:38に撮影したハツカダイコン(鉢)の様子

 ハツカダイコンは前回の投稿よりもさらに生長し、現在最も背が高いのが⑤(5cm)、最も葉が大きく生長が早いのが①となっています。(図6)①の最も大きい本葉は2cm程の大きさになりました。本葉は子葉とは異なり、葉の表面がしわしわで毛が生えています。(図7)

水やりは前回の反省をもとに、土の乾燥ぐあいを調べるためにスプーンで苗の根を傷付けないように気を付けながら少し土を掘り返してみました。その結果スプーンに湿った土がほとんどつかなかったため乾燥していると判断し、10/19に水160mlを与えました。

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図8 植え替えた苗(パック)の様子

ここで気になっているのは、間引き後にパックへ植え替えた苗と、鉢に残した苗の生長ぐあいの差です。パックに植え替えた②と④は、間引き前は①~⑥の中で最も大きく生長していたのですが、その後全く背は伸びず、子葉は丸まってきてしまっています。この原因としては、鉢よりも容積の小さいパックに入れていることが考えられます。もしこのまま乾燥しすぎない程度に水をやっていたら、いずれ枯れてしまうのでしょうか?それとも小さなハツカダイコンができるのでしょうか?鉢の方の苗と比較しつつ様子を見ていきたいです。

ホウレンソウについて

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図9 発芽したホウレンソウの様子

 ホウレンソウは、鉢に移し替えてから4日目の本日10/21に一つ目が発芽しました。長さ7mm程の細長い葉が2枚出てきました。ハツカダイコンと比べるとだいぶ遅い種まき&発芽だったのでひとまず安心しました。しかし、葉の先端が黄色になってしまっています。

ホウレンソウの葉の変色の原因を調べてみると

、・酸性土壌では発芽しても、生育初期に葉が黄ばんで、成長が止まる。(家庭菜園と実のなる木

 ・寒冷期の霜や寒風(eグリーンコミュニケーション 住友化学園芸

というものがありました。

現在、ホウレンソウの鉢は室内に置いているのですが、室温は22℃であり、20℃以下になったことはまだないので、土壌の質が原因かもしれません。とりあえずもう少し様子を見て、さらに植え替えるかどうか決めようと思います。

2015.10.21 晴れ 室温22℃

コメント

工学部・大和田さん

遺伝の渡辺でございます。久しぶりの投稿ですね。図版の挿入の仕方、それぞれがわかるように、図1というようにしているのは、読む側にも親切でよいですね。豆苗の味、次回でもよいのですが、市販のものとの比較等、いわゆる、対照実験をすることは大事ですので。そんなことを考えてみて下さい。

あと、図の説明を図の下に入れているのは、基本ができていますね。他の受講生も知っている方もいると思いますが、図の説明は、図の下に、表の説明は表の上に。これを覚えておいて下さい。図4のスポンジの下の「根」がきれいに伸長しているのが、よいですね。茎と種子の境目が赤くなっている。正確にはわかりませんが、何かのストレスがかかっている可能性が。最初に吸水させたと思いますが、その時に、わかりませんが、水道の水の塩素が少し入っているのが、よくない可能性は。渡辺の感覚ですが。新しいチャレンジにおいては、他の受講生の記事を是非、参考にしてみて下さい。網であったり、スポンジに穴。おもしろいと思いますので。

ハツカダイコン、水をやった量を160mlという形で、計測しているのも、niceですね。植木ばちの水管理はよいのでは。パックの方ですが、植え替えの残りの方。このパックの下などに穴が空いていますか。植木ばちは、素焼きなので、通気性があります。パックに通気性があれば、よいのですが。それだけ、記述がこれまでなかったような。あったらすみません。ないときは、是非、穴を開けてoKなら、通気性を維持して下さい。

ホウレンソウ、難しいと言ったかもしれないですが、酸性土壌はあまりよくないかも知れないですね。どこかで「灰」を手に入れられませんか。例えば、芋煮会の時の灰とか。そうしたものを少しあげると、塩基性に土壌の質が変わるかと。やってみて下さい。あと、低温もよくないですね。来週は朝は、6oC近くまで下がるという日もあります。気をつけて下さい。

わたなべしるす

旧展開ゼミ